社員インタビュー

【前編】AWS認定資格12冠制覇!スペシャリストが語る、エンジニアのこれからの形

著者近影
SAKI

皆さんこんにちは、採用広報部のSAKIです。

この度は、AWS認定資格12冠を達成したインフラ事業部のスペシャリスト、YUKINOBUさんへのインタビューをお届けします!

たっぷりお話を聞いてきたので、今回は前編後編の2本立てです!

前編では、YUKINOBUさんの今までのキャリアやAWSを突き詰めて来た理由、エンジニアの醍醐味などなどYUKINOBUさんの人となりにフォーカスしてお届けします。

YUKINOBU
インフラ統括部 第7インフラ事業部所属。 インフラエンジニアとして、要件に合わせたAWSなどのパブリッククラウドの導入支援を担当。 趣味は食べ歩きとヨガ。幸せを感じる時間は鮨屋で美味いアテで日本酒を飲んでいるとき。

AWSを突き詰めたワケ

-本日はよろしくお願いします。早速ですが、YUKINOBUさんは今までどのようなことをされて来たんですか?

ALHの前身となった会社に2006年に中途入社後、インフラエンジニアとして色々なプロジェクトに参画してきました。最初は運用系が多かったですね。汎用機の運用やシェルの構築、運用補助等をしていました。特殊なもので言うと、大きなモバイル関連のプロジェクトで障害管理として障害の振り分けをしたこともあります。2017年まではオンプレミス環境の構築、運用まで一貫して担当することが多かったですね。その後オンプレミス環境からAWSへの移行プロジェクトに携わることが増え、現在までに要件定義からAWSを利用したインフラ環境設計や構築、データ移行、運用保守作業までを一貫して担当してきました。現在はAWSにかぎらず、AzureやGoogle Cloudといったパブリッククラウドを使ってお客様の要望に添った環境構築の提案をしています。

-AWSのプロジェクトに携わる様になったきっかけって何ですか?

少し話は長くなるんですが、2017年に入ったプロジェクトがきっかけです。最初はオンプレ環境の構築から運用作業までを担当していたんですが、お客様からシステム更改の話が上がって提案させていただく機会があったんです。
そのプロジェクトでリーダーをしていた先輩から「AWSが次に来る!これからAWSの環境にシフトしていかないといけない。」といった話をよく聞いていました。
そのタイミングでのシステム更改だったので、リーダーの「なんでAWSを使わないの?」という声から、皆でAWSについて1から調べ、お客様に提案・承認していただき、私はAWSへの移行プロジェクトの設計要員として抜擢されました。
そこでは基本設計から運用まで一貫して担当しましたね。
勉強しながら実際の業務でAWSを触っていく中で、AWSをもっと学びたいという気持ちが生まれました。
そこからは、自主的に色々なAWSのプロジェクトに参画していきましたね。

-AWSに始めて出会った時に心惹かれました?

いや~本当にそうですね。惹かれました。
AWSを勉強したり触ったりする中で純粋に「凄いな。楽しいな。」と感じましたね。
それと同時に「AWSの波が必ず来るから乗り遅れないようにしないと!」と危機感みたいなものを覚えて、AWSを突き詰めて行こうと思いました。
本当にそこからはずっとAWSの資格勉強も続けています。
勉強し始めた最初は参考書も一冊しかなくて、認定資格もまだ5つしか無いような感じだったんですよ!

-そうなんですか!その頃のAWSの市場感ってどんな感じだったんですか?プロジェクトとか多かったですか?

いや、そんなになかったと思います。まだ世の中に認知されつつあるかなって段階でしたね。
勉強するにも、今みたいに環境が整って無かったですしね。
勉強できるサイトは1つしか無かったので勉強も手探りでしたね~。

-まさに創成期ですね!プロジェクトではAWSから離れたこととかもあったと思うんですが、その際も勉強は続けていたんですか?

そうですね。ALHの請負プロジェクトでPMをやっていた事があるんですが、その際は業務でAWSを触る機会が無いので自分でAWSを契約して触ったり、資格勉強も並行して行っていて、その期間にプロフェッショナルレベルの資格を2つ取りました。

若手に追い抜かれないために、進化し続ける

-プロフェッショナルはAWS認定資格の中でも最難関と言われている資格ですよね?請負プロジェクトのPMもやりつつ、最難関の資格を取得するというのは簡単なことじゃないと思います。YUKINOBUさんを突き動かしていたものは何だったんでしょうか?

請負のプロジェクトでAWSを触らないと知った時に「ここで勉強しないと時代の波に取り残される。」という危機感から逆に火がついたんです。
これから先AWSがまだまだ伸びていく時期だったのでより強まりました。
「プロフェッショナルを本気で取りに行こう。」と決意して、通勤時間や業務の合間、休みの日などとにかく業務時間以外は時間を勉強に注ぎましたね。

-世の中の流れを敏感にキャッチアップしていたからこその行動ですよね。自身が決めたことに対するコミット力。流石です!そこから更に資格の取得を続けて、AWS認定資格の12冠を達成されたんですね!

そうですね、最難関の資格に合格したので、自分の力試しという意味も込めて残りの資格も取得していきました。

-半年に1回のペースで資格を取得されていますよね!コンスタントに勉強を続けられる人ってそう多くは無いと思うんです。それにも何か突き動かすものがあったんでしょうか?

