社員インタビュー

定年後の雇用延長ではなく、もう一度“面白い仕事”へ。

著者近影
SAKI

官公庁・インフラ領域を中心に、プロジェクトを動かす立場で長く経験を積んできたHさん。
アプリ開発からキャリアをスタートし、マネージャー昇格を機にインフラへ軸足を移してからは、PMとして現場を率いる役割を担ってきました。
転職の背景にあったのは「まだ一線で、“面白い”と思える仕事をしたい」という感覚。
雇用延長という選択肢もある中で、成長フェーズの組織で経験を活かす道を選びました。

若い社員の活気や「プライム案件をつくっていく」方針、そして面談・面接での“自分を必要としてくれている”熱量が、入社の決め手になったといいます。
現在は官公庁向けネットワークの保守・運用プロジェクトにて、サブプロジェクトのPMO/副リーダーとして参画。段取りや進捗の“見える化”を進めながら、体制拡大にも取り組んでいます。

ホストコンピュータからWeb、そしてインフラへ。“時代の変化”と一緒に広げてきたキャリア

── まず、これまで歩んでこられたキャリアについて教えてください。

キャリアのスタートは、いわゆる業務システムの開発ですね。
入社当時はホストコンピュータ全盛の時代で、COBOLで設計・開発をしていました。

その後、ITの潮流がホストコンピュータからオープンシステム、インターネットに移っていく中で、扱う技術もVB、Web、最終的にはJavaという形で変わっていきました。

ただ、ずっと“手を動かす開発一本”だったかというとそうではなくて、途中からはプロジェクトマネジメントの立場も経験しています。

── そこから、インフラ領域へシフトしたきっかけは何だったのでしょうか?

課長職に昇格するタイミングで、部の方針として「インフラをまとめて見るチームをつくろう」という動きがあったんです。 

インフラはインフラでまとめて、サーバーやネットワーク機器も含めて一つのチームとして面倒を見よう、と。

そこで自分もアプリ開発からインフラへ軸足を移して、以降はインフラ領域を中心にキャリアを積んできました。

── 印象に残っているプロジェクトや、今につながっている経験はありますか?

特に印象に残っているのは、業務用の端末25,000台を用意して全国に展開する案件です。Windows端末を一定数まとめて用意して、キッティングして、全国の拠点へ届けて、セットアップや説明まで含めて完了させる。

いわゆる“システムをつくる”とは違って、工場や流通の世界に近い仕事でした。 

しかも拠点数も多いので、全国に散らばっている担当者への手順の説明や、お客様への振る舞いやお作法の伝授、また、進捗状況の吸い上げや遅延管理も日々チェックできるようにしないと、工数が雪ダルマ的に膨れ上がってしまうので、仕組みを作っておかないと回りません。 

この経験で強く思ったのは、プロジェクトは結局“段取り”が勝負だなということです。回り始める前の準備をどれだけ固められるかで、その後の運営が決まります。

今PMOとしてスケジュールや段取り、見える化を大事にしているのも、原点はそこにありますね。

「雇用延長」ではなく、“転職”の選択をした理由

── 転職を考え始めたきっかけは何だったのでしょうか?

前職は定年が60歳で、その後も雇用延長という形で続ける選択肢はありました。

ただ、雇用延長になると働き方や立ち位置が変わります。
上司面談等で雇用延長の話になると、プロジェクト内の立ち位置としてはお手伝い的な立ち位置になるように聞こえました。 

ちょうどプロジェクトの切れ目のタイミングでもあったので「だったら区切りのいいところで、次の環境に移ろう」と思いました。

やれることはまだあるのに、能動的に動けないのはつまらないなと。
正直、そのまま延長して“やらされ仕事”になるのは嫌でしたね。

── 「やらされ仕事」という言葉が印象的です。

先に雇用延長を経験した先輩たちの話を聞く機会があって「あまり面白くない」という声が多かったんです。

もちろん仕事なので大変なことはあっていいと思うんですけど、“面白くない”状態が続くより、まだ一線で動けるうちに、もう一度ちゃんと勝負できて"面白い仕事”をしたいと思ったんです。

── 「面白いかどうか」はHさんにとって重要な基準なんですね。

そうですね、自分にとっての“面白い”は派手さじゃなくて「自分で考えて動けて、前に進む手応えがある」ということです。

そういった環境に身を置きたいと思いました。

「必要とされている」熱意と、プライム化への挑戦に惹かれて

── 転職活動の中で、ALHとはどんなきっかけで出会ったのでしょうか?

