テクノロジー

AWS CLFとは?難易度・勉強方法・つまずきを社内308名の合格実績から解説

著者近影
AKIHISA

今回は、AWS認定資格の入門にあたる AWS Certified Cloud Practitioner(CLF/クラウドプラクティショナー) について、徹底解説していきます。
「AWS資格の中でいちばんやさしい」と紹介されることが多いCLFですが、受験を考えるときにいちばん知りたいのは、「結局どれくらい勉強すれば受かるの?」「入門資格って実際どのくらい簡単なの?」「どの教材をどう使えばいい?」といった“実際どうだったか”ではないでしょうか。
ALHでは、社内SNSによる情報共有が活発に行われており、AWSに限らずあらゆる技術資格の受験レポートが数多く発信されています。そこには、一発合格した人だけでなく、一度は不合格を経験して合格した人の正直な振り返りも含まれています。
この記事では、試験の概要や申し込み方法といった基本に加え、実際にCLFを受けた人たちのリアルな知見をもとに、難易度の体感・つまずきやすいポイント・勉強時間・効率的な勉強方法まで具体的に解説します。「やさしい入門資格」という一般的なイメージだけでは見えてこない部分を、ぜひ受験準備に役立ててください。
内容が盛りだくさんなので、目次から気になるテーマに飛びながらご覧ください。

監修:AKIHISA

■保有資格

応用情報技術者試験 / AWS Certified Cloud Practitioner / AWS Certified Solutions Architect - Associate / AWS Certified Developer - Associate / AWS Certified SysOps Administrator - Associate / AWS Certified Data Engineer - Associate / AWS Certified Solutions Architect - Professional / AWS Certified DevOps Engineer - Professional / AWS Certified Advanced Networking - Specialty / AWS Certified Security - Specialty / AWS Certified Machine Learning - Specialty / AWS Certified Database - Specialty / AWS Certified Data Analytics - Specialty / AWS Certified: SAP on AWS - Specialty / Pythonエンジニア認定基礎試験 / Pythonエンジニア認定データ分析試験 / Pythonエンジニア認定実践試験 / Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 / ビジネスマネジャー検定 / G検定

製造業からIT業界未経験でALHへ入社
AWSでの開発環境整備に力を入れており、IaC(Infrastructure as Code)やCI/CDを得意としている。
現在のプロジェクトには、AWS環境でバックエンドAPIの開発・運用を行うDevOpsエンジニアとして参画中。
好きなAWSサービスはAWS CDKとAmazon Q Developer

運営元:ALH株式会社
ALH株式会社は、AWSパートナーネットワーク(APN)において、以下の認定を取得しているAWSパートナー企業です。
AWS 1000 APN Certification Distinction:AWS認定資格の取得数が1,000件を超えたパートナーに与えられる認定
AWS Training Partner:AWS公認の研修トレーニングを提供できるパートナー認定
AWS Select Tier Services Partner:AWSサービスの構築・運用において一定の実績を持つパートナー認定

1. AWS CLF(クラウドプラクティショナー)とは

AWS CLF(AWS Certified Cloud Practitioner)はAWSクラウドの基礎知識を幅広く証明する、AWS認定資格の中で最も基礎的な(Foundational)レベルの資格です(4段階の最下層)。 特定のサービスを深く設計・構築する力よりも、AWSの主要サービスの概要、クラウドの基本的な考え方、セキュリティの責任共有モデル、料金とサポートの仕組みなど、「AWS全体をざっくり正しく理解しているか」が問われます。

AWS公式サイトによると、2025年1月時点でアクティブなAWS認定は142万件を超え、AWS認定保有者は105万人を超えています。クラウド技術の普及に伴い、AWS認定資格の重要性は今後も高まっていくと考えられます。

ALHでは、これまで多くの社員がCLFを取得しており、2026年6月時点で現在有効なCLF保有者は308名です。社内で取得されたAWS認定資格の中では最も多く、エンジニアだけでなくマネージャーやセールス職まで、幅広い職種が最初の一歩として取得しています。