AWS関係なくとにかく勉強が面白いからって言うのはありますね。
私は新しいことはどんどん吸収していきたいと常に考えているので、気になることはすぐに勉強します。その中で、色々な技術を学べる資格の勉強は丁度良かったです。
あと、AWSに関しては後輩からの突き上げがすごく良い刺激になっていますね!
社内でもAWSの資格を1年で取る!という宣言をしている後輩がいて、実際に凄まじいスピードで資格を取っているんですよ。
うかうかしていると若手にすぐ抜かれるから、自分もどんどん進化して行く必要があると思っています。

「Keep Up With Changes.」時代の波に乗り遅れるな!

-なんだか今までのお話の中でYUKINOBUさんの凄いところを沢山垣間見たきがします。YUKINOBUさんの思う自身の強みについて聞かせてください!

一番の強みは「この先何が起きるのかを見据えて行動する」ところですかね!
例えばクラウドも大体5~6年で普及し始めて、今では官公庁とか企業も大体クラウドへのシステム移行が進んで来ているので、多分5~6年でクラウド系のプロジェクトも落ち着いてくると考えてます。
そうなった時に「じゃあ次が何が来るんだろう?」というのを常に考えて最新をいち早くキャッチアップできるように行動しています。

-なるほど!それってどういう方法で探していくんですか?

雑誌とか有名な媒体に載るときにはもう情報として遅いと思うので、例えば個人のブログレベルで新しい技術や情報があったら試したりして、インターネットメインで情報を集めます。
そして沢山の情報をかき集めて、かけ合わせた上で自分なりに未来を予測し「その未来が正しいとしたら次はどういうアクションをしたらいいんだろう?」と考えていきます。

-その行動の結果としてAWSの波に乗れたわけですもんね。

そうですね、その行動が大きかったと思います。
それこそ私にAWSを教えてくれた先輩からもらった言葉があって、それが「Keep up with changes.」です。
先輩のモットーで「急速な変化の波に乗り遅れるな」っていう意味なんですが、自分は進化をしたいし、下も進化していかなきゃ駄目だと良く話してくれました。
その言葉に刺激を受けて、今も受け継いでいますし、若手エンジニアにも伝えています。
この業界では5年後にも同じ技術が発展している事はなくて、次の新しい技術がどんどん出てくるので、常に先を見据え、アンテナの感度を高くして行動するのは私の強みだと思っています。

-素敵な先輩との出会いがあって今のYUKINOBUさんがあるんですね。他にも、今までの経験の中でYUKINOBUさんが大切にしている考え方はありますか?

「自分の正しいと思ったことに関しては捻じ曲げずに突き詰めること」ですね。

-へえ!!!反対されても、ですか?

そうですね、反対されても「自分はこれが正しいと思っている」というのは突き詰めます。
もし捻じ曲げることがあってもそれは自分が納得した上で捻じ曲げたいですね。
そのために自分で納得するまで調べ尽くして、相手を納得させられるような資料を作ったりプレゼンをしています。
提案の通りに通ることもありますが、もちろんコテンパンにやられることもあります。
でもとにかく自分が納得できるまで突き詰めて、それでも駄目だった時に始めて引き下がります。

-言われた通りのことをやるのではなく「より良くするにはこうでしょ!」って常に新しいことを考え続けているんですね。それが言えるような経験、技術力があるからこそ言えることなんでしょうか。

それは確かにあるかもしれないですね。
でもこれは若手の子でも持っていていいと思うんです。
「自分は未熟だから」とすぐ曲げるではなく一回戦ってみるというのも大事だと思います。
その戦う過程で得られるものは沢山ありますし、仕事に対しての考え方も変わるんじゃないかな、そういった強さみたいなものも持っていて欲しいなと思います。

-突き詰める強さ、ですね。YUKINOBUさんが思うエンジニアの醍醐味ってなんですか?

全世界のユーザーを相手にしている商売ってエンジニアしか無いのかなって思っています。
モバイルとか金融機関のシステムって全世界に展開されてるじゃないですか。
だから自分の作ってるシステムがもし壊れたら世界中の人が困るし、それを自分が直したり新しく作った機能がヒットしたら世界中でヒットしたりします。
インフラエンジニアってなかなか表には出てこなくて、名前が出るわけではないけどその裏側では1対全世界相手に仕事をしているんですよね。
このスケールのでかさっていうのがエンジニアのやりがいであり醍醐味だと思います。
逆に言えば自分のミスの影響範囲が大きいということなので、その分怖くもありますが責任のある仕事です。

さて、前編はここまでです。

後編では、クラウドのプロフェッショナルであるYUKINOBUさんに、これからのインフラエンジニアにはどんなスキルが求められてくるのか、これからのIT業界にはどんな未来が待っているのかなどをお聞きしています。

後編もお楽しみに!

この記事を書いた人

著者近影

SAKI

ALH株式会社 採用戦略部 ブランディングチーム所属。
21年新卒入社。メディアとデザインを担当しています。
好きなものはゲームと焼肉。
最近ついたあだ名は食べ盛りBLUES。 このライターの他の記事を見る

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