社員インタビュー

失敗を糧にさらなる飛躍を遂げる。イケオジとして活躍し、ALHを強い組織に。

著者近影
カンタービレ 編集部

個性豊かなメンバーが集まるALHでエンジニアとして活躍する社員を紹介していくこの企画。

今回は、インフラエンジニアとして様々なプロジェクトを経験し、社内でマネジメント業務にも従事しているCIUのSHINYAさんです!

SHINYA
2016年新卒入社。Creative Infrastructure Unit(通称:CIU)所属。茨城県出身。
大学在学中は経営系の学部でマーケティングや組織論等を学ぶ。
入社後はインフラエンジニアとして官公庁や金融、メーカ系の案件に参画し、設計~運用保守までのフェーズを経験。GroupDirectorとして社内でマネジメント業務も担当。

就活をきっかけに、安定思考からチャレンジ思考へ。

―本日はよろしくお願いします。まず初めに、SHINYAさんがALHに入社するまでの経緯を聞かせてください。

元々僕は大学事務や公務員とかを目指していたので、大学2年の頃から公務員試験の勉強をしていました。

―なぜ公務員になろうと?

東京で何かしたいという気持ちがないまま地方から出てきたこともあり、安定を求めて公務員を目指し始めました。もちろん安定だけではなく、生まれ育った街で公務員になり、地元をよくしていきたいなという思いもありましたけど。地元は田舎ということもあり高齢化が進んでいて、店が潰れたり活気がなくなっていたので、この現状をどう盛り返していくかを考えると、やりがいを感じれそうだなと思って。

―公務員志望だけど、IT業界も見ていたんですか?

正直なところ、まったく興味なかったですね。笑 誰かのために仕事をするという点で、ITも同じなので、公務員試験の面接練習という感じで受けていました。

―そこから公務員ではなく、ALHに決めたのは?

友人の公務員(市役所)から話を聞いたら抱いていたイメージとのギャップがあって、どうしようか悩んでた時期があったんですね。とはいえそんなことも言ってられなかったので、とりあえず面接の練習を兼ねてALHを受けてみたら、短い時間で悩みを払拭してくれたり、面接が面白かったので徐々に惹かれていきました。正直世間体を意識して公務員にならなきゃとか思ってたけど、自分の人生、せっかくならできないことにチャレンジしてみたいと思い、未経験ながらIT業界に足を踏み入れようと決意しました。

―入社して、あっという間に5年目ですね。未経験からエンジニアをやってみてどうでしたか?

やってできないことはないと思っていたけど、実際に研修を受けてみたらそんな甘いもんじゃなかったですね。笑 社内研修で講師が話す内容がIT用語だらけで何言ってるか分からないし、当時は全くイメージが沸かなかったです。でもこの段階で吹っ切れて、どうせ分からないならとりあえずなんでもやってみようと挑戦し続けた4年間でした。

―分からなくてもとりあえずやってみるっていうのは大事ですね。研修後、初めてのプロジェクトはどうでした?

運用保守とリプレースによるシステム更改で、複数案件をチームで担当するプロジェクトに参画しました。仮想基盤・OS・バックアップ・監視・ネットワーク・ストレージなど様々な製品を扱い、フェーズは詳細設計~運用保守までを広く経験させてもらいました。そのおかげでシステムの全体イメージが見えてきて、今までの知識の点と点が線になって自分の理解度も上がりました。仕事の面白さとやりがいを感じた瞬間でしたね。また、「これはこうやればいいんだ」という成功例が少しずつ積み重なったことで、これからもエンジニアとしてやっていけるなと感じていました。人間関係は課題ばかりでしたけど。笑

様々なプロジェクトを経験したことで、先輩の凄さを知れた

―人間関係は課題ばかりというのは、先輩との関係性がよくなかったとかですか?

そうですね。色々と試行錯誤しましたが、どうにもうまくいかなくて結構つらかったですね。笑 「仲良くなれてない」=「信頼されてない」と思っていたので、「あ、自分ってこんなに仕事できないんだ。」と落ち込んでいた記憶があります。それが悔しくて悔しくて、一矢報いてやるって思いながら仕事に励んでいました。

―課題は解消されたんですか?

かなり時間かかりましたけど、3年掛かって解消できましたね。

―そんなにかかったんですか。笑 そこまで時間をかけて解消しようと思ったのには何か理由が?

自分が色々経験する中で、その先輩に対して感謝や尊敬が生まれたからですね。自分のプロジェクトが変わって取引先の人から褒められるようになったんですが、それって先輩が常々指摘してくれたことをもう一回指摘されるのが嫌で、「ちくしょー」とか思って改善していったことが土台でした。また、自分が色々なプロジェクトの経験を積み重ねたことや、色々な人を見てきた中で、先輩の凄さを実感して尊敬できるようになったり、先輩側の立場の悩みが分かるようになりました。もう当時はわがまま言って大変申し訳ありませんって感じですね。笑

―当時の自分に言葉をかけるとしたら、何を伝えますか?

「耐えるぐらいなら、何が必要か現状を整理したり、やれることをやり切って、次のステップに行く努力をしなさい。」とか、「直接ぶつかることを恐れるな。」とか、「だらだら愚痴ったって意味ないから、やりたいことを見つけなさい。」とか、めちゃめちゃ言いたいことあります。自分で当時の自分と1on1やりたいですもん。笑

大切なのは、失敗から何を学ぶか。

―SHINYAさんはこの他にも様々なプロジェクトに携わってきたと思いますが、これまでで一番大変だったのはどんなプロジェクトでした?

