フロントエンジニアを目指す人必見!たった2ヶ月でHTML5プロ認定に合格する方法
こんにちは、DSUのKAZUHIROです。
駆け出しエンジニアの私が、約2ヶ月の学習期間でHTML5プロフェッショナル認定 レベル1に合格した軌跡についてお話します。
HTML5プロフェッショナル認定ってどんな資格?
公式サイトによれば、以下のような説明が記載されています。
特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が、HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を、公平かつ厳正に、中立的な立場で認定する認定制度です。
マルチデバイスに対応したWebコンテンツ制作の基礎の実力を測るLevel.1と、システム間連携や最新のマルチメディア技術に対応したWebアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計の能力を認定するLevel.2で構成されています。
(公式サイトより抜粋)
私が挑戦したHTML5 Level.1試験は"HTML5"と"CSS3"、"レスポンシブWebデザイン"などの基本的なマークアップ技術を対象範囲としています。一方で、Level.2はLevel.1よりも高いレベルのマークアップと、新たに"Javascript"が加わり、オフラインでの仕様、マルチメディアコンテンツ対応についても高い技術が求められます。
(公式サイトより抜粋)
次に、資格概要についてお話します。
●試験時間:90分
●全問題数:60問
●合格点 :約70点/100点(※合格点は毎回変動する)
●受験料 :15,000円(税抜)
●日時/会場:試験申し込み時に、全国各地のテストセンターから自由に選択できる
●試験方式:コンピューターベーステスト(CBT)(※マウスによる選択方式がメインだが、キーボード入力問題も多少出題される)
●有効期限:資格は5年間有効
試験実施方法は、テストセンターで受けるコンピューターテストだけでなく、団体受験用にペーパーテストも用意されています。
20試験以上で実施が可能になるそうです。ペーパーテストの場合、合否の結果が郵送になるので、すぐに合否を知りたいという方はコンピューターテストで受けるのがオススメです!
資格の有効期限についてですが、これは認定された事実が無効になるという事ではありません。一度認定を受けると、認定日から5年経過すると「ACTIVE」から「INACTIVE」というステータスに変更されます。
ACTIVEとは有意性あり、すなわち「現在活動中・現役」を意味しているため、INACTIVEの場合は過去に資格を保有していたが、現役ではないという扱いになるのです。
では、どのようにしたら「現役」を続けられるのかというと、認定日から5年以内に同一試験または上位レベルの試験を受験し認定を取得する必要があります。
私の場合は5年以内に今回受験したHTML5プロフェッショナルレベル1を受験し再度合格するか、上位レベルである、レベル2を受験し合格する必要があるということです。
この話を聞くと、毎回受験しないといけないのはめんどくさいなと思うかもしれませんが、Web業界においては技術の変化は早いため、気づくと数年前に学んだ技術より新しいものが生まれることがあります。そういった変化の早い業界において確かな技術の判断基準のため、資格に有意性の期限を設けているのです。
2ヶ月間の勉強サイクル
▼1ヶ月目
テキストの内容理解/テキスト内の練習問題/公式サイトの練習問題
最初の1ヶ月はひたすら、購入したテキストを読み込み、理解を深めました。
しかし、ただテキストを読むとなると飽きもきますし眠くなったり、理解できているか不安にもなりますよね。
そういった問題を解決するために、自分のPCに入っているテキストエディタ(サクラエディタなど)を駆使し、HTML要素とCSSについては実際にどのような挙動になるのかを確認しながら学習を重ねました。
その他、レスポンシブWebデザインやAPIの基礎知識については、根本的に知らない単語ばかりでかなり苦労をしました。
皆さんは、そんな時どのように学習を進めますか?
