制度・イベント

ALH初のリモート研修へ!研修講師にリモート研修の実態について聞いてみた!

著者近影
カンタービレ 編集部

みなさま、こんにちは!
EMUのAYANOです。

新型コロナウイルスの影響で外出自粛生活を余儀なくされている昨今でしたが、みなさまはどのようにお過ごしでしたか?
私は元々THEインドアな人間ですので、最近だとFF7Rと聖剣3リメイクに没頭しつつ、オールで友達と20時間通話しながら島開拓やシェアプレイをしていました。あ~聖剣3のサントラが神アレンジすぎて最高!!


▲ゲームのしすぎのせいか、Switchのコントローラーの左スティックの挙動がおかしくなってしまったので自分で修理しました。

さて、そんな外出自粛を要請された日々が続いていましたが、当社でも4月より新卒、中途入社のリモート研修が始まりました!!!
試行錯誤しながらもリモート研修に取り組んでいますが、そこで今回、リモート研修が始まり2ヶ月が経ちましたので、研修講師のみなさまにリモート研修のぶっちゃけ話を色々と伺ってみたいと思います!

AYANO
今日はよろしくお願いします~!!IZUMIさんは元々おかえり人事でWBU(研修講師)に、RYOSUKEさんとMAKOTOさんは多角的スキルアップでWBUですよね!今日は新卒側の研修講師担当のみなさんに色々質問させてもらいます!!

IZUMI-インフラ研修講師-(写真左)
White Base Unit (通称:WBU) 所属。
2016年新卒入社。開発エンジニア→営業→インフラ講師の三足の草鞋を履き替えながら頑張っている。リモートになってから事務作業する際にEDMをヘッドホンで爆音で流すようになった。今後の聴力が若干心配。最近は動物園に行きたくて行きたくて震えている。

MAKOTO-インフラ研修講師-(写真中央)
Adaptive Infrastructure Unit (通称:AIU) 所属。
中途入社。3年半お世話になったプロジェクトでサーバ構築からNW周りを多数経験。現在は多角的スキルアップ制度により、4月から社内で臨時講師をしている。
インドアもアウトドアもこよなく愛し、コロナ中はひたすらにゲームをしていた。最近は落ち着いて来たので旅行を計画中。待ってろよ!ハワイ!!!

RYOSUKE-開発研修講師-(写真右)
Development Scale Unit (通称:DSU) 所属。
中途入社。Javaエンジニアとして様々なプロジェクトに参画。今年4月から臨時講師として活動中。
最近の趣味はスキンケア。泡立てネットと洗顔ブラシが友達。同僚から勧められたハトムギ化粧水で目指せピチピチお肌!

まず、始めに

4月は年度が切り替わり、新生活が始まって何かと環境の変化が多い月ではありますが、今年は新卒が50名入社し、更に中途入社の方たちを含め合計82名もの研修を行わなければならず、これまで経験したことのない大人数の研修準備で慌ただしい日々を過ごしていましたが、そんな中新型コロナウイルスの影響で外出自粛や緊急事態宣言など、新型コロナウイルスの影響は世界的にも計り知れないものとなりました。当然ながらALHへの影響も非常に大きく、急遽82名という大人数の研修生に対し、リモートで研修を行うことが決まりました。
当社は全て自社で技術研修を行っていますので、元々研修のナレッジはたくさん蓄積されてきましたが、そんな当社でも完全リモートでの研修は初の試みとなります。これまでの対面での研修スタイルですと3密を避けることは不可能であり、リモート研修の実績もなかったため、誰しもが当社はリモートでの研修は難しいのではないかと頭に頭を抱えていました。
しかし、できない理由を探すのではなく、「どうしたらできるようになるのか」と講師一人ひとりが考え、PCやWifiなどの機材や自宅における研修スペースなどの環境面などの課題点と向き合いながら、リモート研修が始まりました。


