【エンジニア1年目の歩きかた #01】始めたことは貫き通す
5logs、面接官図鑑と続いて、更に新しいシリーズが始まります!
その名も「エンジニア1年目の歩きかた」です!
ALHではIT未経験者を数多く採用し、エンジニアとして育成し、社会に輩出しています。
そんなALHには実際にIT未経験で入社し、現在エンジニアとして活躍しているメンバーが沢山います。
このシリーズでは、そんなメンバー達の“エンジニア1年目”にフォーカスしてエンジニアが自走するまでに取り組んだことややってよかった行動、失敗したことなど、等身大のお話を聞いていきます。
エンジニアに挑戦したい方やエンジニアになりたての方にとって、本記事が教科書のような存在になれたらいいなと思っています。
記念すべきvol.01は、2021年に新卒入社し2年目でグループ長に抜擢された、第7インフラ事業部のMIHIROさんにお話を伺ってきました!
MIHIRO
2021年新卒入社。第7インフラ事業部所属。
学生時代は文学部で英語を専攻。褒められるとやる気が出るタイプ。
ALHに入社する前
ー本日はよろしくお願いします!早速ですが、入社前のALHはどんな印象でした?
ALHには就活イベントで出会いました。
その際にもらったパンフレットの様子や、座談会で比較的年齢の近い社員と接する機会が多かったので、若い人が多くてキラキラした人が多い印象でした。
また選考でかなり多くの時間を割いてくれたので、学生1人ひとりに向き合ってくれていて素敵な会社だなと思っていました。
いくつか内定をもらった中でALHを選んだ理由としては、人の良さはもちろんですが、世の中に欠かせないシステムなどのもの作りに携われることが魅力的に感じたのでエンジニアを選びました!
研修期間の歩き方
ーそれでは次にALHに入社後〜研修を終えるまでの間についてお話を伺っていきます。先程ALHの入社前の印象についてお聞きしましたが、実際に入社してみて印象が変わったり、ギャップはありましたか?
キラキラした印象は入社後も変わらなかったです。
思っていたより女性社員が多かったので驚きました!
同期メンバーは女性のほうが多かったです。
ギャップで言えば、技術研修がかなりストイックだったことですかね!
ーおお、、ストイック!ALHの研修は常にアップデートされていますよね!21卒の研修では実際にはどんなことをしたんですか?
私達の時はまず初めに比較的簡単な開発研修とインフラ研修の両方を受けて、その後に開発エンジニアかインフラエンジニアどちらに進むかコーチと相談して決めます。
私はインフラエンジニアのキャリアを選び、そこからインフラ研修が始まりました。
最初は座学でインフラ関係の知識を学び、その後はチームに分かれて実際に手を動かしながら学んで行きます。
そして中盤以降に、実際のプロジェクト業務を想定した構築研修に取り組みました。
誰がいつまでに何台サーバー立てるみたいな感じで、1人1人担当箇所があって、最終的には手順書と詳細設計書と作業の画像エビデンスを納品する、みたいな流れです。
これが結構キツかったです。笑
ミドルウェアを入れる工程があったんですが、ここで苦戦して...。
わからないことがわからない、正解がなんなのかもわからない、調べたいけど何を調べたら良いかも分からない。
1つのサーバーを複数人で触れるわけじゃないから、うまく進捗管理しないと作業待ちの人がでてきちゃうし、調べすぎても作業する時間なくなるし…。
そんなこんなで苦戦した挙句、期限内に完成しませんでした。
あの頃は選択する職種間違ったかなって思うほどにキツかったです。笑
正直大パニックでしたが、同期と助け合いながらなんとか乗り切りました!
ー当時私も横で開発研修受けてましたが、インフラメンバーめっちゃ大変そうでした。笑そんな大パニックの研修の中で、辞めたいって思ったりしなかったんですか?
私はこれまでの人生の中で、何かを辞めたことが無いんです。
きついこともしっかり向き合っていけば結果的になんとかなってきたので、辞めるという選択自体が私の中には無かったです。
それに両親に自分で「エンジニアやる!」って言ってALHに入ったので、出来ない自分は嫌だったし、やると決めた事は突き通したいと思っています。
今は難しくても、続けていたらそのうちどうにかできるようになるだろうっていうマインドで必死に研修についていきました!
実際にプロジェクトに参画した時に、実務研修と似たようなやり方だったり空気感があったので、研修で身についたことがしっかり役立ったなと思います。
ー流石の強メンタル・強マインド!!研修の中でやってよかったなと思う行動はありますか?
