社員インタビュー

【エンジニア1年目の歩きかた #08】説明を聞いてもわからない 悔しさをバネにくらいついた

著者近影
KOHEI

エンジニア未経験で入社した社員の軌跡を追う「エンジニア1年目の歩きかた」
第8弾はこの春グループ長に抜擢された福岡事業所 Fukuoka Ensemble 5所属のFUMIKAさんです!

順調なキャリアを歩む彼女ですが、入社後しばらくは研修内容への理解が追いつかず、大変な苦労をしたそうです。

FUMIKA
中途入社。佐賀県出身。
現在は社内業務システム開発をしています。
一人称は苗字呼び!現在結婚しましたが、まだ旧姓が抜けません……。

ALHに入社する前

ーALH以前のご経歴についてお聞きします。

文学部を卒業して、地元佐賀県の自動車販売店で事務・接客の仕事に就きました。
成長実感はあったものの、もう少し手に職のつく仕事をしたほうがいいのでは? と漠然とした不安を感じていました。

どうせなら今後需要の高まる仕事が良かったし、いずれは福岡に出たいと考えていたので、福岡×エンジニアを軸に転職活動をしてみることにしたんです。

ー文系出身、事務職からいきなりエンジニアへの転職。不安はありませんでしたか?

多少ありましたが、猪突猛進なタイプなので。
やってみないと何もわからないし、当時はまだ24歳だったので失敗しても何とかなるだろうと思ってました(笑)。

ー数あるエンジニア採用求人の中で、ALHが気になったのはなぜですか?

大手転職サイトの求人一覧から応募先を探していたのですが、ALHはPOPなデザインのキービジュアルが印象的で、明るいイメージの会社だなと思いました。

また、他社の求人と比べてALHだけ若手社員が多かったんですよね。他社は同世代の方があまり写っていなくて。

2カ月の研修があることや、家賃の3割まで(※上限3万円)住宅手当がでるのも良いなと思いました。

ーその後面接を受けてALH入社。決め手は何だったのでしょうか?

案件が豊富で、色々な経験が積めそうだと感じたからです。

自分なりにエンジニアについて調べる中で「フロントエンドが面白そうだな、でも裏側のバックエンドもできるようになりたいな」と思っていて、ここなら両方経験できそうだと感じたんです。

素人考えではあったのですが、実際に今の案件では両方担当しているので、当時の願いが叶いました。

研修期間の歩き方

ー入社前と後でALHの印象は変わりましたか?ギャップなどはありましたか?

私は業務内容を重視していたので、CANTABILEは特に読まずに入社を決めたんです。

なので、部活動や歓迎会などのカルチャーの部分は特に情報収集をしていなかったのですが、良い意味でギャップを感じました!

エンジニア達は各々が参画しているプロジェクト先で働くので、あまり顔を合わせる機会がないんですよね。前職とは全く違う環境なので入社前はイメージが沸いていませんでした。

入社後しばらくは研修で出社するわけですが、先輩方は皆さんプロジェクトに出ていてオフィスに来ておらず、会うことができないんです。

そこで、部活動や帰社日、歓迎会などの取り組みの大切さを実感しました。入ってから気付いたALHの良い所でしたね!

ーここからは研修について伺っていきます。入社後研修ではどんなことをしましたか?

会社理解やビジネスマナー研修などのあとは、SQL、Java、JavaScriptなどの言語やITに関する基礎知識など幅広く教えていただきました。

研修課題が用意されていて、ググったり、福岡事業所独自のwikiを参照したり、研修コーチに聞いたりしながらクリアしていきます。

福岡事業所では研修中は原則出社のため、同期達とは、わからないところを教えあったり、一緒にランチに行ったりして、仲良くなることができました。

ー研修中にやって良かったと思う行動はありますか?

研修以外の時間も自主的に勉強したことです。

研修時間だけだと理解が追いつかないことがあったので、自分は周りより勉強しないといけないなと思っていました。研修以外でも勉強することで、何とかオンスケで研修を進めることができました。

ーどのように勉強していたのですか?

