【スペシャリスト・インタビュー】佐相貴彦 ~人に寄りそうスペシャリスト~

2020.1.17 働く人

個性豊かなメンバーが集まるALHでエンジニアとして活躍する社員を紹介していくこの企画。

今回はプロジェクトでリーダーとしても活躍するスペシャリスト、DSUの佐相さんにお話を伺いました。

佐相 貴彦(さそう たかひこ)
Development Scale Unit (通称:DSU)所属。
学生時代にゲームにハマったことがきっかけでエンジニアに。以降はシステム構築の魅力に取り憑かれ、20年近く経った現在は製造業向け社内情報システム開発プロジェクトでリーダーを務める。
アプリケーションエンジニアとして要件定義~設計を担当。日々ユーザーが使いやすいシステムとは何かを追求し奮闘中。二児の父で週末はビーチバレーを楽しむ顔も持つ。

システムって無機質なものだけど、結局は人が使うもの!

―社内でも大ベテランの佐相さんですが、現在はどういった業務をされているんですか?

今はクライアントさんの社内システムを作るプロジェクトに従事しており、10人くらいのチームのリーダーをやっています。社内システムということもあり、システムのユーザーである社内ユーザーの方と近い距離でプロジェクトを進めており、主に要件定義から設計までを担当しています。

―プロジェクトに従事するなかでやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

無理難題ばかりで苦労することもありますが、「すごく便利になったよ!」とダイレクトにユーザーから喜びの声を聞けたときは一番の幸せですね。

―やはりどんなエンジニアでも喜びは同じですね!ちなみに、昔と今では仕事のマインドは変わりましたか?

昔はチームの中の1人の作業者でしかないと思っていたので自分のことだけを精一杯頑張ればなんとかなると思っていましたし、なんとかなっていたと思ってました。しかし、今は立場も変わり、いかにチームメンバーやクライアントの方々と協力して気持ちよく仕事ができるか、どうしたらやる気を出して作業にあたってもらえるかなどを考えるようになりました。
そういうマインドになったからこそリーダーとしてのポジションや新しい仕事や難しい仕事を頂けるようになったのだと思います。
今は様々な人に合わせてアプローチ方法を考えていくことがとても楽しいと感じるようになりました。

―リーダー楽しいって仰ってましたもんね!マネジメントの仕方って人によって違うと思いますが、佐相さんはどのような手法ですか?

私は文系未経験でエンジニアという職に就いたので、経験の浅いエンジニアの気持ちがすごく分かるつもりです。なので、「これをやれ!」ではなく「こうしたら出来るんじゃない…?」と出来るまでメンバーに寄り添うスタイルを心がけています。メンバーの作業が前に進んで成果に繋げてあげることがマネジメント者の役割ですからね。

―では、改めてエンジニアとして働く上で大事だと思う能力って何でしょうか?

長年エンジニアをやってきましたが、結局技術スキルよりもコミュニケーションが大事だと思います。
ここで言うコミュニケーションとは、決して喋りが上手いということではなく、クライアントの要望の実現に向けて、隠れた要求を雑談の中から見出せる力のことです。

―お客様は「こんなことできないだろう」と妥協して、仕様には指定しなかったけど、「実現できるアイディアがあるならそうしたかった!」みたいなことはよくありますもんね!

そうですね。普通に仕事を進めても要件を満たすことはできますが、実はこういうところも困ってるという話はフランクな場で出てくることがすごく多いですよね。
クライアントの方も開発工数や費用の面から考えて仕様書に盛り込む内容を絞ってしまったり、技術的な知見が浅く、実現できないと思い込んでいることは仕様書にも盛り込まなかったりしますしね。つまり仕様書や雑談の中の行間を読む力ですかね。

―ふと疑問に思ったんですが、そういった雑談はどこでしてるんですか?

会議中に雑談みたいになることもありますが、会議ってなかなか時間通りに人が集まらないじゃないですか(笑)
その始まる前の時間に、早めに来てくれたクライアントさんと雑談をすることはとても多いですね。

―無駄だと思っていたあの待ち時間にそんな使い方が…(笑) 佐相さんとお話ししていると「思いやり」を大事にしてることがマネジメント面だけでなく伝わってきますね!

そうですね!システムって無機質なものですが、結局人が使うものじゃないですか!だから、人を大事にしたいなって思うんです。実際のユーザーさんにも、開発者にも思いやりを持って接することで、お客様にもっと喜んでもらえるものが作れるのかなと思っています。

興味を持つことが全ての原動力!