※AWS全12資格の難易度一覧は【2026年最新】AWS資格一覧|全12種類の難易度・略称・受験料・取得順を徹底解説をご覧ください。

1-1. CLFを取得するメリット

CLFを取得するメリットは、大きく次の3つです。

メリット内容
AWSの基礎知識を公式に証明できる社内のIT部門やクラウドの会話に、自信を持って参加できる
幅広いサービスを体系的に学べる主要サービスの「何のためのものか」を網羅的に理解できる
上位資格へのステップになるSAAなど専門資格を目指すうえでの確かな土台になる

エンジニアはもちろん、AWSを使うプロジェクトに関わる可能性のある方、マネージャーやセールス、企画職の方にとっても、クラウドの共通言語を身につける入口として有効です。実際、ALHで取得した308名の中にも、エンジニア以外の職種が数多く含まれています。

1-2. 受験前に知っておきたい注意点

一方で、留意しておきたい点もあります。

  • 「入門資格=無対策で受かる」ではなく、幅広いサービスと概念の基本理解は必要
  • 受験料は100 USD / 15,000円と、気軽に何度も受けるには負担がある金額
  • 資格の有効期限は3年で、再認定が必要

とはいえ、AWSの基礎を体系的に固められる価値を考えれば、最初の一歩として十分に投資する価値のある資格です。

2. AWS CLFの試験概要

まず押さえておきたいのが試験概要です。出題はすべて選択式で、難しい記述問題はありません。試験時間は90分、問題数は65問。1,000点満点中700点で合格です。

項目内容
試験名AWS Certified Cloud Practitioner
試験コードCLF-C02
レベルFoundational(入門)
試験時間90分
問題数65問(採点対象50問+採点に影響しない15問)
受験料100 USD / 15,000円
合格スコア700点
スコア範囲100〜1,000点
有効期限3年
受験方法テストセンター/オンライン監督付き試験
日本語受験可能

※受験料は為替レートなどにより更新されることがあるため、受験前にAWS公式サイトや申し込み画面で最新の金額を確認してください。

問題形式は4択(択一選択式)に加え、複数の正解を選ぶ複数選択式も出題されます。複数選択式は択一式より難易度が上がるため、苦手意識のある方は意識して対策しておきましょう。

なお、試験時間は正味90分ですが、合格者からは「説明やアンケートを含めると、席に座っている時間は100分ほど」という声もあります。時間配分はそこまでシビアではなく、65問の選択式なら見直しを含めても時間に余裕があったという人がほとんどです。

2-1. 出題範囲と配点

試験範囲は、以下の4つの分野に大別されます。

分野内容配点
第1分野クラウドのコンセプト(AWSの価値・設計原則・クラウド移行の利点など)24%
第2分野セキュリティとコンプライアンス(責任共有モデル、セキュリティ関連サービスなど)30%
第3分野クラウドテクノロジーとサービス(コンピューティング・ネットワーク・ストレージ・データベースなど)34%
第4分野請求、料金、サポート(料金モデル、コスト管理ツール、サポートプランなど)12%

配点の大きさを見ると、「セキュリティとコンプライアンス(30%)」と「クラウドテクノロジーとサービス(34%)」だけで全体の6割超を占めます。第1分野は配点だけを見ると後回しにしがちですが、社内の受験レポートでは、クラウドの考え方やWell-Architectedフレームワークの理解が不足して失点したという振り返りもありました。(→「3. CLFの難易度」で詳しく解説します)。

2-2. 押さえておきたい主要サービス

第3分野(34%)を中心に、基本的なサービスの「何のためのものか」は頻出です。細かい操作までは不要ですが、それぞれのサービスがどんな目的で使われるのか、イメージを持っておきましょう。

サービス一言でいうと
Amazon EC2AWS上に手軽に立てられる仮想サーバー
Amazon S3容量を気にせず使えるオブジェクトストレージ
Amazon VPCAWSアカウント内に作る、自分専用の仮想ネットワーク
Amazon RDS管理の手間を抑えて使えるデータベースサービス

