【スペシャリスト・インタビュー】杉田昌夫 ~若手を育てるスペシャリストという道~

2019.12.17 働く人

個性豊かなメンバーが集まるALHでエンジニアとして活躍する社員を紹介していくこの企画。

今回はエンジニア歴22年のスペシャリスト、DSUの杉田さんにお話を伺いました。

杉田 昌夫(すぎた まさお)
Development Scale Unit (通称:DSU)所属。開発一筋20年。
現在はスクラム開発でWebアプリを作っている。フロントエンドからバックエンドまで幅広く勉強する日々。IT資格マニア、マラソンランナーとしての顔も持つ。

移り変わりの早いIT業界だからこそ勉強し続ける熟練エンジニア

―エンジニア歴はなんと20年越えの大先輩とお聞きしていますが、今までどのようなことをされてきたんですか?

今のALHの前身となった会社に1998年に新卒で入社後、いろいろなプロジェクトに関わってきました。わかりやすく開発言語で例えるならアセンブラ、C、C++、Java、Python、Ruby、PHPなどのプロジェクトですが、言語にとらわれず、様々な業務知識やアーキテクチャを学んできましたね。現在はサービスオーダーシステムを作るプロジェクトに携わっていて、基本的にはスクラム開発という手法で開発を進めており、領域はフロントエンド、バックエンド、DBなど全ての領域を担当しています。
スクラム開発については日本のトップコンサルタントである吉羽龍太郎さんの文献はよく参考にさせて頂いてます。

スクラム開発
スクラム開発はアジャイル開発の代表的な手法の一つ。チームのコミュニケーションを重視しており、プロダクトへの要望を優先順位ごとに並べかえ、その順に機能を作るなどの特徴がある。

―担当領域は全部ですか!!バックエンドだけでもまだまだ未熟な僕からしたら神様のように感じます..

―資格も沢山取得されていると聞きましたが?

そうですね。システムアーキテクトを始め、データベーススペシャリスト、情報処理安全確保支援士、応用情報技術者、CCNA Routing and SwitchingやLPIC-3 Specialty LPI-303 Securityなど20個以上の資格を取得しました。

―予想をはるかに超えた資格の数で驚きです!!資格を取得して仕事に役立っていることはありますか?

具体的に、ここにすぐ役立ったとかではないですが、体系的にコンピュータの知識を身に着けるので、「これはここでこうなってるからこうなんだ!」と点と点が結びつくようなことが多くなりました。

―例えばどういったことですか?

例えば、改修によってシステムのパフォーマンスがいきなり落ちるような場合、初心者エンジニアは自分のコーディングに問題があると焦るような場合があります。しかし、熟練のエンジニアであればメモリやCPUに原因があるんじゃないか、DBに書き込むような処理が増えたからじゃないかとすぐ分かるようなことがあります。これは基本の仕組みの部分を知らなければ一生結びつかないところだと思います。

―よくわかります!やはり体系的にシステムを理解しているからこそ、本当の意味で良いシステムが作れるのだと僕も以前のプロジェクト先で実感致しました。

スペシャリストとして若い世代に…!!

―杉田さん自身の強みって何だと思いますか?

どんどんスピードを持ってやってみよう!とガンガンに仕事を進めていけることが私の強みだと思います。
困ったことがあっても知識や経験から当たりをつけることが出来るので、スピードを持って進めていくことが出来ますね。

―知識や経験が豊富な方と一緒に働けることは、若いエンジニアにとっても貴重な経験になりますよね!

私も若いころ自分が何を何のためにどういう仕組みでシステムを作っているのか分かっていませんでした。その為、主体性もなく何も提案が出来ずに辛いことがよくありました。だからこそ長く働いているスペシャリストならではの知識や考え方の部分は、若い世代に伝えていかなければいけないと思っています。

―素晴らしいです!社内からも杉田さんの技術力や仕事の進め方を評価する声は多いですもんね。ちなみにご自身でどのあたりがスペシャリストとして評価されていると思いますか?

やはり自分の技術や知識だけでなく、少しでもそういったスキルを社内のエンジニアに還元しようと、アウトプットしている姿勢はスペシャリストとして評価して頂けているのかと思います。

―杉田さんが社内SNSでよく技術系投稿をされているのは、そういった「次の世代へ」という想いからだったんですね!