転職活動はエージェント経由で進めていて、その中でALHを紹介してもらいました。

年齢的に書類でお断りされることも少なくなかったので「ベテラン層を探している会社がある」と聞いた時点で、正直ありがたかったですね。

── 初めてALHを知ったとき、どんな印象を持ちましたか?

一番最初の印象は「若い社員が多くて、活気がある会社だな」というところでした。

前職はどうしても年齢層が高めで、拠点の関係もあって“会社としての一体感”を感じづらい場面もあったので、そこは純粋にプラスに映りました。

面談でお話した人事のNさんの雰囲気もすごく良くて「面白そうだな」と思ったのを覚えています。

── 最終的に入社を決めた「決め手」はどこにありましたか?

きっかけというより、じわじわ決まっていった感覚ですね。

面談や面接を通じて、Nさんや面接官の方々が「形式的に選ぶ」のではなく、“本当に必要としている”と感じられる熱量が素直にうれしかったです。

それと、会社として「これからプライム案件を増やしていく」「自分たちで開拓していく」という話が出たのも大きかったですね。

整っている場所に入るというより、これから作っていくフェーズに関わることができる
その点に「自分のPMとしての考え方や経験が活きるかもしれない」「若い人たちに継承できるかもしれない」とワクワクしました。

── 若い組織に入ることに、迷いはありませんでしたか?

むしろ、伸びしろしかないなと思いました。

面接が進む中でオウンドメディアの『CANTABILE』なども拝見したのですが、社員の皆さんが積極的に情報を発信していて、活気が伝わってきました。

「この変化し続けている組織に自分も飛び込んで、知見を継承しながら、一緒に会社を大きくしていきたい」と思えたのが大きかったですね。

官公庁ネットワークの現場で、“PMO”としてALHの存在感を高める

── 現在はどのようなプロジェクトに携わっているのでしょうか?

官公庁のお客さま向けに、ネットワークの保守・運用を行うプロジェクトに参画しています。
全体としては100名規模の体制で、複数の部門が共同利用するネットワーク環境を支える案件です。

その中で私は、ある部門システムの更改に伴って必要となる「拠点側の環境整備」を担うサブプロジェクトを担当しています。
体制は20名ほどで、いまは副リーダーとしてPMOの立ち位置で動いています。

── “いつの間にか副リーダーになっていた”と伺いました。どんな経緯だったんですか?

参画当初は、別会社メンバが多い混成チームでのプロジェクトでしたので「あまりでしゃばらず派遣先メンバの担当分のみ管理すればいいかな」とも考えました。 

ただ、現場を見ていくうちに「段取りや計画が整理されきっていないまま進んでしまいそうだな」と感じる場面が出てきたんです。
テスト前の準備やアサインの整理は、後回しにすると一気に負荷が跳ね上がるので「待っているより先に形にした方が早い」と思い、進捗管理表やスケジュールをExcelで整理して、運用できる形に落とし込みました。

そうやって動いているうちに、体制図上でも“副リーダー”という役割が自然と定着していった、という感じですね。

── PMOとして、普段いちばん大事にしていることは何ですか?