3年目のときに自分が初めて下にメンバーをつけて参画したVM基盤構築の設計・構築などを行うプロジェクトですかね。チームリーダとして働くことの難しさを痛感して、このときは上司に報告をする余裕がないくらいいっぱいいっぱいになっていましたね。

―何が大変だったんですか?

その案件はWBS通りにうまく進行できていなかったため、ALHのメンバーをみながら、プロジェクトの進捗管理や課題管理・別チーム調整等を巻き取ってやっていたのが大変でしたね。メンバーが働きやすいようにタスクを割り振りしながら、仕事を完遂することが難しかったです。それぞれの作業スピードを把握して、みんながやりやすいようにと意識しながらやっていたのですが、みんなの事情を考慮すればするほどパズルが全然かみ合わず、結局他の人のカバーに注力して自分のタスクが遅れそうになって逆にメンバーにフォローしてもらったりとか。自分が目指していた管理者の動きが全然できなくて悔しいし、メンバーに申し訳ない気持ちになっていましたね。

―うまくいかなかったのは何が問題だったんですかね?

完璧を求めて、最善策がとれていなかったことですね。タスクを効率よく終わらせるためにみんなの協力が必要だからこそ、ちゃんとお願いしなければいけないところは毅然とした態度でタスクを分担する必要がありました。自分が無理やり頑張れば終わるし大丈夫という誤った考えがあったのも事実です。終わらせるために突っ走りすぎて、ちゃんと一歩引いて全体を見る姿勢が足りなかったのかなと思っています。

―SHINYAさんって完璧人間かと思っていましたが、意外と失敗してたんですね。

全然完璧じゃないですよ。笑 色々なことに挑戦したいから、やらせてください!(多少スキルが見合わなくても、チャンスがあるなら掴まなきゃもったいない)っていうスタンスなので、失敗は・・・少なくないですね。笑 IT向いてないのかなって思った時期もありますが、今となっては色々経験できて良かったなと思っています。挑戦しないとできることって増えないですし、挑戦しているからこそ失敗があると思っています。正直に言ったら失敗は恐いですけど、失敗しない完璧な人ってほんとに一握りだと思います。取り返しのつかないミスはだめですけど、失敗して何を学ぶかが一番大事で、あとは同じことを繰り返さなければいいだけかなと。

―おっしゃる通りですね。その経験を通して、今は何をしているんですか?

今は案件を自社に持ち帰って、基本設計~評価、本番移行フェーズの案件をやっています。また、見積作成、工数計算をしていくらで請求するかを決めるフェーズも経験しています。

―持ち帰り案件でこれまでとの違いを感じることありますか?

私が持ち帰り案件を経験して感じた客先常駐案件との大きな違いは、システムの完成責任を果たすためのナレッジの有無、もしくは意識の強弱だと感じています。

一般に、顧客(この場合元請)からみた我々ビジネスパートナーが顧客先で働くということは、その顧客が積み上げてきたシステム完成責任に対するナレッジ、つまり進捗管理や品質管理、リスク管理などの経験値の土台上で働くことになります。
それが今の持ち帰り案件では完成責任のある立場であるため、これまで以上に自社の担当営業や責任者と一緒に自分たちで考えながら進めないといけません。チームで進捗・課題をどうやって管理するか、遅延したときにどうやってリカバリーするかを考え、トラブルが発生し人員が足りないときは社内のリソースを使うなどして納品物を完成することを常に考えて仕事しています。正直扱ったこともない製品やスキル的に不足していることもあって、大変ですがこの経験は自分を飛躍させるいい経験だと思って日々PDCAを回しながら、精進しています。

―では最後に、今後の目標を教えてください。

客先常駐(SES)の最大の特徴は、納品物が想定どおりに完成しなくとも、役務に対して報酬が請求できる点です。とはいえ、責任をもって仕事を終わらせないと顧客やプロジェクトチームからは不要な人として扱われるだけですが、それでも元請とビジネスパートナーとでは責任の重さが違います。そもそもどんなに働いても完成しなければ、報酬請求できないのが請負です。例えば、大手元請社員はその責任が生じる戦場で戦っており、何がなんでもシステムを完成させないといけないという危機感を持ち、ビジネスパートナーと協力しながら進めるアプローチ方法を常に意識しているため、そもそもの技術もマネジメントもスキルが高いです。そのため、その人たちとも戦っていけるぐらいのスキルを備えた一線級のエンジニアになれるよう自分を磨き続けることが中期的な目標です。

―長期的な目標は?

私がALHに入社した頃はミドルと呼ばれる中堅社員があまり多くなく、将来どうなったらいいんだろうっていう不安を感じていました。そのため若手社員が多いALHの現状にとって、仕事ができる中堅社員が必要だと思っています。そのため、上記の経験を積みながら中堅社員の1人として活躍、メンバーへの継承をしてもっと強い組織にしていきALH社員の1人として会社に還元し続けられたらと思っています。目指せ尊敬できる先輩社員(イケオジ)ですね!(笑)

―尊敬できるイケオジ最高ですね!頑張ってください!本日はありがとうございました。

TOMOKI
ALH株式会社 Branding Optimize Unit (通称:BOU)所属。
2018年新卒入社。インフラエンジニアとしてプロジェクトを経験後、おかえり人事でBOUに異動。
現在は「CANTABILE」のコンテンツ企画、制作をはじめ、SNS戦略など社内のブランディング業務を担当。

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