特にEC2・S3・VPCは「AWSの基本のき」として頻出です。それぞれを単体で覚えるだけでなく、「似たサービスとの違い」「どんな場面で使うか」まで押さえておくと、本番のひねった問われ方にも対応しやすくなります。

2-3. 受験方法と申し込み

CLFは、Pearson VUEのテストセンター、または自宅などからのオンライン監督付き試験で受験できます。試験は通年いつでも予約可能です。申し込みの流れは、おおまかに次の通りです。

  1. AWS認定アカウントへ登録する(AWS Builder IDが必要です)
  2. 「新しい試験の予約」から、試験言語・受験方法・受験日・支払方法を選択する
  3. 予約内容を確認し、支払いを完了する

なお、オンライン受験を選ぶ場合は少し注意が必要です。合格者からは「事前のシステムテストや本人確認に手間取った」「日本語対応の試験官の枠は埋まりやすいので、受験日は早めに確定しておくとよい」という声が聞かれます。自宅で落ち着いて受けられるのは魅力ですが、環境準備に余裕を持っておくと安心です。

3. AWS CLFの難易度は実際どう?

CLFの合格ラインは1,000点満点中700点。AWS認定資格の中では最も基礎的なレベルに位置づけられ、ソリューションアーキテクトやデベロッパー向けの資格のような、深い技術知識やコードを書く力は問われません。その意味で「やさしい入門資格」というのは事実です。

ただし、「やさしい=勉強しなくても受かる」ではないというのが、実際に受けた人たちの共通した実感です。

3-1. 「入門資格だから楽勝」ではない理由

CLFでつまずく一番の原因は、難しさそのものより「侮ってしまうこと」にあります。実際、社内の受験レポートを見ても、一度で合格せず、再挑戦して受かった人は珍しくありません。合格者のスコアも、満点近くではなく700点台後半〜800点台前半で着地している人が多く、「対策していれば確実に受かるが、ノー勉や付け焼き刃では普通に落ちる」という温度感です。

その理由は、CLFが「狭く深く」ではなく「広く浅く」の試験だからです。一つひとつは難しくなくても、AWSの幅広いサービスと概念を網羅的に覚える必要があり、範囲の広さに対して準備が足りないと取りこぼします。受験者からも、こんな声が聞かれます。

「初見だと覚えることが多くて億劫になった。サービス名が似ていたり、名前から連想できないものも多く、工夫が必要だった」

「研修でAWSに触れていたので安易な気持ちで受けたら、一度落ちた。短時間の暗記でなんとかなる、という考えでは受からない」

「とにかく範囲が広い試験」と捉えて、早めに計画的に準備するのが、遠回りを防ぐ最大のコツです。

3-2. 特に手強いと感じる分野

体感として“特に手強い”と挙がるのは、おおむね次の3つに集中していました。
ここはCLF合格者・受験者が口を揃えてつまずくポイントなので、重点的に対策しておきましょう。

つまずきやすい分野難しさの理由重点的に押さえたい所
責任共有モデル(AWSとユーザーの責任範囲)概念自体はシンプルだが、対象が「責任共有モデル全般」なのか、EC2のようなマネージドサービスか、フルマネージドサービスかで答えが変わり、混同しやすいどこまでがAWSの責任で、どこからが利用者の責任かを、サービスの種類ごとに区別する
似たサービスの使い分けGuardDuty・Shield・WAFなどセキュリティ系や、各種サポートプランは、名前も役割も似ていて区別しづらい「何を守るサービスか」「どんな時に使うか」を用途ベースで整理する
第1分野(クラウドのコンセプト)配点が小さく見えて軽視しがち。Well-Architectedフレームワークやクラウド導入フレームワークなど、サービス暗記とは毛色が違うサービスの暗記に偏らず、「クラウドの考え方」も意識的に対策する

特に多いのが、第1分野(クラウドのコンセプト・24%)を後回しにして失点するパターンです。サービス名を覚えることに気を取られ、Well-Architectedフレームワークや責任共有モデルといった“考え方”の対策が手薄になって不合格、という反省は実際に寄せられています。配点も決して小さくないので、軽視は禁物です。

