社員インタビュー

【後編】AWS認定資格12冠制覇!スペシャリストが語る、エンジニアのこれからの形

著者近影
SAKI

皆さんこんにちは、採用広報部のSAKIです。

さて今回も引き続き、AWS認定資格12冠を達成したインフラ事業部のスペシャリスト、YUKINOBUさんへのインタビュー後編をお届けします!

▼前編はこちらから御覧ください!▼

【前編】AWS認定資格12冠制覇!スペシャリストが語る、エンジニアのこれからの形

2022.10.28

後編では、これからの技術やIT業界の変化、それに伴うエンジニアに求められるスキルやYUKINOBUさんの今後のビジョンについてお聞きしました!

YUKINOBU
インフラ統括部 第7インフラ事業部所属。 インフラエンジニアとして、要件に合わせたAWSなどのパブリッククラウドの導入支援を担当。 趣味は食べ歩きとヨガ。幸せを感じる時間は鮨屋で美味いアテで日本酒を飲んでいるとき。

特化型からフルスタックへ、エンジニアの需要の変化

-引き続きよろしくお願いします。IT業界はとにかく変化が激しい業界だと思います。YUKINOBUさんはエンジニア歴10年以上ということで、実際にYUKINOBUさんが感じた業界の変化、それの伴うエンジニアに求められるスキルについて聞かせてください!昔はどんな感じでしたか?

私がエンジニアになった頃はオンプレミス環境が主流で、オープンソースで自由度の高いLinuxが重宝されていましたね。
2~3年経ったら、次はVMやKVMと言った仮想環境のプロジェクトが増えてきました。
それぞれの工程で専門的な知識やスキルが必要とされていたので何かの分野に特化した人材の需要が高かったです。
例えば、Linuxのプロや汎用機のプロ、ネットワークのプロ、ウィンドウズのプロ、中にはExcelのプロなんかもいましたね!

-なるほど!それに比べて今はどんな感じなんでしょうか?

そうですね、やはりAWSが認知され始めてから急激にシステムのオンプレミス環境からクラウドへの移行が進みました。
最近ではクラウドに加え、VMの代わりにDockerなどのコンテナが使われる様になってきましたね。
一旦AWSに移行してみたものの、使い勝手が悪くてまたオンプレに環境を戻すという揺り戻しも起きてはいるんですが、クラウドへの移行は加速していくと思います。

-それに従ってエンジニアに求められるスキルや知識はどうなっていったんですか?

AWSなどで今まで複雑な知識や技術が必要だった作業が比較的簡単にできるようになったので、昔の様な特化型の人材よりも、OSやミドル、アプリ等広く浅く色々な領域をカバーしている人材の需要が増えています。
それにインフラエンジニアとアプリエンジニアの垣根もどんどん無くなってきましたね。

-というと、インフラエンジニアもコーディングの機会が増えているということでしょうか?

そうですね、例えばAWSだとLambdaっていうアプリを作れる機能があるんですが、そこではjavaやPythonなどのプログラミング言語を使うんです。
そうなるとインフラエンジニアでもプログラミング言語は知っておく必要があります。
逆も然りで、アプリエンジニアでプログラミング言語を知っていてもクラウドで動くんだったらそれを動かすEC2やネットワークなどのインフラ的な部分を触ることもあるので知っておく必要がありますね。
なのでAWSはもちろんのこと、領域にとらわれずに色々な知識を吸収することが必要になっていると思います。

これからのIT業界

-昔から今にかけてもIT業界は急速に変化していますね。YUKINOBUさんはこれからIT業界でどんな変化が起こるか予想してたりしますか?

それに関してはずっと考えているんですよ!
さっきも言ったように、フルスタックエンジニアが増えてくるのはもう見えています。
フルスタックエンジニアをどう育成していくかっていうのが企業の課題になりそうです。
もちろん特化型人材の需要がなくなるわけではないのですが、かなり特化した人材しか生き残れないし、活躍の場はどんどん狭まって行くと思っています。
インフラエンジニアで言うと、少なからずインフラ領域は網羅して、更にアプリ領域もできる人の需要がますます高まってきますね。
そしてその人たちが作った基盤の上で、AIがメインになってくるんだろうなと考えています。
今もAIが主流になってきたと思いますが、更にAIを使った技術の開発が加速していくと思うので、今後はもっとAI関連のエンジニアが必要になると思います。
ただこれからもっと私の予想だにしない技術が出てくると思うし、今あるものが5~10年後そのまま使われ続けることはほぼないと思います。
今後もIT業界は急速に変化していくでしょうね。

-なるほど、そんな時代の中で市場に求められ続けるエンジニアになるためにはどういった事が必要になるんでしょうか?