そうですね!また、もちろん私だけでなくエンジニア同士で社内SNS投稿や勉強会イベントが盛んになっていること、発信した内容や姿勢が評価されるようになってきたことは、会社としてもとても良いことだと思います。

―ですね!もっともっと今以上に自分たちが磨いたスキルを発信できる場や、それを評価して貰える場を増やしていきたいですね!

そうですね!ただ若い世代の方が実際に何で困っているのかが分からないので、そういったことを若い世代からも発信して頂ければ相互に盛り上げていけるかと思います!

―改めてエンジニアに必要なスキルやマインドは何だと思いますか?

まず言われたことをただやるのではなく、何のためにこれをするのか本質を考えて仕事をすることですかね。しっかりと理解せずにシステムを作ったりすると、その時は良くても後で詰まってしまったり、何かあったときに対処が出来ません。

―たしかに本質を理解するって大事ですよね!

あと伝え方はとても大事だと思います。まずは何を話すにしてもしっかりと目的を伝えること。話す内容に関して相手が何をどのくらいの深さで知っているのかを考えて話すことはとても大事なことですね。

―では最後に、今後ALHでどういったスペシャリストになっていきたいですか?

Webアプリ開発を専門に常に最新の技術を学び、同時にスクラム開発をもっと研究しスクラムマスターとして活躍していきたいと思います。またALHのスペシャリストとしてもこの技術やスキルを若い人たちに伝えて、スキルの高いエンジニアを育てていきたいですね。

―本当にそのマインドに尊敬します。趣味のマラソンも記録を伸ばしていることがうなずけます。

まあ、体が資本っていうのもありますが、何かを突き詰めてアウトプットしていくことがスペシャリストとの共通点だと思います。

―今回杉田さんの話を聞いて、ひとつのスペシャリスト像が見えた気がします。ALHとしても、杉田さんのようにスペシャリストとして認められている方のモデルを示していくことで働き方やキャリア像が伝えられたらと思っています。本日はお忙しい中ありがとうございました!

こちらこそありがとうございました。


編集後記
(editor’s postscript)

今回スペシャリスト特集と言うことで、一番に感じたことは「杉田さんすげえ!」でした。扱えるプログラミング言語の数とかじゃなく、プロジェクト内での立ち回り方やシステムの全体像の見え方がすごいと思いました。

スペシャリストだから出来るマネジメントの仕方があるんだ!

マネジメント者って何も技術がダントツで優れているとか、何聞いても分かるという訳ではないんですよね。チーム内の進捗をしっかりとヒアリングして、納期が厳しい場合は調整する。何か技術的に困ったときは相応しい人をアサインする。そういった方がマネジメント者として優秀な方だと思います。しかし、システムを作る上で絶対に考えないといけない体系的な視点を持っている。技術的に分からないことは聞けば何でも答えられる。そういった杉田さんのようなスペシャリスト的なマネジメント者もとても頼れるリーダー像だと思いました。

スペシャリストの方とは見えてるもの、考えていることが圧倒的にレベルが違うと改めて実感!

例えば、僕のような若手エンジニアは極端に言えば、システムを「動けばいい」という視点で作っていることがあります。それをレビューに持って行って「そんな風に作ったら今後メンテナンス大変だよ」とか「性能ガタ落ちだよ」と言われるようなことがあると思います。そういった時に「え、そんなとこまで考えてんの?」と見えてるものが違いすぎて差を感じることがあるのではないでしょうか。今回杉田さんの話を聞いて全く同じ感覚になりました。

新しい技術や知っておくべきことに対して、アンテナの感度が段違い!

優秀なエンジニアの方々に共通することは「常に最新の技術や考え方を持とう!」と、常に業界の流行などに敏感なところだと感じました。社内SNSでの他の社員の方々の投稿を見ていると、どこからそんなの知ってくるんだと情報収集能力の差を感じることが多く、その意識の差がエンジニアとしての差になっていくんだろうと、このインタビューを通じて再認識させられました。

会社として杉田さんのようなスペシャリストのキャリアを描く人が、もっともっと増えるような活動を続けたいと思います!

渡部健太
ALH株式会社 Entry Management Unit (通称:EMU)所属。
2017年中途入社。開発エンジニアとして携帯キャリアのプロジェクトを経験後、おかえり人事制度でEMUに異動。
現在はエンジニアとしての経験を活かして、新卒採用担当として学生にリアルなエンジニアの声をお届けしようと日々精進中。また、同時にブランディングチームとして社内エンジニアの取材や記事の執筆活動を行う。