「各サービスの概要や違いを覚えることばかり意識して、Well-Architectedフレームワーク、クラウド導入フレームワーク、責任共有モデルあたりの対策を疎かにしていた」

似たサービスの区別についても、こんな声があります。

「セキュリティ系のサービスは保護対象や用途を明確に区別しないと迷う。サポート系も似たものが多く、名称だけでは判断できない。教本でさらっとしか触れていないサービスでも、『何のために、どんな時に使うか』まで理解する必要があると感じた」

3-3. 【独自調査】ALH社内の合格者・受験者の声

ALHはAWS 1000 APN Certification Distinctionを取得しており、社内にAWS資格保有者が数多くいます。そこで、CLFを受けたエンジニアの受験レポートをもとに、リアルな知見を整理しました。

調査概要:ALH株式会社所属のCLF合格者・受験者による受験レポートをもとに集計・整理(2026年時点)

「Udemyの問題集をやっていなかったら落ちていたと思う。本番レベルの問題は実際の試験よりやや難しめに感じた」(合格)

「問題集を繰り返すうちに、内容を理解せず選択肢を“覚えて”しまっていた。文字で覚えるのではなく、図で表現できるレベルまで理解すべきだった」(あと一歩)

「教本を読むのに時間をかけすぎて、問題集に着手するのが遅れて慌てた。もっと早くアウトプットして自分のレベルを知るべきだった」(合格)

「オンライン受験で、直前のシステムテストや英語の試験官とのやり取りに手こずった。受験日と環境は早めに整えておくべきだった」(合格)

共通して見えてきたのは、「侮らず範囲を網羅する」「問題集を“覚える”のではなく“理解する”」「早めにアウトプットして弱点を知る」「受験環境は前もって整える」という4点です。次章以降の勉強時間・勉強方法でも、このポイントを意識して解説していきます。

4. AWS CLFの勉強時間はどれくらい?

「CLFの勉強時間は20〜40時間が目安」とよく言われますが、実際に必要な時間は、これまでのIT・AWS経験によって大きく変わります。社内の受験レポートを見ても、2週間ほどの短期集中で仕上げた人から、2ヶ月かけてじっくり進めた人まで幅がありました。

4-1. タイプ別の勉強時間の目安

受験者タイプ勉強時間の目安学習期間の目安
IT・AWS未経験40〜60時間1.5〜2ヶ月
IT経験あり・AWSは未経験25〜40時間3〜4週間
業務でAWSに触れている15〜25時間2〜3週間

※ALH社内の受験レポートにもとづく代表的な目安です(2026年6月時点)。

未経験からでも、無理なく合格を狙える資格です。ただし「広く浅く」を網羅する試験なので、短期間に詰め込むより、少し余裕を持った期間で計画的に進めるほうが、結果的に定着しやすいという声が多く聞かれます。

4-2. 勉強時間を左右する“つまずき”は教材の進め方

合格者の振り返りでとても多いのが、「教本(参考書)を読むのに時間をかけすぎて、問題集に着手するのが遅れ、直前で慌てた」という反省です。

「教本を2〜3周読むのに時間をかけたが、効率を考えると、ある程度理解したら早めに問題集へ移ったほうがよかった」

「問題集に手を付けるのが遅く、ギリギリで覚えることが増えてしまった。アウトプットで自分のレベルを早く知るべきだった」

CLFは範囲が広いぶん、インプット(教本・動画)に時間をかけすぎると、アウトプット(問題演習)の時間が足りなくなりがちです。総勉強時間そのものより、「早めに問題集に着手して、自分の弱点を知ること」が、遠回りを防ぐ最大のコツと言えます(具体的な進め方は次章で解説します)。

5. AWS CLFの勉強方法・おすすめ教材

やみくもに教材を増やしても遠回りになります。社内合格者の多くが踏んでいたのは、全体像をざっくり → 問題演習をひたすら → ミスを“なぜ”まで理解 → 本番形式で仕上げるという流れです。