やってよかった行動は研修内容の復習ですね。
研修中は毎日どんどん新しい知識が入ってくるので、復習をすることにより知識を自分のものにしていけるので、研修をスムーズに進めることに繋がります。
実際、研修の時に「これ覚えてる?」って当てられた時に答えられなかったことがあって、そこで「覚える努力をもっとしないと」と思いました。
具体的にはその日の資料をもう一回見たり、使ったコマンドを記録して壁に貼ったりしてました。
とにかくその日の知識はその日のうちに復習して頭に入れるようにしました!
ー毎日の復習、大事ですね!では次に、研修期間で失敗したり躓いたことはありますか?
躓いたことは2つあって、研修に全然ついていけなかったことと、2つ目はITパスポートの受験で落ちたことです。
ITパスポートは同期みんなで一斉に受けたんですが、受かった人がかなりいた中で自分は落ちたのでかなりショックでした。
これまでの人生で出来なかった事が正直あまり無かったので、初めて挫折を感じました。
だけど出来ない自分は嫌だったので、挫折を挫折のままで終わらせたくはなかったです。
ーそんな挫折をどう乗り越えたんですか?
研修に関しては「全然わからない」「自分にはできないな」で終わらせないようにしました。
自分で研修資料を見直して復習したり、同期と勉強会を開いて教え合ったり、研修中は研修コーチにたくさん質問したりしました。
実際にプロジェクトに参画した際、全て1人で仕事をするわけでは無く、自分だけでどうにかしようとする必要はないと思ったので頼れる人に頼りました。
ITパスポートに関してはかなり勉強したつもりだったので、同期に聞いて勉強方法の見直しを行いました。
メンタル的にとてもへこんでいたんですが、人と比べても仕方ないと割り切ってコツコツ努力しました。(無事2回目で合格できました!)
初プロジェクト参画時の歩き方
ーそんな大パニックの研修時代を乗り越えて、初めてのプロジェクトに参画されたと思います。どんなプロジェクトに参画して、どんな仕事をしたんですか??
金融機関向けシステムの基盤構築案件に参画しました。
OS構築だけではなくミドルウェアの導入、スイッチやストレージも構築しました。
ー配属~配属半年でやって良かったと思う行動はありますか?
同じチームの人たちと積極的にコミュニケーションを取ったことです!
先輩社員と一緒のプロジェクト参画ではありますが、業務中に判断に迷ったり手助けが欲しいときにALHの人だけでなく周りの人にも助けてもらえるような関係性を築きたかったので、コミュニケーションを意識しました。
頼ると言っても他力本願という訳では無いです。
自分だけで業務を行うにはどうしても限界があると思っているので、もし何かあった時に周りにサポートしてもらいながら進められるような関係構築をしたかったんです。
新卒だからビジネス面での知識も含めて分からない事が多い事が許されるのは今しかないと思ったので、自分からハードルを下げて素直に質問しやすい空気を作りました。
「分からないことはあるけどやる気だけはある!」という姿勢を見せることによって、チームの人たちには可愛がってもらいました。
ーコミュニケーションラインの構築は大切ですね!!当時はどんなマインドで仕事に向き合っていましたか?
当時はとにかく業務について行くことに必死でした。
技術力はまだまだだけど、やる気はあります!できるようになりたいです!という気持ちでした。
もちろん、新卒の肩書ばかりに甘えないようにしようとは思っていて、適度に周りを頼りながら目の前のことを全力でやっていました。
ー配属半年までで失敗したことや躓いたことはありましたか?
業務で分からないことがあって質問したい時に、起きた事象や聞きたいことを上手く言語化出来なかったことですね。
先輩に相談する時に、あれとかこれとか指示語が多くなっていました。
先輩からそれどういう事?と聞かれる事が何度かあって、状況を報告するにせよ、誰かの指示を仰ぐにせよ、自分の中でまず質問したい内容を考えてまとめてから聞くのが大事だと思いました。
なのでまずは自分が何を聞きたいのかを決めて、そこに至るまでの状況を整理するようにしました。
具体的に言うと、私の場合文字に起こした方が整理しやすかったのでノートに聞くことリストみたいなのを作って、それを見ながら質問していました。
オープンクエスチョンを辞めて、聞いたことや作業の内容は毎回記録に残して同じ質問はしないようにしています!
配属半年~配属1年の歩き方
ーその後半年から1年の間ではどんなプロジェクトに参加していたんでしょうか?
