社員インタビュー

『与えられる側から与える側へ』新卒入社から5年目。マネジメント職のこれまでとこれから。

著者近影
カンタービレ 編集部

個性豊かなメンバーが集まるALHでエンジニアとして活躍する社員を紹介していくこの企画。

今回は、Key-points Suite Unit(KSU)のユニットディレクター兼グループディレクターとして多くのメンバーを束ねるSHUNSAKUさんです!

KSUはインフラエンジニアが所属する7つあるユニットの中の1つです。そんな大きな組織のTOPとして日々、エンジニア業務以外にもユニットディレクターとしてユニットのグループディレクターやメンバーをマネジメントしつつ、会社の採用に関わるなど、入社5年目で幅広い業務に携わっているのがSHUNSAKUさんです。若手の社員からは「SHUNSAKUさんってすごい人!」と尊敬され、目標でもあります。
そんなSHUNSAKUさんも、若手の頃に体験した苦労や成功体験があったからこそ、今の自分があるそうです。

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SHUNSAKU
2016年新卒入社。Key-points Suite Unit (通称:KSU)所属。福井県出身。
入社後はインフラエンジニアとして、金融・小売・官公庁など幅広い業界のシステム基盤構築に携わる。
エンジニア業務と並行して、社内マネジメント業務・採用・教育等も経験。
4月からはKSUのUnitDirectorとして、主に組織マネジメントや採用活動に注力中!
目黒近辺の居酒屋によく出没するらしい。

ひたすら目の前の作業に集中した新卒時代

- まず始めに、ALHに入社した頃のお話を聞かせてください。

当時のALHは今のように700人以上の従業員はおらず、THEベンチャー企業でした。そんな、ベンチャー企業に入社したからには、実績をつけて、若いうちから上の役職を目指していきたいという気持ちが強かったですね。
とは言え最初は当然何もできない状態だったので、その中でも新卒の僕にできる事としてとにかく「目の前の作業をしっかりこなす」「来た仕事は全て受ける」を大事にしていました。ちょっと根性論っぽいですが(笑)

最初の仕事は先輩と一緒でした。安心したのも束の間、一番初めに任された仕事は、まったくわからなかったわけではないですが、知識としてはゼロに等しい仕事でした。しかし、初めてメインで任せてもらえた仕事ということもあり、当初は何が書いているか理解できない、ドキュメントも整っていない、先輩も他のタスクで忙しかったこともあり思うように質問できない、そんな状況の中、なんとか頑張って仕事を完遂しないといけないという使命感でいっぱいでした。

- 確かに、最初の仕事でそれは大変ですね。どうやって乗り切ったんですか?

「分からんもんは分からん!やってれば出来るようになるはず!」と良い意味で開き直り、とにかく手を動かすことを意識してました。
分からないことは、新しいことを学ぶということだし、できないということは頑張ればできるようになるということ。
まずは最後までやりきることで自分の力になるし、成長につながると思ったので、ひたすら作業をゴールまでもっていくことに注力していました。
実際にやっているうちに理解が深まって仕事も進むようになり、それに伴って自然としんどいという気持ちも小さくなっていきました。

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- 最終的に、任せられた仕事は完遂できたんですか?

そうですね。先輩の助力もあったおかげで、無事に完遂できました。何より終わった時の達成感はとても大きかったです。
その後も、先輩と一緒に3つのプロジェクトに参画し、尚且つそのうちの1つをメインで任せてもらえるようになりました。メインのプロジェクトを対応しつつ、他の2つのプロジェクトの作業をしたりと、スケジュール管理や必要となるスキルの幅も広く、大変でした。

ひたすら一生懸命にお客様の要望にコミットした結果、頑張っている姿勢が伝わったのか、「予算出すから、SHUNSAKU君の会社の人を増員してもいいよ。」と言ってもらえました。自社から人材を増員して作業できれば、その分会社の利益にもつながるので、頑張ったかいがありました。
あと、最終的には前倒しで作業を終わらせられたようで、「SHUNSAKU君、頑張っているし予算浮いたから、作業用モニタープレゼントするよ。」って言われたことが一番印象に残ってます(笑)

- モニター買ってもらえるなんてすごいですね!頑張りが伝わったんですね。

僕は、ただただ必死にやっていただけなんですけどね。結果として、お客様にも、自社にも良い影響を与えることができて良かったなと思っています。

- 一方で、大変だったことで一番印象に残っていることはありますか?

印象に残っていることはたくさんありますが、中でもデータセンターでの思い出が色濃く残っています。最初に参画したプロジェクトの動作試験を行うため、機器があるデータセンターに行ったんですが、パラメーターシートがおかしい、構築手順が足りていない、試験内容が間違っている、とぐちゃぐちゃな状態でした。連日修正が必要で思うように作業は進まないし、毎日のように残業が続く時もありました。
また、スムーズに作業が進まないとプロジェクトが遅れてしまうため、当時の僕はとても焦っていました。間違えて止めてはいけないサーバーをシャットダウンしてしまったり、誤った構築手順でこれまで作ってきた設定情報を消しかけたりというミスもしてしまい、怒られることも多々ありました。

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- ミスが続くと、とてもネガティブな気持ちになると思いますが、どうやって前向きになれたんですか?