5-1. 合格者のモデル学習ステップ

ステップやること教材を使うタイミング
① 全体像をつかむ試験範囲をざっくり把握。読破しようとしない教本や公式動画で一読。分からない所は後で辞書的に戻る
② 問題演習をひたすらここが主役。手を動かして出題形式に慣れる問題集を中心に。隙間時間も活用
③ ミスを“なぜ”まで理解合否を分ける段階解説・公式ドキュメントで、正解と不正解の理由を理解。苦手分野は集中対策
④ 本番形式で仕上げる直前の実力チェック本番レベルの模試で、正答率の目安をクリアできるか確認

3章でも触れた通り、CLFでいちばん多い失敗は「①の教本に時間をかけすぎて、②③のアウトプットが足りなくなる」こと。教本はサラッと一読して全体像をつかみ、早めに②の問題演習へ移るのが、合格者に共通する効率的な進め方です。

そして最も強調されるのが③。「問題集を繰り返すうちに、内容を理解せず選択肢を“覚えて”しまう」のがCLF最大の落とし穴です。

「Udemyの模擬試験を繰り返すうちに、内容を理解せず選択肢を覚えてしまっていた。文字で覚えるのではなく、図で表現できるレベルまで理解すべきだった」(あと一歩)

正解の選択肢だけでなく、「なぜ他の選択肢が間違いなのか」まで解説を読み込むこと。この一手間が、本番のひねった問われ方への対応力を分けます。

④の仕上げでは、Udemyの本番レベルの模試で7割以上、基本レベルなら9割以上を安定して取れるようになっているのが、合格の一つの目安だと多くの合格者が語っています。

5-2. おすすめの教材

社内合格者が活用していた教材を、特徴・使い方とあわせて整理します。学習の主軸になるのは問題です。

教材特徴おすすめの使い方
Udemy「この問題だけで合格可能!模擬試験問題集(6回分390問)CLF対策の定番。基本レベル②本番レベルに分かれ、本番レベルは実試験よりやや難しめ②③の主軸に。「これがなかったら落ちていた」という声多数。セール時に購入を
Udemy「これだけでOK!試験突破講座(300問付き)ハンズオン動画+問題集がセット。手を動かして理解できる①の導入に。AWSを触ったことがない初学者向け。動画は計15時間超で時間に余裕がある人に
AWS認定資格試験テキスト クラウドプラクティショナー(改訂第3版)教本の定番。章ごとにまとめと問題があり、辞書的に使える①の全体像把握に。ただし1冊では細かいサービスが網羅できず、問題集との併用が前提
AWS Skill Builder「Cloud Practitioner Essentials」AWS公式・無料の約7時間の動画講座。主要サービスを分かりやすい例えで解説①の導入に。急ぎでなければここから始めるのもおすすめ
Ping-t無料で品質が高い。分野別に演習できる③で苦手分野(責任共有モデル・クラウドのコンセプト等)を集中的に潰すときに

教材選びで注意したいのは相性です。ある問題集が合わずに別へ切り替えて伸びた人も少なくありません。また、書籍は時間が経つと情報が古くなるため、必ず最新版(CLF-C02対応)を選んでください。

「教本を1冊やりきっても、細かいサービスは省略されていて網羅しきれない。必ず別途、問題集に取り組んだほうがいい」(合格)

6. AWS CLFの有効期限と再認定

AWSの認定資格には、3年間の有効期限があります。資格を維持するには、有効期限までに再認定(同じ試験の最新バージョンに再合格)するか、上位資格を取得する必要があります。

CLFの場合、その後にSAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)などの上位資格を取得すれば、CLFの有効期限も自動的に延長されます。多くの人は、CLF単体で再認定し続けるより、上位資格へステップアップする過程で自然に維持していくかたちになります。

失効日が近づくとAWSから案内メールが届きますが、AWSのサービスは頻繁にアップデートされるため、資格の更新を待つまでもなく、日頃から最新の知識をキャッチアップしておくのがおすすめです。

7. AWS CLFに関するよくある質問

Q1. AWS CLFの合格点は?

