社員インタビュー

できることは何でもやっていきたい ~障がいの有無に関わらず、チャレンジできる環境がある~

著者近影
IKUYO

少子高齢化による労働人口の減少を受け、ダイバーシティの推進が企業の成長の鍵と言われる昨今、今回は、昨年障がい者枠でALHへ入社し、現在正社員として活躍するKAHOさんにお話しを伺いました。

KAHOさん
General Affair Unit (通称:GAU)所属
前職での過重労働がきっかけで双極性障害を発症。昨年、障がい者枠で契約社員として入社し、その後正社員に。請求書業務や入社手続きのオリエンテーションをはじめ、健康診断手配や衛生委員会の運営にも携わる。また、Illustratorを駆使して作成するドキュメントには、他部署からの評価も高い。趣味は貯金とポイント集め。カラオケではX JAPANを熱唱する一面も。

自分にウソをつきたくない、という思い

- 今回は、障がいをオープンにしてCANTABILEに出ていただけるとのことで、本当にありがとうございます。

正直に言うと、今回のお話しを受けるにあたって、病名を明らかにすべきか迷う気持ちもありました。ただ、元々は自分にウソをつきたくないという思いから、障がい者枠で就職することにしたので、自分がこうやってオープンにすることで、同じ病気で悩んでいたり、精神障がいを持ちながら転職活動をする方の励みになるといいなと思い、思い切ってお話しさせていただくことにしました。

KAHOさんが入社してもうすぐ1年になりますが、ALHに応募しようと思ったきっかけは何ですか?

大学時代の先輩がALHに勤めていて、その先輩から勧められたことがきっかけです。ただ、先輩には、病気や転職のことを相談していたわけではないんですね。たまたま連絡が来たタイミングで「実は障がい者枠で転職活動をしている」と話したところ、「ぜひうちを受けてみなよ!」と。

- そうだったんですね!先輩からALHのことを聞いたときはどう思いましたか?

先輩とは週末に待ち合わせて、カフェで4~5時間、ALHのことを熱く語ってくれたんですが…、実は細かいところはよく覚えていなくて。(笑) ただ、先輩はウソをつかない方なので「ここ数年で会社はすごく良い方向に向かっている、求人を出している部署も良い人達ばかりだよ」と聞いて、じゃあ受けてみようかという、軽い気持ちで応募を決めました。

一緒に働く人達を大事にしたい

KAHOさんが転職活動をするにあたって、重視していた点はどんなところですか?

やはり一緒に働く人達がどんな人達なのかは気になっていました。それから、会社の考え方が自分に合っているかどうか。前職は、比較的規模の大きな会社だったんですが、どうしてもトップダウン的なところがあり、多少の息苦しさを感じていたので…。

- 会社の考え方というと、ALHの企業理念である5つのキョウソウは事前に知っていましたか?

もちろん、前もってALHのサイトを見て、5つのキョウソウの内容を読み込んだ上で面接に臨みました。5つのキョウソウは、ある意味当たり前のことを言っているなと思う一方、当たり前のことを大事にしている会社だから、成長できるんだなと。特に、All for one(協奏)の「仲間の立場になり仲間の幸せを考えよう」は、一緒に働く人達を大事にしたいという、自分の思いを代弁するかのような思想だと思いました。

- ALHと同じタイミングで、大手のグループ会社からも内定が出ていたと聞きました。そちらを蹴ってALHを選んだ理由は何ですか?

やはり大手によくあるだろうトップダウン的な社風ではなく、これから成長する会社で主体的に働きたいと思っていたからです。それから面接の際に、実際に働くフロアを見学できたことも大きかったですね。若い社員が多く活気があり、多少の冗談も飛び交っているのを聞いて、緊張がほぐれたことを覚えています。

KAHOさんはまさに主体性を発揮してくれていますよね。「誰がやってもいいけど誰もやっていない」ことに気がついて、積極的に取り組んでもらっています。

もしかしたら、学生時代にレストランでアルバイトをした経験が大きいのかもしれません。接客の経験を積むにつれ、どこに気を配らなければならないか、お客様のニーズがどこにあるのか、事前に把握して、先回りして対応することが大事だと学びました。今は接客の仕事ではないわけですが、色々なところに仕事がある、という意識は常に持つようにしています。

生活のリズムを崩さないことが大切

- 1日8時間、週5日の勤務は久々でしたよね。慣れるまではどうでしたか?

やはり体力面での不安はありました。また、最初の数ヶ月間はどうしても気疲れしていたので、平日は家に帰ったら文字通りバタンキューという感じで、週末も休養に充てていました。

- そうだったんですね!?KAHOさんはほとんど遅刻・欠勤が無かったので、そんな気配は感じなかったのですが…

自分は病気のために数年のブランクがあるので、人の2~3倍は頑張らないとダメだと思っていました。とはいえ、まずは勤怠を安定させることが大事だと思っていたので、予定どおりに出勤できるよう体調管理は徹底しました。

- 障がいの有無に関わらず、体調管理というのは「言うは易く行うは難し」だと思います。

そうですね。ただ、私も最初から自制できていたわけではないんです。発症から2~3年経って、こういう時に体調を崩しやすいとか、具合が悪いときはどう対処すればよいかとか、段々と分かってきた感じです。それから、生活のリズムを崩さないことも大切だと思います。朝起きて調子が悪いなと思っても、身支度をして一旦家の外に出てみる。そうすると、意外と大丈夫そうだなとなり、それならこのまま会社へ行ってみよう、という感じでペースをつかんでいきました。

これまでとこれから

- 正社員になって、人事評価制度の対象になりましたね。どんな目標を設定しましたか?

最初はどんな目標を立てたらいいのか悩みました。ただ、自分はIT業界が初めてだったので、事務方ではありますが少しでも業界の知識をつけるべきだと思い、まずはITパスポートの合格を目標にしました。それから、属人化しないよう業務の“可視化”も重要だと考えています。例えば、自分が新しく担当することになった業務について進捗管理表を作成し、もし別の社員が担当することになっても、引き継ぎがスムーズに行えることを目指しました。

- 入社してから今までを振り返ってどうですか?

自分の意見を気兼ねなく言える、分からないことは遠慮なく聞ける、という環境は自分の理想だったので、1年前にALHを選んで良かったと思っています。障がい者だからこれは無理だよねといった偏見はなく、やりたいことを後押ししてくれる、評価してもらえると感じています。

- 今後ALHでどんな風に働いていきたいか、将来のビジョンがあれば教えてください。

自分には特筆する経歴やスキルは無いのですが、できることは何でもやっていきたいと思っています。それが積み重なって信頼となり、成長に繋がると考えているからです。将来は基幹業務にも携わっていきたいです。

-これからの成長に期待しています。今日はありがとうございました。

IKUYO
ALH株式会社 General Affair Unit (通称:GAU)所属
過去数回の転職を通じて、労務業務全般に携わる。2019年より障がい者採用を担当。最近はまっていることは、YouTubeでゲーム実況動画を見ること。特にバイオハザードシリーズが好きで、自分でもプレイしている。

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ALH株式会社 General Affair Unit (通称:GAU)所属
過去数回の転職を通じて、労務業務全般に携わる。2019年より障がい者採用を担当。最近はまっていることは、YouTubeでゲーム実況動画を見ること。特にバイオハザードシリーズが好きで、自分でもプレイしている。 このライターの他の記事を見る

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