▲新卒のリモート研修の様子

リモート研修になると聞いて

AYANO
完全リモート研修になるって決まったのが3月末で直前だったと思うんですけど、うちってこれまでリモート研修全くやってこなかったじゃないですか。ぶっちゃけ、皆さんどう思われました?
IZUMIさん
リモートになるかもっていうのは3月25日くらいには聞いてたんですが、最初はALHのPC設定やハードウェア作業が間に合わないかも!!とめちゃくちゃ焦って必死に準備してたんですが、結局PCレンタルできることになって、「え、レンタルするならやらなくてよかったのでは…?」という感じで頑張った分ちょっとメンタルは死んでました。笑
MAKOTOさん
自分は多角的スキルアップで4月から講師の予定で、当時はまだプロジェクトにいたのでリモート研修が決定したと聞いたときは正直「え、まじか。笑」って感じでした。
RYOSUKEさん
僕は去年もこの時期に臨時講師をやってましたが、最初は去年学んだことを活かすことができないのかぁと思って、正直モチベーションは下がってました。あと、去年と環境も変わってたのでそれはびっくりしましたね。笑
AYANO
準備期間もない中で一からリモートでの設計に変更したりと大変でしたよね…。EMUも入社式の延期というのが3月30日の夜に決まったので正直全員ショックでしたし、じゃあ4月1日の運用どうしよう~ってバタバタでした。笑 ちなみに、リモート以外で去年と環境が変わったのはどのようなことが変わったんですか?
RYOSUKEさん
大枠やコンテンツ自体は変わってないんですが、コンテンツに入る前の説明や資料など環境がすごく整備されてました。研修サイトの流れや講義資料とか。1年前一緒にやっていて今でも講師を担当しているMIYUKIさんがやってくれてたんですね。なので去年に比べて説明や環境はかなり進化していました!笑

なぜ、多角的スキルアップで講師をやろうと思ったのか

AYANO
ちなみに、MAKOTOさんとRYOSUKEさんはなんでこのタイミングで多角的スキルアップで講師をやろうと思ったんですか?
MAKOTOさん
元々、最初は講師というよりもがっつり採用をやると思っていました。ただ、タイミングの関係で採用よりも講師をメインにやることが決まった感じですね。でも元々人材育成というのは自分の成長の糧になるので興味はあったのですが、がっつり育成すると思っていなかったので最初はサポートくらいの気持ちでした。笑
RYOSUKEさん
僕もMAKOTOさんと一緒で、多角的スキルアップに興味があって去年の年末くらいに手を挙げたのですが、去年も4月に臨時の研修講師をやっていたので、今回は採用をやるつもりでした。
そして、いつからやろうかなーって思っていたらMASAHIROさん(WBUのUnitDirector)から「今年も新卒のタイミングでいいじゃん(講師として)!笑」って誘われて、そこで「じゃあ今年も講師やろうかな…」って感じでしたね。笑
AYANO
ではふたりとも最初は講師はサポートくらいのつもりだったんですね!それがまさかのがっつり研修講師、しかも初のリモートってめちゃくちゃ大変でしたね。心中お察しします。笑

「リモート」だからこそのメリット

AYANO
とまぁ色々ありつつもリモート研修が4月からスタートしたわけですが、「リモートだからこそのメリット」って何がありますか?
MAKOTOさん
まず、名前と顔が常に一致している!Zoomで研修をやっているので、顔の下に名前が表示されていて覚えやすい!対面だとどうしても名札見ないとなかなか覚えられないので。あとは画面共有機能も良いですね。画面共有だと見ている画面が全員一緒なので教えやすいですし、教え方にばらつきが出ないので画面共有機能はZoomならではの良さを感じています。
RYOSUKEさん
あとはリモートで操作できるのは良い!
例えば、「分からないところがあるんです。」って相談されたときに、こっちで操作した画面を共有しながら「ここがちょっと違うかもね。」「ここはこうだよね。」という感じでソースコードを見せながら動かして教えられるのは良いですね。それに対面だと一人の子の画面操作しかできないから他の子にその画面を見せることができないので、講師の操作を全員に見せられるのはやりやすいなと感じますね!対面だと全員に画面見せる場合はスクリーンとか使わないといけないので。笑
IZUMIさん
個人的には、人の目を気にせず仕事ができるのは良いなーと思います!
自分で使える時間が増えたので、自分の中で「もう少しこう教えたら良かったのでは」と絶えずトライアンドエラーを繰り返せるのは良いですね。普段は研修生がすぐ近くにいるので、自分の反省点とか見つめ直せる時間を後回しにしがちですが、リモートだとその時間が確保できる!そしてすぐに反省を活かせられるので。
AYANO
意外とリモートならではの良いところもたくさんありますね!ちなみにリモートによるコンテンツや設計の変更もあったのですか?
IZUMIさん
インフラは内容を変えています!元々社内のサーバーで構築していたのですが、それが在宅だとできないので自分のPCの中で構築してもらうようにしました。それが一番大きな違いかなと。リモートになるって決まった後に急いで準備したので、3月中途の研修生たちに試しに自分のPCの中で構築してもらったりしてました。
RYOSUKEさん
それで言うと、開発の研修内容自体はリモートでも対面でもコンテンツ自体は大きく変わってないですね。前にも述べたとおり、環境や資料の整備はされていましたが!笑