最初に参画していた金融系のプロジェクトから、今現在も参画している官公庁系のプロジェクトに異動しました。
参画当初は、詳細設計書やテスト項目表の作成を担当していました。
ーそんな中でやってよかったと思う行動はありますか?
自分の認識と周りの認識が合っているかの確認を頻繁に行ったことです。
リモート勤務の機会が増え、業務指示をチャットで受けることが多くなりました。
今までは毎日出社していたので、その場で認識のすり合わせをしつつ進めることが出来ていましたが、リモートだとなかなか難しいです。
なので業務指示に対して「こういう意味ですか?」「こういう作業で合っていますか?」「期限はいつまでですか?」など認識のすり合わせを行うことをより意識しました。
ー当時はどんなマインドでしたか?
初めてのプロジェクト参画からちょうど1年で、1人でプロジェクトに参画できるようになりました。
それまでは業務についていくのでいっぱいいっぱいでしたが、これからは知識をどんどんつけてエンジニアとしての力を磨いていくぞ!という気持ちが強くなりました!
ーそこで失敗したり、躓いたことはありましたか?
大きな失敗は無かったですが、自分のスキル不足を感じていました。
他の会社から配属された新卒の人が同じプロジェクトにいたんですけど、その人たちは分かるけど自分には分からないという事が多々あって、すごく悔しかったのを覚えています。
そこで自分は人より頑張らないといけないと痛感して、自宅での学習や資格取得に取り組みました。
資格ではその頃LinuC レベル1を取りましたが、自分の努力が資格試験合格という結果として表れるので資格の勉強はして良かったなと思っています。
3年目に突入した今考える、エンジニアが自走するために必要なもの
ーここまで沢山お話を聞かせていただきましたが、現在どんな仕事をしているんですか?
現在は地方公共団体向けシステムの基盤構築案件に参画しています。
データセンターの移転に伴って、システムを更改しており、業務としては詳細設計書の作成やサーバー構築、単体テストを主に行っています。
ー現在は1人のエンジニアとして、自走して仕事に取り組んでいると思います。そんなMIHIROさんの思う、エンジニアが自走するために必要なものってなんですか?
考える力と向上心が必要だと思います。
業務や物事のひとつひとつにある目的を考えて、その先に起こりうることを予測したり改善策や効率のいい方法を見つけたりと、仕事をする時は惰性でやるのではなくずっと頭を使って考える事が大事だと思います。
スキルを磨けば考える幅ももっと広がると思うので、これからも意識して力をつけていきたいです。
あとは「分かるようになりたい」「できるようになりたい」と向上心をもつことで、結果的に自分の成長に繋がる行動を取れるようになると思います。
ーありがとうございます! IT未経験にもかかわらずファーストキャリアとしてエンジニアを選ばれましたが正直どうでしたか?
すごく良かったと思います。
エンジニアは全くの未経験で挑戦しましたが、頑張り次第でしっかり技術知識やスキルを身につけられましたし、自分自身により自信が持てるようになりました。
私は元々エンジニア職に絞った就活はしていなかったので、ALHに出会っていなかったらエンジニアになるという選択肢自体知らなかったと思います。
エンジニアの市場価値が今後も高まってくると言われている中で、そんな職種に未経験から挑戦できてやりがいを感じながら仕事が出来ているのは、今後のキャリアを考えたときにもプラスに働くと思っています。
ーありがとうございます!それでは最後に、これからエンジニアになる人にアドバイスを下さい!
はい!エンジニアは、自分の作ったものが社会に大きく影響を与え、より豊かな生活や社会活動を送ることに貢献できるやりがいのある仕事です。
ALHのメンバーは未経験で入社している方が多く、同じスタートラインだからこそ、自分の努力次第でいくらでも成長できると思います。
「やったことがないから」「未経験だから」と遠慮することなく、少しでも興味があるなら是非飛び込んでみてほしいです!
vol.01は第7インフラ事業部のMIHIROさんでした。
挫折を経験しながらも「始めたことはやり通す」姿勢によって、エンジニアとして自走していったんですね。
MIHIROさんのガッツあふれる人となりが感じられるお話ばかりでした。
エンジニア1年目の歩きかたではこのように、IT未経験からエンジニアとして活躍しているメンバーの等身大の経験談をお届けしていきます。
エンジニアに挑戦することへの不安が少しでも解消されたら嬉しいです。
vol.02もお楽しみに✨