もちろんどの領域も深くできる本当にフルスタックなエンジニアになっていると間違いないです。
ただそれはかなり難易度の高いことだし、今の時代は調べたらある程度のことは出てくるので、そこまで極めるよりも広く浅く色々知識を持っている人で、自分の好きな分野があったらそこを一気に深く行くようなスキルの付け方がまずは必要になってくると思ってます。

そして何より、アンテナの感度!
この激しい時代の変化に取り残されないように、アンテナを張り巡らせて、その感度をどうやって高めていくのかが必要だと思います。
ここ数年でこの感度が高い人、鈍い人っていうのが分かれてきた気がしますね。
アンテナの感度を高めて、少しでも異変があったらすぐ吸収していくことが必要です。
もちろん何にでも飛びつけば良い訳では無く、まずはキャッチしたものがこれからどうなるかを、自身の経験と照らし合わせて予想しないといけないですね。
そこでこれは無くならないな、これ凄いな!ってなった技術を突き詰めていったら良いと思います。
マインドとしては何でも屋になる気持ちで、領域を限定せずに色々なことを吸収していくことが大事だと思います。

いつまでも成長し続けるエンジニアに!

-進化し続けるIT業界、そんな中でエンジニアを続けるYUKINOBUさんの将来のビジョンについて短期・中期・長期に分けて教えてください!まずは短期的にはどんなことを考えていますか?

まずはよりパブリッククラウドのプロフェッショナルになるために、Microsoft Azureの資格をすべて取ります!
今、Microsoftの商品と親和性が高いAzureの需要も高まっていて、ALHとしてもAzureのプロジェクトを取っていくことが必要だと思いますし、それがうちの強みになると思っています。
社内にはまだAzureのプロフェッショナルはいないので、自分がその役になろうかなと思っています。
ど変態な資格マニアっていう感じですかね!笑

-ど変態な資格マニア!いいですね!笑 では中期的、大体5年後くらいにはどんなビジョンをお持ちですか?

ALH内のスペシャリストコースに進むメンバーの数を増やしていきたいです。
スペシャリストって1、2年で簡単に増えるものではないと思うので、5年くらいかけてしっかり育成していきたいと思っています。
ちょっとした特化型になるので大変だと思いますが、そこは本人の意志を尊重しつつ根気強く取り組んでいきたいです。
うちの中にいる特化型のスペシャリストで足りない領域の穴埋めをできればなと思っています。

-なるほど!技術的な部分では何か考えていることありますか?

そうだな~、5年後というとまだどういう技術が出てくるかわからないですからね。
ただ今の技術で言うと、パブリッククラウドのPMをしながら下の世代を育てたいです。
AzureやGoogleクラウドなどのプロジェクトに入れると良いな~と思っています。
あと、ALHでまだやったことのないようなプロジェクトに入りたいですね!
AWSの機械学習の資格も取っているので、機械学習エンジニアになるというのも面白いなあと思っています。
機械学習のプロジェクトに参画して行きたいですね!

-ありがとうございます!では最後に、長期的な将来のビジョンはありますか?

ざっくりしたものにはなってしまいますが、自分の知らない技術を日々吸収しているエンジニアになっていたいと思います。
日々是、勉強なり。何歳になってもエンジニアとして成長し続けて、最前線を走り続けていたいです。
若い子たちにも負けてられないですね!
追い越せるなら追い越してみろっていうスタンスで、背中を見せ続けていたいです。

-いつまでも成長し続けるエンジニア、かっこいいです!では最後に、若手のインフラエンジニアやこれからインフラエンジニアになる人へのメッセージをお願いします!

まずは興味のあることを見つけて、それに向かってブレずに突き詰めて欲しいです。
今は勉強の環境が整っているので、AWSからまずは勉強すると良いかな。
そして何よりアンテナの感度を高める続けること!
ここ10~20年でIT業界に限らず、社会は大きく変わってくるので、時代の波に取り残されないように新しい技術をキャッチアップして行動していってください。

まさに「Keep up with changes.」です!

-ありがとうございます!本日は沢山お話を聞かせていただきありがとうございました!

今回は、前後編に渡ってYUKINOBUさんへのインタビューをお届けしました!
会話の節々からYUKINOBUさんがエンジニアという仕事に誇りを持っている様子が伝わって来ました。

時代の先を常に考えつつ行動を起こすYUKINOBUさんの様子は、とても刺激的でした。

これからも最前線を走り続けて行くYUKINOBUさんの活躍から目が離せません!

この記事を書いた人

著者近影

SAKI

ALH株式会社 採用戦略部 ブランディングチーム所属。
21年新卒入社。メディアとデザインを担当しています。
好きなものはゲームと焼肉。
最近ついたあだ名は食べ盛りBLUES。 このライターの他の記事を見る

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