私の場合は一つ一つの単語をネットで調べて仕組みを理解していきました。
丸暗記する方が簡単かもしれないですが、単語それぞれの仕組みや働きを理解することでしっかりと記憶の定着を行えたと思います。
Webの基礎知識については、私は基本情報技術者という資格の勉強も行っていたので、学習内容が被っていたこともあり比較的覚えやすかったです。
テキストを2周し、ある程度理解が深まったあとはテキストおよび公式サイトにある問題を解きました。
その時に必ずやっていたことが1つあります。
それは、メモ帳で出題された範囲にマークをつけて記録をとることです。
メモ帳を見直すことで、どこが出題されやすいか傾向を把握でき、より効率的に学習を進めることができました。
HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 対策テキスト&問題集
著者:大藤 幹/鈴木 雅貴
※「FREE PREVIEW」はAmazonアプリをインストールしていない方は、ご覧になることができません。
▼2ヶ月目
Ping-tの問題を全部"金"にするまでひたすら解く!
最初の1ヶ月目である程度、基本的なことを学習した後は問題を沢山解きました。
実戦問題を解く土俵に選んだのはPing-tという国内最大級のIT試験学習サイトです。
利用料として、1ヶ月2,400円(税込)かかりますが学習効果は絶大でした。
●解説がしっかりしていて、初心者でもわかりやすようにかみ砕いて記載されている。
●「分野別」と「模擬試験」で選択ができ、しっかりと苦手分野を学習した後に模擬試験で現在のレベルを把握できる。
この2点が他のテキストや問題集よりも充実しているいて、また通勤中の電車でも携帯から気軽に問題を解くことができた点から隙間時間を有効活用して学習を進めることができました。
Ping-tでは、問題ごとに"金銀銅"のラベルが存在します。それぞれが意味する表記は以下の通りです。
●銅:未出題の問題/直前に間違えた問題
●銀:1回正解した問題
●金:2回連続正解した問題
私はこの機能をつかって、常に95%以上の正答率、かつ全ての問題を金にするまでひたすら解きました。
目に見えて、金の問題が増えてくると自身やモチベーションのアップに繋がりました。
ドキドキの受験結果
とにかくやることはやったし、自信はあるという気持ちの中、自宅から近いテストセンターで試験を受けました。
結果は78点で合格でした。
今回の試験は、70点が合格最低点だったので少しギリギリでしたが合格は合格です。試験終了ボタンを押した時の緊張は凄まじいものでした。
冒頭でもお話した通り、試験に合格するとHTML5プロフェッショナル認定レベル1に認定されます。認定者には、受験後約3週間で認定書と認定カードが届き、名刺等に認定者のロゴを入れることも可能になります。
(公式サイトより抜粋)
目に見えて、合格したという証があるとちょっと嬉しいものですね。
それでは、最後に今回2ヶ月間の学習と試験を受けてみての私の感想をお伝えしたいと思います。
教訓と今後の目標
一言でいうと、試験の結果にショックでした。
Ping-tを使ってそこそこ問題は解いてきたので、もう少し高い点数を狙えたのではと思います。実際に試験問題のほとんどが見たことある内容でした。
テキスト、Ping-t、公式サイトの問題をしっかり理解していれば95%は見たことある問題で、得点も取れるはずでしたが、細かい理解が定着できていなかったのが敗因なのかなと思いました。
私が解いてきた問題の難易度としては、
Ping-t < テキストの練習問題 < 本番試験 < 公式サイト
公式サイトの問題はかなり意地悪な内容が多かった印象です。(笑)
今回、試験の勉強を実施したことで単に合格をしただけでなく、業務でHTMLのソースを見ても容易に解読できるようになったと思います。
私は合格まで2ヶ月かかりましたが、単に資格を手に入れたいだけであれば1ヶ月集中すれば合格できるのかなと思います。
ただ、私は今回試験で合格をする上で本質を理解して合格したいと思っていたので、多少時間がかかりました。
おかげで、試験の合格と共に日々の業務においても作業が円滑になり、自分の技術力に自信もつきました。
今後は得た知識をもとにWebサイトの作成を趣味で実施したりと、活動の幅を伸ばしていきたいです。
また、この記事を読んだ駆け出しエンジニア方に、資格の勉強は大変かもしれないけど結果的に得るものは大きいということが伝わるといいなと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!
KAZUHIRO
ALH株式会社 Development Scale Unit (通称:DSU)所属。
中途入社。趣味は、野球、映画、ラーメン、カラオケ、古着など。
今年の目標はフルマラソンに参加すること。