社員インタビュー

セルフブランディングで切り拓いたDBエンジニアへの道

著者近影
SHIMPEI

ALHのエンジニアの多くは開発もしくはインフラ領域を担当している方が多いのですが、今回は「データベースエンジニア」という新しい職種に挑戦しているTOMOKIさんをご紹介します。
前例のない試みのため、彼が試行錯誤しながら取り組んだのは「セルフブランディング」。
自分のWILLを掴み取るために彼が起こしたアクションとは?

また、横浜事業所の次代を担うリーダーを輩出するために「リーダーズアカデミア」というイベントも主催しているそうです。

セルフブランディングとリーダーズアカデミア。
この2つのキーワードに注目しながらTOMOKIさんにインタビューを行ってきました!

TOMOKI
中途入社 横浜事業所YR2所属
前職では携帯代理店にて店長をしていましたが、エンジニア未経験でALHに中途入社。
開発エンジニアとして働き、現在はDBに没頭中。
趣味は音楽・キャンプ・ゲームといろんなものに手をだしがち。

農学部出身から別ジャンルへ - 企画の面白さに目覚める

-まずはALHに入るまでのご経歴からお伺いします。

明治大学農学部で生命科学を専攻していました。当時は軽音サークルに所属していて、企画や管理を担当していました。
ライブイベントを行う際、TwitterでのPRが想定以上の集客につながったことで、マーケティングや企画の影響力の大きさを肌で感じたんです。
そこで、新卒ではそれらを経験できそうな会社に入社しました。

本社からの要請_社内コンサル部への異動

-その会社ではどのような経験をされたのでしょうか?

社内コンサルと、販売業務です。
社内コンサルはちょっとイメージしづらいと思うのですが、コンサル出身の上司のもとで、社内の様々な課題を解決する任務を負っていました。
論理的思考力をはじめ基礎的なビジネススキルはその上司の下で叩き込まれました。

販売業務では、私が担当したのは携帯の代理店業務で、これが意外と向いていたみたいです。
月間売上1位や、前月の売り上げ比200%を達成し、結果を出したことで徐々にマネジメント側にシフトし、マネージャー職となりました。

人生の転機 - データ分析の可能性に魅せられて

-順調なキャリアを積まれていたのですね。そこからなぜ、未経験でエンジニアの世界に飛び込むことになったのでしょうか?

販売業務にて、お客様の属性をデータ化し、分析して売上アップにつなげることができたんです。
その経験からデータ分析の面白さと可能性を感じました。

当初はデータサイエンティストなどに興味があったのですが、いきなりなれるわけがないと思い、まずはITエンジニアを目指すことに決めたんです。

その時点で28歳という年齢だったので、自分の中では勇気がいる決断でした。仕事もやめましたし(笑)。

-内定前に仕事をやめたんですか! それは思い切りましたね。

1~2年の投資だと思って自分の可能性に賭けてみたかったんです。

とはいえ、適性があるかもわからない業界にいきなり就職することはせず、まずはプログラミングスクールに通いました。
自分がITエンジニアに向いているのか見極めながらスキルを習得しようと。

スキルを習得しながらALHとの出会い - 風通しの良さとCANTABILEの記事に惹かれて

-ALHを選んだ決め手は? 

ALHは転職エージェントから紹介していただいたことがきっかけで知りました。
就職の決め手となったのは、面接官が自分を引き出してくれるような質問をしてくださったことと、ALHの社員にフォーカスしたCANTABILEの記事が印象深かったからです。

素直な言葉で書かれていて、風通しの良い会社なのだと思いました。
特にCANTABILEの記事を読んでいると内輪でのコミュニケーションをしっかりとれている会社なんだなと。

手厚い研修とプロジェクトでの成長 - データベースエンジニアとしての一歩

-なるほど。入社後の印象はどうでした?

