カルチャー

【Bookshelf vol.1】あなたのおすすめの本はなんですか?WBU編

著者近影
カンタービレ 編集部

皆さん本を読むのは好きですか?

僕自身本をよく読むのですが、最近は、「読みたい本がありすぎて何から読むか決められない。」という悩みを抱えております。

以前CANTABILEで公開した「あなたの人生を変えた本はなんですか??」という記事が好評で、社内SNSでも社員が読んだ本を紹介し合うグループが作られたりと、反響がすごい。

他の人がどんな本を読んでいるのか気になる人って多いのかな?ということで、CANTABILE読者の皆様にもALH社員がおすすめする本たちを紹介したいなと思い、シリーズ企画として始めちゃいます!

読書好きの方もそうでない方も、この企画を通して新しい本と出会い、人生がより豊かになったら嬉しいですね。

第1回目となる今回は、ALHの研修を担当しているWBU(White Base Unit)の3人のおすすめ本を紹介していきたいと思います!

MASAHIROさん 「なれる!SE シリーズ」

編集部
1人目はMASAHIROさんです。おすすめの本を教えて下さい!
MASAHIRO
私が紹介するのは、「なれる!SE シリーズ」です。私が固めな本を紹介するのはありきたりなので、今回は読みやすくかつ、エンジニアの仕事ってどんなもの?というのが手っ取り早く感じれる本にしました。

(もう少し笑ってください。)

編集部
どんな内容なんですか?
MASAHIRO
平凡な社会人1年目の主人公がシステム会社に入社し、ハードな経験をしながら成長していくストーリーです。主人公の会社は小規模で、技術領域関係なしになんでもやりながらすごいスピードで成長を遂げていきますが、運用構築・提案活動・プロジェクト管理など様々な経験の中で、炎上、乗り越えをする形でストーリー展開をしています。
編集部
面白そうですね!
MASAHIRO
エンジニア経験のある人が読むと、「どのように乗り越えるのか?」という興味・関心、「あー!わかるわかる!」という共感、「あれ?なんか既視感が…」という感動、などなど様々な思いで読むことができると思います。また、若手や社会人未経験者であれば、良くも悪くも「働くことの現実」を知れるのではないかなと思います。

(この子が好きなのかな。)

編集部
どんな人が読んでも楽しめる本なんですね。
MASAHIRO
そうですね。ストーリー展開が早くさらっと読めるし、IT用語も多いです。それにプロジェクトあるあるといったリアルな場面が多いので、読み切るごとに、妙な達成感に浸れると思うんですよね!活字読めない人向けにコミックとかボイスCDとかありまっせ。私は、コミックもボイスCDも見たことないけど!
編集部
種類が豊富!ありがとうございました!

なれる!SE (全16巻) 著者:夏海 公司 他

※「FREE PREVIEW」はAmazonアプリをインストールしていない方は、ご覧になることができません。
【内容情報】(出版社より)
第1巻の内容紹介: 平凡な社会人一年生、桜坂工兵は過酷な就職活動を経て、とあるシステム開発会社に就職する。そんな彼の教育係についた室見立華は、どう見ても十代にしか見えないスーパーワーカホリック娘で!? 多忙かつまったく優しくない彼女のもと、時に厳しく指導され、時に放置プレイされながら奮闘する工兵。さらには、現場を無視して仕事を取ってくる社長のおかげで、いきなり仕事を担当させられることになり!? SEの過酷な実態を萌えかつコミカルに描くスラップスティック・ストーリー登場!

MIYUKIさん サン=テグジュペリ「星の王子さま」

編集部
MIYUKIさん!おすすめの本を教えて下さい!
MIYUKI
私の愛読書である「星の王子さま」を紹介したいと思います。

(星のような笑顔ですね。)

編集部
読んだことないですが、聞いたことあります!

MIYUKI
1943年に出版されてから今もなお、世界中で売れているベストセラー作品で、著者はフランス人の飛行士であり、小説家のサン=テグジュペリです。特徴的なゆるふわイラストも著者自身が描いており、挿絵として多くのページに使われています。このイラストを見ているだけでも癒されますね~。短い物語なので、普段あまり本を読まないような人でも短い時間で読めると思います。
編集部
なるほど!内容はどんな感じなんですか?
MIYUKI
物語は、サハラ砂漠に不時着した操縦士の「ぼく」と小惑星からやってきた小さな「王子さま」の会話で構成されており、子供心を失ってしまった大人に向けて「本当に大切なものは何か?」と問いかけるような内容になっています。基本的に「王子さま」は不思議なお話をするため、物語の中の「ぼく」と同じように最初は読者も困惑すると思います。笑
編集部
なぜこの本が好きなんですか?
MIYUKI
作中に「いちばんたいせつなことは、目に見えない」という有名な台詞があります。そんなことはわかっているよ!という大人は多いですが、年齢を重ねるにつれて真剣に考えることも少なくなったと思います。この本は、大人にとっては少し気恥ずかしい事柄について、向き合う時間をくれる本です。