福岡独自のwikiを読んでも理解が及ばないところは、参考書を理解できるまで読み込んでいました。時間でいうと毎日2時間くらいは自主勉強していました。

ー研修で失敗したことや躓いたことはありますか?また、それをどうやって乗り越えましたか?

理解が追いつかないことが何度かあって、不甲斐なくて悔し泣きしてしまったこともありました。

質問したくても何がどう分からないのかを言語化できずうまく質問できなくて、コーチからは「これとかあれとか抽象的な聞かれ方じゃわからないよ。もっと整理して聞かないと」と注意を受けてしまいました。

ようやく疑問点を伝えることに成功しても、今度はコーチが言っている内容が理解できなかったり。特にJavaのfor文は本当に理解できず苦戦しましたね。

自分には向いてないのかなあと思いました。

ーどうやって乗り越えていったのですか?

さきほど挙げた自主勉強ですね。わからないなら勉強するしかない。

加えて、研修時間内はめげずに何度も質問に行きました。悔しさををバネに「絶対理解できるようになる!」という精神で取り組むことで乗り越えました。

配属~半年の歩き方

ーどんな案件に配属されて、どんな仕事をしましたか?

JavaScriptのフレームワークであるVue.jsを使い、勤怠システムの改修やエラー修正、新規画面開発などを行いました。最初の半年はがっつりフロントエンドを担当しました。

ーやって良かったと思う行動はありますか?

先輩から教わった知識を次の実装ですぐに試してみるようにしていました。

ソースの書き方は、数学の問題みたいに、正解へのたどり着き方が複数あるんです。数学では公式を使うことで解く時間や記述量が減るじゃないですか?
使いこなすまでに少し慣れが必要だけど、慣れると絶対使ったほうが良い公式。

そういうのがエンジニアの世界にもあって、教わったことをすぐに実践投入して使える”公式”を増やしていく姿勢が必要だと思っています。

実際に教わった知識を使うことでソースの量を大きく削減できることも多かったです。

ー失敗したことや躓いたことはありますか?また、それをどうやって乗り越えましたか?

部長と同じプロジェクトに参画していたので、聞けば何でも教えてくれたのですが、貴重な時間をもらいすぎないようにしなければと思っていました!

それで遠慮しすぎた結果、自分で考える時間が膨らみ過ぎてしまいました。

そこで主に二つの対策をとるようにしました。

一つは遅延だけは避けるために、遅延リスクが出てきたときは迷わず聞く。余裕があるときは自分で調べるというルールを決めたこと。

もう一つは、質問した際はしっかりとメモをとって同じ質問を二度しないようにしたことです。

ーこの期間で一気に力や知識がついたと思う時期や、きっかけ、そのときのご自身の行動について教えてください。

具体的に「あの時!」と言える場面はありませんが、初めての配属先ではたくさんのことを学んだと思います!

経験の豊富な部長と同じプロジェクトだったので1対1でたくさん学べる環境でした。

配属半年~1年の歩き方

ーどんな案件に配属されて、どんな仕事をしましたか?

次のプロジェクトは大手通信キャリアの労務システム開発でした。

配属直後はテストを担当していたのですが、徐々に任される範囲が拡がり、今は改修なども担当しています。フロントエンド、バックエンド両方の領域を手がけているので、選考時に望んだ経験を積むことが出来ています。

ーやって良かったと思う行動はありますか?

プロジェクト先で行われている勉強会・演習に積極的に参加したことです。

今のプロジェクトが大規模だからかもしれませんが、独自の勉強会のようなものがあるんです。参加して課題に取り組んだことで、新たな言語の理解が深まりました。

ー当時は仕事にどのような気持ち、マインドで向き合っていましたか?

参画先が変わったので、これを機に新しい事をどんどん覚えようという気持ちでした。

ただ、そのモチベーションを常に維持できたわけではなくて、一時期勉強量が減った時期もありました。周りがどれくらい勉強しているかもわからないし。

でも結局すぐに新しい知識のインプットが必要になって、自然とまた勉強するようになりました。

ー配属半年〜配属1年までに失敗したことや躓いたことはありますか?