手厚い研修が良かったです。コーチが複数人いて、いつでも質問できる環境が整っていました。ALHはサポート体制の部分が良かったなって思ってます。

入社前にプログラミングスクールに通ったと言いましたが、ALHの研修は実践を想定した内容になっているので、今となっては直接入社しても良かったんじゃないかと(笑)。

-ALHはエンジニア研修に力を入れてますもんね。話は変わってしまうのですが、最初に経験をした案件を教えてほしいです。

最初の案件はDBを参照しているシステムアップデートに伴い、データ構造を新システムに合わせDBを移行するというプロジェクトに参画しました。

移行をするためのスケールやスクリプトを作って、単体テスト、結合テストを何ヶ月もかけて行いました。初めからデータに関わる案件で良かったです。

-最初からご希望通りの案件に関われたんですね。その次の案件はどうでしょう?

データ分析周りに近くなりました。データの分析ツールで”モーションボード”と呼ばれるものがあるのですが、そのツールにデータを入れるとグラフ表示やパーセンテージを出すことが可能になるというものです。
データを用意するためにSQLを大量に書いたので、SQL自体に慣れることができたのもこの案件ならではだったと思います。

また、データを使用するユーザーとの要件調整なども行うことがあり、上流工程に携われたのも自身にとって大きな経験でした。

大手企業のプロジェクトでの活躍 - データ分析基盤の運営を担うデータベースエンジニアの役割

 -ご希望通りにデータベースに深く関わってきていますね。現在はどのような案件を担当していますか?

大手企業のプロジェクトで、データ分析基盤の運用をしています。各システムからデータを収集し、分析用のデータを提供する役割です。私自身はチームをリードする立場として、クライアント側の分析チームの担当者とも連携しながら取り組んでます。

マーケティングに力を入れている大手企業なので、データ量が非常に多いです。最近ではデータを提供するだけでなく、マーケティング施策の打ち合わせの場に立ち合ったり、運用方法を一緒に考えたりする機会もあります。

-マーケティング施策の打ち合わせにも⁉ クライアント側から信頼を得ているからこそですね。

セルフブランディングの在り方

-なぜ思い描いたデータベースの案件ができていると思いますか?

一発目にデータベースを扱うような案件に入れたのは運の要素が大きいです。
ですが、これはチャンスだと思って、そこから自己ブランディングを始めたことが一番大きな要因かなと思っています。

「データベース案件があればやりたい」ということを当時の上司やグループに言い続けてきましたし、説得力を持たせるためにSQLの資格取得や社内SNSにデータベースに関する学習記録なども投稿して、徐々に私の想いが伝わるようなPRを続けました。

【以下_社内SNSへの投稿例】

-経験の積み重ねですね。当時の周囲の反応はどうでした?

徐々に応援的な雰囲気になっていきました!「データベース」という言葉を発信し続けることにこだわりを持つことが良かったんだと思います。

-「セルフブランディング」ですね……とても大事。

そうそう。「彼は我儘を言っているんじゃなくて、芯を持って言い続けてるんだ」と周りが思ってくれたことがポイントですね。

-勉強になります。現在、TOMOKIさんに続いてデータベース案件をやってみたいという方はいますか?

データ分析に興味はあるけど、Pythonの開発や何かに付随する形で関わる、という方が多いです。今は「データベースに興味がある」という人がいつでもアサインできるような受け皿を作り、時期が来たら対応できるよう体制を整えています。

ご興味ある人はぜひ、私に連絡ください!(笑)。

リーダーズアカデミア - 組織の未来を担う人材の発掘と育成

-エンジニアとしてのスキルアップと並行して、マネジメントにも力を入れているとお聞きしています。

グループ長として、メンバー一人ひとりのやりたいことを実現させるためのサポートを心がけています。個性を尊重し、キャリアの可能性を広げられるよう努めています。
また、「リーダーズアカデミア」を立ち上げ、組織の未来を担うリーダーの育成にも注力しています。

-「リーダーズアカデミア」について詳しく教えてほしいです。

リーダーズアカデミアは、グループ長などのマネジメント層を増やすための横浜独自の取り組みです。
メンバーがグループ長の仕事内容や魅力を知る機会が少ないと感じていたので、場を設けてあげたいと思ったことがきっかけです。
グループ長の業務や面白さを伝え、マネジメントに興味を持つ人材を発掘・育成することを目的としています。

この企画の発案時にマネジメント人材の不足といった課題を横浜事業所の組織課題として感じていたんです。
当時同じグループ長だったNAMIさんも同様のことを感じていたらしく、2人で企画しグループ長会議の場で提言しました。

周りの皆さんにもご理解をいただき、昨年(2023年)の4月ぐらいから本格的に「リーダーズアカデミア」をやろうという話になりました。
8ヶ月程施策を練って実施までたどり着いたんです。

-実際にリーダーズアカデミアを開催されて成果はどうでした?