「リモート」だからこそのデメリット

AYANO
みなさんありがとうございます!ではでは、「リモートだからこそのデメリット」は何でしょう?
MAKOTOさん
一番はやっぱり空気感が伝わらないことじゃないですかね…。仲良くなるのに時間がかかってしまう。
本来なら2週間くらいあれば同期同士、そして我々との距離も近くなれていたと思うんですよね、グイグイ質問しに来てくれたりとか。新卒同士でリモート飲みするようになったのも1ヶ月過ぎてからくらいでしたし、関係構築に時間がかかるなぁと感じています。
RYOSUKEさん
関係構築は本当に難しいですよね。
あとは研修で言うと、同期に聞くことができないのも大きいと思います。これまでは割と頻繁に隣や前の席の同期同士で口頭で質問や相談ができたので、そこからコミュニケーションラインができていたりしたんですよ。でもZoomだとそれができないしチャットでやるにしても時間がかかるし、ハードルが高い。なので実際にリモート研修を実施していく中で改善点を見つけつつ、「最初からグループワーク増やせばよかったのかな」と今になって感じることはありますね。
IZUMIさん
インフラは割とグループでやっているんですが、やっぱり各々の作業は一人でやっていて見えないので、質問のタイミングが掴みづらいとか、講師に聞きづらいっていうのは聞きますね。本来であれば研修生から「できました」って言われたらその場で見てあげて「ここが違うよ」とか「あってるね!」ってすぐ伝えてあげられますが、それがZoomだとできないですからね。
MAKOTOさん
でも本当に我々の空気感が伝わらない!リラックスしてもらうようにちょいちょい小ボケみたいなのを挟んだり自虐ネタを入れてちょっと笑わせようとしてみてるんですけど、それが伝わってないのかシーン…ってなっちゃうんですよね。
RYOSUKEさん
いや、それは単純に面白くなかっただけなんじゃ。笑
AYANO
(あ、同じこと思った。)
MAKOTOさん
いやいや、対面だったら笑ってる子につられて笑ってくれる子はいると思いますよ!笑
あとは、チャットでのやり取りが増えるので、相手の顔が見えないバーチャルコミュニケーションだと冷たく感じさせてしまうのかな、とも思います。どうしてもチャットだと業務的に感じさせちゃうので…。

「リモート」だからこそのコミュニケーション形成

AYANO
やっぱりデメリットで大きいのってその「コミュニケーション」や「関係構築」だと思うんですが、リモートだからこそ意識してやってこられたことはありますか?
IZUMIさん
インフラは最初の方はコミュニケーションのきっかけづくりとして講師と新卒のリモート飲みを2回ほどやりました!アルコールいれた状態でざっくばらんに話せる場をつくろうかってことで。そこからちょっとずつ同期同士でもつながっていくようになったのかなぁと。
MAKOTOさん
あとは座談会もありますね。なんでも喋っていいよ、みたいなざっくばらんな会を設けていました。講義で分からなかったことなんでも聞いていいよみたいな感じでZoomで部屋を作って1時間半くらい時間作ってやっていました。
RYOSUKEさん
開発は最初の方はZoomで「ようこそティータイム(毎月実施している中途入社社員の歓迎会)」を新卒でやりましたね。1時間ランダムで3部屋くらいに割り振って、飲み物飲んだりお菓子食べたりしながら楽しくお話しましょう!という会を3、4回くらいやりました。新卒と仲良くなりたーいって言ってる講師は、お昼中Zoom繋げっ放しで新卒と一緒に話しながらお昼食べたりとかしてますね。笑
AYANO
講師が仲良くなりたい!って思ってくれるのは新卒からしても嬉しいですね!
RYOSUKEさん
あとは、開発で「先輩社員に聞いてみたいこと」というアンケートフォームを用意してるので、溜まってきたら一気に回答する、みたいなこともやっています。
例えば、僕宛の質問には「たまに指輪が見えるんですが、いつ結婚したんですか?」とかありました。笑
それ以外にも「アピールポイントはなんですか?」とか、業務以外に関わることなんでも受け付けてます!

