【21卒内定者インタビューvol.1】真っ直ぐに、正直に。私は「らしさ」を諦めない。

2020.11.6 働く人
みなさん、こんにちは!ROUの中野です。
昨年度、多くの読者の皆様から好評をいただいた内定者インタビュー企画が今年もやって参りました!
記念すべき2021年卒第一弾は、伊藤真子さん。人にやさしく自分に厳しく、真っ直ぐ突き進む彼女の軌跡を、一緒に振り返ってみましょう。

伊藤真子(いとうまこ)
京都橘大学文学部4年。2021年4月、技術職として入社予定。
和歌山県出身。旅とラーメンが好き。最近の悩みは、喋り方がクレヨンしんちゃんに似てるねとよく言われること。

好奇心は一丁前。だけど「ひとり」は怖かった

――こんにちは!今日はどうぞよろしくお願いします!いまはお家?

そうです!卒業研究の中間発表が終わって、急いで帰ってきました(笑)。

――そっか、もうそういう時期か…。伊藤さんはどんな研究をしているの?

熊野古道を現在の姿のまま維持して、後世に伝えるための新しい修復方法について研究しています。

――熊野古道!いつか行ってみたいんだよね。どうしてその研究テーマを選んだの?

地元が和歌山なのでもともと熊野古道は身近な存在ではあったんですが、熊野古道の修繕ボランティアに参加したときの経験がかなり大きいですね。「いま私が立っているこの場所は、遥か昔の人も歩いた道なんだ」って思ったらなんだかすごく感動して、そこから寺社仏閣や世界遺産に興味を持つようになったんです。だから卒業研究では、私の興味関心の原点となった場所についてもっと深く学びたいなと思ってこのテーマを選びました。

――世界遺産が身近にあるってうらやましいなあ。高校卒業までずっと和歌山ってことだよね。高校時代までの伊藤さんってどんな子だった?

何にでも興味を持つ性格だったので、毎日何かしらの習い事に明け暮れていました(笑)。中でも長く続いたのはサッカーです。小学校から高校まで、10年近くやっていたかな…。

――サッカー少女だったんだ!始めたきっかけって何だったの?

完全に友だちの影響です。「あの子サッカーやってるんだ。いいなあ、私もやりたい。」っていう(笑)。私って今でこそ外交的に見られるんですけど、昔はすっごく内向的だったんです。好奇心は強いけど、自分ひとりでは行動を起こせなくて。何をするにしても必ず誰かと一緒じゃないと動けなかったから、サッカー以外の習い事も、「あの子がいるからやってみよう」とか、「あの子を誘ってやってみよう」とか、そんなのばっかりでした。

――えっ、本当に?いまの伊藤さんのキャラクターからは全く想像がつかないや…。

やっぱりそうですよね(笑)。でも本当なんです。昔はとにかく初動を起こすのが苦手で、チームに溶け込むのも一苦労でした。だけどその分、一度凹凸がはまりさえすればチームメイトの存在が大きな原動力にはなって。だからこそ、サッカーも長く続けられたんだと思います。私が良いプレーをしたらそれがチームの結果に結びつくというのが好きだったんです。

――仲間がモチベーションの源泉だったんだね。ところで、大学に入ってからサッカーは?

スパッと区切りを付けました。これまでずっとサッカーに注力してきたから、これからは違うことにチャレンジしてみたいと思っていたので…。

――そうだったんだ。大学ではどんなことに挑戦したの?

いちばん初めはフィリピンでのボランティア活動だったかな。と言っても、これもサッカーと同じで友だちに誘われて始めたことなんですけどね(笑)。でも、このボランティアのおかげで私の人生は大きく変わりました。

異国での出会いが、私の人生を大きく変えた

――お、気になる話が出てきた。詳しく聞かせて。

ボランティア活動の一環で、学校にも行けず路上生活を強いられている子どもたちとかかわったとき、自分がいかに恵まれた環境にいるか気づかされたんです。自由に勉強できて、どこへでも行ける環境って当たり前のことじゃないんだなって。それまでの私は「ひとりで行動を起こすのが怖いから」というだけの理由で、その環境を無駄にしてしまっていたけれど、ほんの少しの勇気さえ出せば、私は何にでもなれる。こう思えたことが何よりも大きな収穫でした。

――フィリピンでのボランティアが、伊藤さんにとって人生の転機になったんだね。

本当にその通りです。実際、ボランティアを終えてからはひとりでも勇気を出して色々なことに挑戦できるようになりました。

――たとえば?

大きなもので言うと、1つはサークルの立ち上げです。

――おお、それは確かに大きな挑戦だね。どんなサークルを作ったの?