初開催は30名ほどに参加していただきました。

参加者からは、普段関わる機会が少ない方との交流や思想の共有、リーダーとしての在り方等を学べたといったような声が聞けました。

この企画の参加者の中からその後4名のグループ長が抜擢されましたし、一定の効果はあったと感じています。
今後は年1回のペースで定期開催をし、組織の成長に貢献できればと思っています。

グループ長としてのマネジメント - メンバーの成長とキャリアを支援

-TOMOKIさんがグループ長として意識していることはありますか?

メンバーが取り組んでいる業務が本当にやりたいことなのかを都度確認しつつ、未来像を明確にしてあげることです。

やりたいことを自ら望んでアクションすれば、目標にある程度近づくことはできると思っているので、「メンバーの未来像を実現させてあげたい」という話はグループ長の中でも話しています。なかなか難しいですけどね。

-ALHに入社されてから、これは苦労したなと思われることはありましたか?

まさに今ですね。
マネジメントで苦労しています。私のグループで業務上悩んでいる方に対して、どうフォローをしてあげると良いのか日々模索しています。

先ほどお伝えした通り、自分自身はやりたいことをできる環境を自ら作ることを意識していますが、メンバーに同じことを求めても良くないと思っています。
一人ひとりの個性を尊重したサポートなど、メンバーを良い方向に導くマネジメントが難しいと実感しながら取り組んでいます。

3年後、5年後の目標 - データ活用の推進とブランド力向上

 -TOMOKIさんはマネジメントとデータベースのスキルを並行して追求していますね!

データベースのスキル単体でみるとまだまだ学ぶことばかりです。

一方で、マネジメントは徐々に自分の強みになりつつあるのではないかと。
将来的にはPMの立場になって、チーム基盤を作りつつ、データ活用の推進にも力を入れていきたいと考えています。

-TOMOKIさんが目標とする3年後、5年後の姿を教えてほしいです。

プロジェクトではPMとしてチーム基盤を強化し、社内のデジタル領域ではデータを扱った取り組みで貢献していきたいですね。

将来的には、ALHの強みの一つとしてデータベースの認知度を高めることも目標です。

マネジメント側の立場としては、メンバーがなりたい姿の可能性を広げるサポートを今後もできればと思います。

未経験からチャレンジする価値 - 組織の未来を切り拓くために

-今後未経験からエンジニアを目指す方に向けてメッセージがあればお願いします!

未経験からでもエンジニアにチャレンジする価値は十分にあります。入社後や関わる案件からのキャリアステップを想像し、自分なりの未来像を描いてほしいです。

周囲に発信し続けることで、きっと道は開けるはずです。
ご自身のポテンシャルを信じて、今できることを頑張ってほしいです。

未経験からデータベースエンジニアへと成長を遂げ、今では組織の改善やマネジメントを担いながらリーダーとしても活躍しているTOMOKIさん。

その姿勢は、社員にとって大きな刺激となり、会社の発展を支える原動力にもなるでしょう。

TOMOKIさんのような方がALHにはたくさんいます。
一人ひとりが信念を持って業務に取り組むことで自身が思い描いた「なりたい自分」へと昇華していくのだと思います。

この記事を書いた人

著者近影

SHIMPEI

ALH株式会社 採用戦略部 ブランディングチーム所属
元IoTコンサルタント
今は生成AIに注力し、プロンプトエンジニアを目指すWEBライター初心者
所持資格は簿記1級、FP2級、英検1級、インテリアデザイナーなどなど約20種

趣味は野球、自転車(ロードバイク)、登山。Anytimeジムの契約を考え中 このライターの他の記事を見る

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