リモート研修講師を通して

AYANO
改めて、開発、インフラそれぞれやっていることは違くても、リモートだからこそのコミュニケーションや関係構築に力を入れてるんだなぁって実感しました。なんかALHらしいですね。笑
では、最後にそれぞれにこのリモート研修を通して感じたこと、学んだことを教えていただきたいです!
IZUMIさん
これまでのやり方とリモートで比較すると、やっぱり「雑談」って今までは何気なく生まれていたものですが、リモートだと意識的にしないといけないんだなと感じましたね。あとはとにかくZoomだと雰囲気が伝わりづらいので、「とりあえずIZUMIに聞いてみよう」と思ってもらえるようにいつもより空気作りや接し方、リアクションや表情は意識しています!
MAKOTOさん
やっぱり、伝えるのは本当に難しいなと講師をやって感じました。準備が足らないと何も伝わらないまま終わってしまうと感じたし、教えていくうちに「これを理解させるためにこれも言わないといけないかな。」「どう伝えたら相手に伝わりやすいのか。」とか、とにかく深堀り深堀りの繰り返しで悩みました。でも、そういった悩みは人を教えるという立場だからこその悩みだと思うので、毎日が学びや気付きの連続でしたし、育成者としてだけじゃなくて人として成長できたと感じました。
RYOSUKEさん
やっぱり去年と比べて講師のメンバーも違うので、環境もそうだし、MIYUKIさんが1年かけて資料や演習課題などを整備してくれたので1年での進化をすごく感じました。去年の体験を活かしたこととすれば、とにかく名前を呼ぼう!と思いました。僕は元々名前を覚えるのが得意ではないのですが、Zoomは名前も表示されているので、早く覚えられるように名前を読んでコミュニケーションを取る、というのは意識しました。そして自分からたくさん喋るようにしています!朝会とかで世間話をしたりとか。笑
AYANO
なるほどですね!色々お話聞けて嬉しかったし、めちゃくちゃ楽しかったです!リモート研修は研修生だけでなくて、毎日トライアンドエラーを繰り返し試行錯誤している講師のみなさんも大変なんだと改めて感じました。大変なのはみんな一緒ですね!研修ルームが賑やかになる日が来るのを楽しみにしています!今日はお時間いただきありがとうございました!!
インタビューを通して感じたこと
新卒採用担当として、前例のないリモート研修ってどのように行われているんだろうって気になっていたんですが、本当に講師のみなさんが毎日汗をかきながら、試行錯誤しながら取り組んでいるんだなと感じました。そしてやっぱりALHらしいなぁと感じたのは、リモートだからこそのコミュニケーション形成に力を入れているところですね!リモートでも新卒同士、そして講師陣との距離を少しでも縮められるような取り組みをされているのが魅力的だと感じました。早くリアルで講師も新卒同士もコミュニケーションが取れる日が来るといいなぁ。

AYANO
Entry Management Unit (通称:EMU) 所属。
澄ました顔しながら聴いてる音楽は大体ゲームのサントラ。DQ5はビアンカ、FF7はエアリスが好き。

この記事を書いた人

著者近影

カンタービレ 編集部

CANTABILEはALHの「はたらく」を伝えるメディアです。キャリア・カルチャー・テクノロジーを歌うように楽しくお届けします。 このライターの他の記事を見る

この記事をシェアする

採用情報RECRUITING Info.