段取り」と「仕組みづくり」です。
少人数ならば力技でもなんとかなりますが、10〜20人規模になるとそれは現実的ではありません。

なので、管理者やチームメンバがプロジェクトの進捗状況や課題の状況等を、手間をかけずに最新状態を正確に見える化することが、PMOの仕事の肝だと思っています。

──現場で大事にしていることを教えてください。

大事にしているのは「言われたことをこなして終わりにしない」ことです。

会議でも「これやらないといけないよね」とか問題提起だけで終わってしまって、翌週全く進んでいないとかあるあるじゃないですか。

「これ、明日までにやっときますよ」とか「○○さん、今週中にお願いできますか」とかアサインしておかないと進みませんよね。

当事者が決まらないままグダグダになってしまうのは気持ち悪いので、そうならないように回しています。

サブプロジェクト内だけでなく、親プロジェクト側のメンバと調整したりする中で、親プロジェクト含めて認知が広がりました。 

── Hさんの活躍が、ALHの評価に直結しているのですね。

そうなれば嬉しいですね。
目的は目立つことではなく、現場での信頼をALHとしての実績に変えて、体制拡大につなげることです。

転職で戻ってきた“学習意欲”と、次にやりたいこと

── 転職してから、ご自身の中で変わったことはありますか?

一番は、学ぶ姿勢が戻ってきたことですね。

転職を決めたあたりから「まだまだいけるぞ」と、いい意味で欲が出てきて。笑

実際いまの現場はネットワークの比重が大きくて、これまでの得意領域とは少し違います。
打ち合わせで話が理解できない状態だと歯がゆいので、手を動かすわけじゃなくても勉強してキャッチアップしています。

── 今後、挑戦していきたいことはどんなことですか?

短期的には、現場理解をもう一段深めて、体制が増えても回る状態を作ることですね。
いまは2名体制ですが、増えれば増えるほど“段取り”が効いてくるので、先に整えておきたいです。

あと個人的には、技術を尖らせるというより、対お客さまの動きや周りの巻き込みも含めて、PMOとしての価値を上げていきたいと思っています。

── 後進育成やチームづくりについては、どう考えていますか?

正直、完璧なやり方が見えているわけではありません。

ただ、一緒に仕事をする中で「こういう場面ではこう動く」「ここは先にリスクを潰しておく」といった勘所を、伝えていきたいです。

それと、話しづらい雰囲気だけは絶対に作りたくないですね。

コミュニケーション不全を防ぐためにも、心理的安全性を保って、皆がのびのびと仕事ができる状態を整えたいです。

結果としてメンバが1年後に見違えるように成長した姿を見られたら、それが自分にとって一番の喜びだと思います。

── その上で、ALHにどう貢献していきたいですか?

根っこにあるのはALHの成長の「役に立ちたい」という気持ちですね。

会社としてプライム案件を増やしていく、体制を広げていく、という流れの中で、自分の経験を使えるところは多いと思っています。

もう一度“面白い”方へ。―― ALHとキャリア転職について

── 最後に、キャリアの節目を迎えている同世代のPMの方々へ、メッセージをお願いします。

もし「雇用延長にするか、転職するか」で迷っているなら、私は転職に舵を切る選択をおすすめしたいです。

年齢的に書類でお断りされることもあって、不安がゼロだったわけではありません。

でも、環境が変わると想像以上に気持ちが切り替わるんですよね。
自分の場合は、転職を決めたあたりから「まだまだいけるぞ」って欲が戻ってきて、学ぶ意欲も自然と復活しました

同じPMの仕事でも、やらされ感が強くなると、どうしても面白さが薄れてしまう。

逆に「必要とされている」と感じられて、会社として挑戦しているフェーズに身を置けると、もう一回前向きに走れる感覚が出てきます。

迷っているなら、まずは外の空気を吸ってみるだけでもいいと思います。思った以上に、もう一段ギアが入るきっかけになるはずです。

ーーHさん、本日はありがとうございました!

AIの進化、DXの加速、企業課題の高度化──
ALHはその“時代の変化”に正面から向き合うため、事業・組織ともにあらゆる変革を進めています。

“人を軸にした技術パートナー”として社会により大きな価値を届けるために。

ALHでは、エンジニア経験者の採用を積極的に進めています。

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この記事を書いた人

著者近影

SAKI

ALH株式会社 ブランド戦略室 グループ長。
21年新卒入社。コーポレートブランディングに関わることを上から下まで色々担当。
よく食べ、よく歌い、よく太ります。
最近ついた二つ名は食べ盛りBLUES。 このライターの他の記事を見る

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