合格スコアは700点(1,000点満点)です。試験結果は100〜1,000点の換算スコアで表示され、「65問中何問正解で合格」と決まっているわけではありません。65問のうち採点対象は50問で、残り15問は採点に影響しない設問ですが、どれが対象外かは見分けられないため、すべての問題に回答することが大切です。

Q2. CLFの難易度・合格率は?

合格率はAWS公式では公開されていません。難易度はAWS認定資格の中で最も基礎的なレベルで、深い技術知識やコードを書く力は問われません。ただし「広く浅く」を網羅する試験のため、無対策では入門資格でも落ちることがあります。社内でも一度で受からず再挑戦した人がいるので、範囲の広さを侮らず準備するのがおすすめです。

Q3. 受験料はいくらですか?

100 USD/15,000円(2025年1月時点)です。為替レートや制度変更で更新される可能性があるため、受験前にAWS公式サイトで最新の金額を確認してください。

Q4. 勉強時間はどれくらい必要?

経験によって幅があります。業務でAWSに触れている人なら2〜3週間、IT・AWS未経験なら1.5〜2ヶ月が一つの目安です。総時間より早めに問題演習へ着手して弱点を把握することが効率化のコツです。

Q5. CLF-C01とCLF-C02の違いは?

CLF-C02が現行の試験です。旧バージョン(CLF-C01)は2023年9月に終了し、現在はCLF-C02のみが受験できます。C02ではセキュリティとコンプライアンスの比重が高まり、対象サービスも増えています。教材を選ぶときは、必ず「CLF-C02対応」と明記されたものを選んでください。

Q6. CLFとSAAはどちらから取るべき?

まずCLFからが王道です。CLFでAWS全体の基礎を固めてから、設計力が問われるSAAへ進むと、知識が積み上がりやすくなります。CLFの知識が残っているうちにSAAへ進むと効率的なので、間を空けすぎないのがおすすめです。

Q7. 未経験でも合格できますか?

可能です。社内でも、IT・AWS未経験から合格した人がいます。CLFはAWSを学ぶ「最初の一歩」として設計された資格なので、基礎から計画的に取り組めば十分に合格を狙えます。

Q8. 日本語で受験できますか?

日本語で受験できます。テストセンター、または自宅などからのオンライン監督付き試験から選べます。オンラインの場合は、事前のシステムテストや本人確認に余裕を持っておくと安心です。

8. まとめ

AWS CLFは、AWSの基礎を体系的に身につけられる、認定資格への入り口に最適な試験です。

私自身、製造業からIT未経験でこの業界に入り、最初に取得したのがCLFでした。勉強を始める前は「入門資格だし、すぐ受かるだろう」と思っていましたが、実際は責任共有モデルや似たサービスの区別など、つまずくポイントがいくつもありました。社内の受験レポートを見ても、侮って落ちた人、再挑戦して合格した人の正直な振り返りが数多くあります

ただ、難しすぎる試験ではありません。「広く浅く」の範囲を侮らず、問題集を“理解”ベースで繰り返し、早めに自分の弱点を知るという順番を守れば、未経験からでも着実に合格に届きます。

そして何より、CLFで得た「AWS全体をざっくり理解している」という土台は、現場で大きく効きます。実際に取得した人からは、「現場で飛び交うサービス名に抵抗がなくなった」「AWSの調べ方が分かるようになった」「次に何を学べばいいか見えてきた」という声が多く聞かれます。資格取得はゴールではなく、ここで得た基礎を実務や次の資格へ活かせるかどうかが、本当の価値です。

クラウドの需要が高まり続けるなか、AWSの基礎を証明するCLFは、キャリアの確かな第一歩になります。ぜひ、あなたの挑戦に役立ててください。

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(参考:AWS公式サイト - AWS 認定クラウドプラクティショナー)
(参考:AWS公式サイト - CLF 試験ガイド)※1
(参考:AWS Cloud Practitioner Essentials)
(参考:AWS 認定試験に向けた準備)

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AKIHISA

ALH株式会社 開発統括部所属。
趣味は料理・食べること。
ピザにビリヤニ、スープカレー、何でも作って食べちゃいます。 このライターの他の記事を見る

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