そのプロジェクト先で初の実装案件が期限ギリギリになり、危うく遅延しそうになりました。

当時は私はJavaもJavaScriptも慣れていないのに、慣れている前任者の基準で工数見積もりが作られていたんです。先輩達にサポートしてもらいながら、何とか間に合わせることができたのですが、あのときは大変でした。

入ったばかりの案件では、見積もりが前任者基準になっていないか注意が必要です。

ーこの期間で一気に力や知識がついたと思う時期や、きっかけ、そのときのご自身の行動について教えてください。

遅延しそうになった初めての実装案件ですが、取り組む中でJavaについて詳しく知ることができました。

実装後にレビュアーの指摘をしっかりとみて、どこが悪かったのかを確認して復習することで成長できました。

ー続いて現在のお仕事についてお聞きします。

参画先は引き続き大手通信キャリアです。担当範囲は徐々に拡大中ですが、業務内容は大きくは変わっていません。

社内では24年3月にグループ長になり、現在は5名の部下をマネジメントしています。先日初めての目標設定面談を行いました! 社歴が浅く初対面の方もいるので、関係構築から始めています。

部下を持つのは初めてなので、学ぶことばかりです!

ー部下の皆さんにも、学んだ知識はすぐに使ってみるようにすすめているのですか?

はい。まだ話していない方たちにもこれから伝えていこうと思います。今はまだ雑談の時間と真剣な話の時間配分に迷っているような段階なので(笑)。

部下たちとはこれからお互いに学びあっていける関係を築けたら良いなと思っています。

最後に

ーこれからエンジニアに挑戦しようと考えている読者の方に向けてメッセージをお願いします。
まず、業界未経験でエンジニアに挑戦する場合に、覚悟しておかないといけないことはありますか?

私の場合、先ほどお話ししたように入社後しばらくは毎日2時間くらい自主的に勉強する時間を持っていました。未経験で挑戦する以上、これは覚悟しておく必要があると思います。

また、ある程度業務に慣れて、エンジニアとしての知識がついてからも、自主的な勉強は求められ続けます。事前にある程度学んでからではないと次のステップに進めないことがあるからです。

「エンジニアは学び続ける仕事」ということを知っておいて欲しいです。

ー続いて、ALHでエンジニアとしてのキャリアをスタートしようと考えている方に向けて、ALH、そして福岡事業所の良い所を教えてください。

ALHは研修がしっかりしているので、未経験の方でもエンジニアデビューをすることができます。

福岡事業所は、部長や本部長、事業所責任者の方も話しやすい人が多いです。設立当時から頑張って福岡事業所を盛り上げてきた3人の記事が出ているので気になる人は読んでみてください。

福岡事業所ラプソディ すべてはこの3人からはじまった

2024.4.22

業務に関して私みたいに理解が追いつかずに悩むこともあるかと思いますが、怖がらずにどんどん質問してみてください。皆さん優しいので、親切に教えてくれます。そしてエンジニアとしての力がついていきます!

ぜひ、エンジニアとしての第一歩をALHで踏み出してみてくださいね。

Vol.8は福岡事業所のFUMIKAさんでした。
うまく質問内容を言語化することができず、説明を聞いても理解が追い付かない。入社後しばらく苦労が続き、悔し涙まで流した彼女でしたが、努力を積み重ねて乗り越えてきた軌跡を伺いました。社内ではこの春からマネジメントという新たなフィールドにも挑戦中。そんなFUMIKAさんの今後の活躍が楽しみです!

エンジニア1年目の歩き方ではこのように、IT未経験からエンジニアとして活躍している仲間たちの等身大の経験談をお届けしていきます。エンジニアに挑戦することへの不安が少しでも解消されたら嬉しいです。
vol.9もお楽しみに♪

この記事を書いた人

著者近影

KOHEI

ALH株式会社 採用戦略部 ブランディングチーム所属。
進学情報誌の編集者→検索サイトの編集者・ライター・ちょっとWebディレクター

リモートワークOKの環境になってから体調がとてもいい感じ。 このライターの他の記事を見る

この記事をシェアする

採用情報RECRUITING Info.