(向き合ってます。)

編集部
「いちばんたいせつなことは、目に見えない」名言ですね。MIYUKIさんはどういうときにこの本を読みたくなるんですか?
MIYUKI
私は、この本を20代前半のときに繰り返し読みました。おそらく目に見えない大切なことがぼやけてきたときに読み返していたんだと思います。ただ、徐々に読み返すことは少なくなりました。それはこの本の考え方が概念化し、私の中に落とし込まれたからと言えるかもしれませんし、20代後半になって大切な人がいつもそばに居てくれるようになり、目に見えない大切なことを認識しやすくなったからかもしれませんね。
編集部
この本がMIYUKIさんの考えのベースになっているんですね。ありがとうございました!

星の王子さま (新潮文庫) 著者:サン=テグジュペリ 翻訳:河野万里子

【内容情報】(出版社より)
砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった……。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後七十年以上たった今も、世界中でみんなの心をつかんで離さない。最も愛らしく毅然とした王子さまを、優しい日本語でよみがえらせた、新訳。

SATOSHIさん 「IT業界の病理学」

編集部
最後はSATOSHIさん。おすすめの本教えて下さい!
SATOSHI
私が今回紹介するのは、「IT業界の病理学」です!

(作り笑いです。)

編集部
読んだきっかけは何だったんですか?
SATOSHI
本屋でぶらぶらと「面白い本ないかな〜」って探している時に見つけました。直近で「プログラミングリテラシー」の本を読んでいたので、そういった類の本に食指が動いたって感じですね。あとはちょこっと目次を読んで、「おぉ〜あるある」と思ったので買っちゃいました。笑
編集部
内容を教えて下さい!
SATOSHI
「IT業界の病理学」とありますが、内容としては「あるある」「なんでそうなってしまうのか」「治療法」「予防法」です。エンジニアとして働いていると「あぁ〜確かにそんなのあるわ。笑」って感じの、自分に関係ない現場の話であれば笑える系のお話です。「治療法」や「予防法」とありますが、「それができたら苦労はしないよ!」って内容もあります。ただ、「なんでそうなってしまうのか」を踏まえて、そういった症状について「知っている」「知っていない」で大きく違うと思うので、まずは笑い話として読んでほしい系の本です。
編集部
なるほど。読んでみてどうでした?
SATOSHI
私自身が苦しめられた症状が載っていたり、一般的な「あるある」がたくさん載っていて面白かったですね。個人的に治療したい病症で、「要求に対する問題がリリース直前になって見つかる」、「なんちゃってアジャイル症候群」、「絶対にさわれないソースコード」、「運用でカバー依存症」など、これらはほんの一部ですが、病名を見ただけで大体の人は「笑笑笑」ってなると思います。笑

(真顔だけど心の中で笑ってます。)

編集部
あるある本って面白いですよね!どんな人に読んでほしいですか?
SATOSHI
個人の見解になりますが、エンジニア歴0〜2年の人たちに読んで欲しいですね。ある程度年数を重ねると笑い飛ばせる「あるある」でも、経験が浅い状態だと重く考えてしまう事がありますので、これを読んで「なるほど!どこも苦労してるな。笑」って感じて貰えれば良いですね。あくまで「あるあるを読んで笑う」事がメインの本って感じですが、それに至る過程や背景を知っておく・病症自体を知っておくことは損ではありません!
編集部
若手エンジニアは必読ですね。ありがとうございました!

IT業界の病理学 著者:司馬 紅太郎 他

※「FREE PREVIEW」はAmazonアプリをインストールしていない方は、ご覧になることができません。
【内容情報】(出版社より)
★なんちゃってアジャイル症候群、「運用でカバー」依存症、永遠の進捗90%……ソフトウェア業界の問題とその原因、対処法を体系化
今日もどこかのソフトウェアの現場で猛威をふるっている“病気”の原因と背景、そして治療法と予防法を、現場の一線で活躍するエンジニアたちが体系化。開発、品質管理、保守・運用、マネジメント、業界まで、「あるある」で終わらせず、一歩先に踏み出すためのヒントが満載。

皆さんいかがでしたか?

今回ご紹介した3冊、みなさんも是非読んでみてくださいね!MASAHIROさん、MIYUKIさん、SATOSHIさん、ありがとうございました!!

次回は誰に聞こうかな。どんな本を紹介してくれるのか、今からワクワクです!

ああ~~読書って素晴らしい!!

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著者近影

カンタービレ 編集部

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