日本人学生と留学生の交流イベントを運営するサークルです。私はもともと留学生の友人が多かったんですけど、彼らが口をそろえて「日本人の友だちが全然出来ない」と愚痴をこぼしていて。彼らのために何かできることはないかなと考えたときに、サークルを作って交流の場を用意してあげることを思いつきました。

――すごい行動力!でも、ゼロから形にしていくのってきっとすごく難しかったよね。

そうですね…。特に、全員が楽しめる空間を作ることに関しては、かなり試行錯誤を重ねました。というのも、私がサークルに誘った子たちが途中で辞めてしまうことがあって。辞めるってことは何かしらが楽しくなかったからじゃないですか。「私がもっと頑張っていれば、この子たちは辞めずに済んだのかな」って思うとすごく申し訳なくて…。もう二度と誰かにそんな思いをさせたくなかったんです。

――「かかわる全ての人を幸せに」という思いが強いんだね。誰も除け者にしない、伊藤さんの優しさがすごく伝わってきた。ところで、ボランティアを終えてから挑戦したことに関して、「『1つは』サークルの立ち上げ」と言っていたけれど、他にも何かチャレンジしたことがあるの?

はい!4年の8月から休学して、5カ月間フィリピンへ語学留学に行きました。

――そうなんだ!留学生との交流の場を作り出した伊藤さん自身が、留学生になったんだね。ちなみに、留学をしようと思ったきっかけって?

3年の春休みに行ったエジプト旅行です。すごく親切にしてくれた現地の方に対して、「ホンマにありがとう、めっちゃ助かった!」って、最大限の感謝を伝えたかったのに、英語が全く喋れなかった私は”Thank You!”としか言えなくて。それがすごく悔しくて、絶対に英語を喋れるようになってやろうと思ったんです。

――伊藤さんらしい素敵なきっかけだね。留学先の環境はどんな感じだったの?

フィリピンで一番厳しいと言われている語学学校に留学したので、5時に起きてラジオ体操して、ご飯食べて勉強して、23時に寝て……という日々を繰り返していました(笑)。

――待って?めちゃくちゃ厳しくない??

いやもう本当に(笑)。進学塾のお正月特訓がずっと続くみたいな感じです。

――どうしてそんなに厳しい環境に身を置こうと思ったの?

学習意欲の高い人に囲まれたかったからです。正直に言うと、私ひとりの力では5カ月間もモチベーションを保ち続けられる自信がなくて。じゃあどうしたらいいんだろうと考えたときに、周囲に一生懸命勉強している人がたくさんいれば、「あ、私がこうやってボーッとしている間にも周りの人は勉強してるんだ」って、自分を追い込めるだろうと思って、一番厳しい語学学校を選びました。

――自分を奮い立たせるための選択だったんだね。

はい。実際、この選択が私にはすごく合っていて、周りの人に刺激を受けながら頑張り続けることができました。今思うと、この経験も「向上心の高い人とともに働きたい」という就活の軸に繋がっていたなと思います。

ゼロからのスタートとなった就職活動

――ちょうど「就活」というワードが出てきたけど、伊藤さんが就活を始めたのは留学から帰ってきたあと?

そうです!1月末に帰国してすぐ、就活のために東京の友人の家へ引っ越しました(笑)。

――えっ、引っ越し!?なかなかそこまで出来る人いないよ…。東京に来てからはどうやって就活を進めていったの?

まずはとにかく知識を詰め込みました。というのも、私は留学前に就活を一切していなかったので、引っ越した段階での就活レベルはゼロに等しくて。私より一足先に社会人になった友人から就活のことを聞かれたとき本当に何も答えられなかったんです。「あんたちょっとやばいで、このままやとどこも就職できへんで」って言われて、初めて自分のレベルの低さに気づきました。「なんとかなる」って思ってたけど、「いやコレなんとかならんわ」って(笑)。その日から心を入れ替えて、1日に3つ4つくらい、業界を問わず就活イベントに参加したり、社会人の方の話を聞いたりと、1カ月間かけてインプットをしまくりました。

――他の就活生に追いつくくらいの勢いで知識を吸収していったんだね。その結果、どんなことが見えてきた?

前々から「人の役に立ちたい」という思いは漠然と持っていたのですが、ひとくちに「人の役に立つ仕事」と言っても、世の中から無くなっては困るものを維持する仕事と、まだ世の中にはないものを生み出す仕事の2種類があるなと気づきました。じゃあ自分はどちらに惹かれるかなと考えたときに、サークル立ち上げのときに感じたやりがいや高揚感を思い出したんです。その経験が「誰かに新しい価値を提供できる仕事」という軸に繋がりました。

――「やりたいこと」の軸が定まったんだね。その他に、「こういう会社で働きたい」という思いはあった?

一つは、先ほども少しお話しした「向上心の高い人とともに働きたい」という軸です。これまでの人生、一緒にいる人のおかげで頑張れたことが多かったので、この軸は外せませんでした。それから、これはちょっと言っていいのか分かんないんですけど、就活生がよく言う「成長したいです」って、結構受け身な発言だなと私は思っていて…(笑)

――お、切り込むね(笑)どのあたりが受け身だなと思うの?