当時を思い出すと、とても辛かったしエンジニアもう嫌だ!って思ってましたね。
そんな中頑張れたのは、「仕事なんていつかは終わるんだ」と割り切って考えられていたからだと思います。せっかく任されている仕事だし辛いけど永遠に続くことじゃないし、やれるだけ頑張ってみようと思って作業していました。
また、今になって当時を振り返ってみるとあの経験はあってよかったと思います。

個人的な考えですが、エンジニアってそういった失敗やトラブルにぶつかって得られる知識や経験って本当に自分の力として蓄積されるんですよね。このプロジェクトの後にも色んな案件に携わりましたが、実際にこの時の経験を活かして回避できたトラブルもあったし、あの経験があるから今の自分があるとしみじみ思いますね。

- すごい、ありがたいお言葉をいただいた気持ちになりました(笑)

この記事を読んで、未経験からエンジニアを目指す上での不安や、新米エンジニアとして悩みを抱えていたりするみんなに、前を向いてもらうきっかけとなってもらえば嬉しいですね。
僕だって、今でこそマネージャーとしてみんなの前に立っているけど、最初は何も知らないし何も出来ない新入社員からのスタートでした!
大事なのは、各々がそこから何を思ってどう頑張るかだと思います。
何をすればいいか悩んだら、気軽に相談してほしいです。

ALHの良いところは年齢や役職関係なくコミュニケーションがとれるところ。僕だっていつでも相談のるからね!

声を上げることが挑戦への第一歩

- では、次に新卒時代から色々な経験を経て、活躍されている今の役職に至るきっかけは何だったのでしょうか?

入社2年目の秋ごろ、ちょうど携わっていたプロジェクトも落ち着いて時間ができたんです。そんな時、今まで忙しかったから目の前のことしか余裕なかったけど、ALHに入社した時の理由を思い出しました。原点は、ITを起点として色々なことにチャレンジしたいだったので...。ちょうどその時期に、会社の部署としてVOEが発足して、任意で社員と面談できる機会がありました。真っ先に手を挙げましたね。面談では「もっと会社の経営や組織のマネジメントに携わる仕事もやってみたい」って自分の気持ちを正直に伝えてみました。そしたら、数か月後には「マネージャー職に挑戦してみない?」って連絡を受けたので、やっぱり声に出してみるもんだなと思いました。

- マネージャー職に挑戦してみてどうでしたか?

僕自身、もともとやりたいと思っていたマネジメントや採用に関わる機会を新卒3年目から頂けたことがすごく大きなやりがいになりました。社会人2年目、3年目って会社にも業務にも慣れてきて、よくモチベーションが下がりやすい時期と聞きますが、僕の場合は、実際にメンバーと面談して悩みを聞いたり、導いていく立場になったことでモチベーションUPに繋がりました。

もちろん、マネジメント職をするにあたり、大変なことはめちゃくちゃありました。
元々1対1の会話が得意でないこともあり、最初のメンバーとの面談では言葉に詰まることばかりでした。また、要領が分からずキャパオーバーになったり、周りには社会人歴10年以上のベテランの人もいて、実力の差を感じることが多かったり。
そんな中でも頑張っていけたのは、ALHの組織風土に救われたからだと思います。

- それは、どういった組織風土ですか?

失敗について責めるのではなく、次はどうしたら成功に持っていけるか振り返りの機会を与えてもらえることです。これは僕が数ある会社の組織風土の中で一番好きなところです。
上司に振り返りの機会をいただき、自分に何が足りなかったのか、次はどうして行くべきなのか、しっかりと反省と改善のための振り返りの機会をいただけたことによって、より効率良く多くの作業を行えるようになり、同時に新しいことに挑戦するチャンスをもらうことができました。

与えられる側から与える側へ

- 最後に、今期からユニットディレクターとして活躍するSHUNSAKUさんの今後の展望を教えてください!

ここまでを振り返ると、現行の人事評価制度下での新卒最初のミドルマネジメントメンバーに抜擢されたり、今はユニットディレクターとして組織マネジメントや多くのメンバーに携わる機会をいただいています。
また、エンジニアとしても新たな戦略でもある受託案件の選抜メンバーとして指名してもらったり、たくさんの経験をさせていただいてます。

本当にたくさんの機会をいただいてきましたが、それは高い能力があるからでも、間違いなく成功するだろうと思われているからでもなく、全部が「SHUNSAKUならやってくれるさ」という期待からでした。

今後はユニットディレクターという立場として、ただ挑戦するだけでなく、結果を出すことまで意識していきたいと思っています。自分についてきてくれるメンバーがたくさんいるので、挑戦して、結果にコミットする姿勢を見せていきます!
最近、一緒に働いていた先輩から「学んだことは他者にアウトプットできてこそ自分の力だ。これからは培った経験を周囲に還元していって欲しい」という期待の言葉をいただきました。
僕がALHの先輩達からいただいた「チャンスや経験」を、今後は僕から多くのメンバーに与えられるようになっていきたいです。僕自身まだまだ学ぶことが多いですが、引き続き能力を磨き精進していきます。

最後に、この記事を読んで、僕の経験したことから何かを感じたり、仕事に対してのモチベーションが良い方向に変化してくれたら嬉しいです。

- 本日はありがとうございました!SHUNSAKUさんの今後の活躍に期待大です!!

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AYAKA
ALH株式会社 Branding Optimize Unit (通称:BOU)所属。
中途入社。インフラエンジニアの部署(RDU)からおかえり人事。
三大要素は「ゲーム」「ビール」「異世界転生」。

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