―佐相さんはリーダーの立場で教えることも多いと思いますが、教えている時に何か感じることはありますか?

教わる側の方は、もっといろんなことに興味を持ってほしいと思いますね!言ってしまえば、将来の役に立つと思って好きになれと思います!

―興味を持つ努力をしろってことですね!

結局教えても、本人に興味がないと同じことを繰り返すことが多いんですよね。そういう意味で興味を持って色んなことを吸収してほしいと思います。しかも、好きなことって多少辛くても頑張れるじゃないですか。

―そうですね!でも興味を持つためにはどうしたらいいのでしょうか?

好きになれと先ほども言いましたが、まず好きになろうというマインドを持つことは大事だと思います。そしてガムシャラにやってみること。それが徐々にこれってこういうことだったのかっていう気づきに繋がります。気づき知り得たことが楽しくなり、好きになっていきます。

―気付きって大事ですよね!!

そうですね!気付きが自分の中で蓄積されていくと、自然と興味に繋がって行動も変わっていくんだと思います。

―なるほど!興味があるかないかで吸収できる量も大きく変わりますもんね!

あとは他の人が書いたソースコードを見ることはとても大事なことだと思います。自分でいいと思ったロジックでも、他の人のを見ていると効率が悪いことが分かったり、逆に何でそんな分かりにくい書き方をしてるんだと反面教師にすることが出来ます。

―僕も最初のプロジェクトのとき、まず他の人のソースコードを見て勉強しろって言われていました!

そうすることで今後はこういう風に書けばいいのかという気付きになって、興味関心がもっと広がっていくのだと思います。人間できることが増えると自然と好きになりますよね。

―最後に、佐相さんは今後どういったエンジニアになっていきたいと思いますか?

ユーザーに寄り添ったシステムを作っていく姿勢は変わりません。せっかく作ってもいざ使い始めると不便で使われなくなることがたまにあるので、10年とか長いスパンでしっかりと使われるシステムをユーザー視点で考えていきたいと思っています。

―なるほど!それって技術が備わっていて広い視野があるからこそ出来ることですね!

でも技術を究めたいとは正直そこまで思ってはいないんです。技術一辺倒ではなく、ユーザー側と開発側の双方を繋ぐような、スペシャリストとゼネラリストの間のハイブリット的なエンジニアになれればいいですね。

―本日はありがとうございました。

こちらこそありがとうございました。


(趣味のビーチバレーの様子)


編集後記
(editor’s postscript)

今回佐相さんにインタビューをさせて頂いて改めて感じたことは、同じスペシャリストでも目指すところは全然違うのだなと感じました。勝手にスペシャリストのイメージって「ゴリゴリにスキルを究めたい」といったところを目指している方が多いのかなと思い込んでいました。

スキルよりもコミュニケーション!
スペシャリストの方でもスキルよりもコミュニケーションが大事って思うんだっていうことが一番意外だったことです。これは新卒採用でプログラミングに不安を感じる学生に言っている言葉だったので、スペシャリストの方でもそう思うんだと知って自信になりました。

共通するのは情報に対する感度の高さ!
これはエンジニアに限った話ではないと思いますが、やはり優秀な方は情報に対するアンテナの張り方がすごいなと感じました。興味のあるキーワードだけでもネットの記事などから情報が入るようにして欲しいし、それが雑談力にも繋がっていくと佐相さんは仰っていました。これは新卒採用でも同じことが言えるなと感じました。情報感度が高い人とそうでない人では学生に与えられる幅や深さが全然違うなと日々感じています。

スペシャリストだからってマネジメントをしない訳ではないんだ!
何より印象に残った言葉は「人に寄り添う」「ユーザー視点」「思いやり」と言った言葉です。前述のように、僕はスペシャリストは技術を究めたいという方だけと思っていました。でも技術一辺倒にならずに、全ての人に寄り添ってシステムを作っていきたい。そして人に合わせたマネジメントもしていく。インタビュー中には「スペシャリストとゼネラリストのハイブリット」という言い方をされてましたが、将来マネジメントかスペシャリストか迷っているような方は、スペシャリストにはそんな道もあるんだと、気づきになったのではないかなと思います。

渡部健太
ALH株式会社 Entry Management Unit (通称:EMU)所属。2017年中途入社。
開発エンジニアとして携帯キャリアのプロジェクトを経験後、おかえり人事制度でEMUに異動。
現在はエンジニアとしての経験を活かして、新卒採用担当として学生にリアルなエンジニアの声をお届けしようと日々精進中。また、同時にブランディングチームとして社内エンジニアの取材や記事の執筆活動を行う。