ぶっちゃけ成長って、誰かに成長できる環境を用意されないとできないものではなくて、自分の行動次第でどこにでも作り出せるものだと思うんです。それに、仮に初めから成長環境が整っていたとしても、そもそも仕事ができない人は、信頼も得られなければ、新しい仕事も与えてもらえないですし…。私は誰かに用意してもらったルートをなぞるのではなくて、自分で成長の道筋を描いていきたいので、出した成果の分だけ新たなチャンスをつかみ取れるかどうか、というのは重視していました。

――伊藤さんの自責思考が強く現れた考えだね。軸が明確になっていく中で、ALHと出会うまでにどんな経緯があったの?

始まりはただの偶然でした。色々なベンチャー企業とコンタクトがとれる就活サイトを見ているときに、たまたま「あなたへのおすすめ」にALHが出てきたんです。記事やブログを見たらなんとなく良さそうな雰囲気だったので(笑)、「話だけでも聞いてみるか~」って感じで連絡をしてみました。

――実際にALHの社員と話をしてみて、どう思った?

こんなにも私が私のままでいられる場所があったんだ、と思いました。「僕は伊藤さんと話していてすごく楽しかった。伊藤さんが伊藤さんらしくいられる場所で働くのが一番だよ」と言ってもらえたことが本当に嬉しくて、そのとき初めて「あ、就活って自分を偽らなくてもいいんだ」って、ありのままの自分を肯定してもらえたように思えたんです。それからは、選考へ進むたびにALHへの気持ちが強くなっていきました。

本音と建前の間で揺れる心。葛藤の末に下した決断

――偶然が運命に変わった瞬間だね。ところで、ALHに出会った頃、他の会社も選考は受けていたの?

はい。ALH以外に4社くらいだったかな。どの会社も最終選考に進むことができて、内定をいただけた会社もありました。でも…。

――でも?

他社の選考を受けている間、ずっとつらかったんです。就活って、上手に嘘をつける人が勝ち上がっていくというか、正直者が馬鹿を見るような風潮がありますよね。第一志望じゃなくてもとりあえず「御社が第一志望です」って言っとけみたいな。私にはそれが本当に苦しくて。私は、包み隠さずありのままの自分でいられるALHがすごく好きで、絶対に入りたいと思ってる。それなのに、他の会社には「内定が出たら入社します」と言うなんて、そんなの一種の裏切りじゃん、と思って…。

――たしかに就活では、自分を偽ることが正当化されてしまうことがあるよね。でも伊藤さんには、それがどうしてもできなかったんだ?

就活生にとっては「いち企業の人事」でしかない人も、その人の家族や友人にとっては「大切な存在」だと思うんです。誰だって、自分の大切な人が裏切られたり傷つけられたりしたら悲しいじゃないですか。だから、私が人事の方に対して嘘をつくことで、その方を大切に思っている人を遠回しに悲しませることになってしまう。そう考えると胸が締め付けられるようで。結局、どうしようもなくつらくなってALHの最終選考前に、他の会社の選考や内定は全て辞退してしまいました。自分にも他人にも、嘘はつかないと決めたんです。

――勇気ある決断をしたね。真っ直ぐですごく格好いい!

ありがとうございます。後ろ盾のない状態で最終選考に臨んだので、めっっっちゃくちゃ緊張しましたけどね(笑)。でもその分、内定をいただけたときの喜びはひとしおで、嘘をつくのがしんどくて泣きながら帰ったこととか、パンプスが痛くて裸足で歩いたこととか、そういう苦い記憶が全て報われた気がしました。

世界は広い。可能性の芽はそこら中に転がっている

――私も、伊藤さんの苦しみが報われて本当に良かったなと思う。伊藤さんがその真っ直ぐさを武器に活躍していく姿を見るのが楽しみです!じゃあ最後に、この記事を読んでくれた就活生の皆さんに何かメッセージをお願いします!

就活って、選択肢があればあるだけ、ベストな答えを出しやすくなるものだと思います。私は就活を始めた当初、全く知識がなかったからこそ、フラットに色々な会社を見て、その結果ALHという答えに辿り着くことができました。だから、「私はこの業界しか興味がない!この会社以外は受けない!」と可能性を狭めずに、ぜひ自分の目や耳で多くの選択肢を検討していってほしいです。その上で皆さんがいちばん皆さんらしくいられる会社に出会えることを願っています。それがALHだったら嬉しいです!

――素敵なお話をありがとう!4月、目黒で伊藤さんに会える日を楽しみにしています!

中野はな
ALH株式会社 Resource Optimize Unit (通称:ROU)所属。
2019年新卒入社。最近のマイブームは韓国ドラマ。リジョンヒョクのいない現実がつらくて泣いている。