カルチャー

意外と知らない日本酒の世界

著者近影
TAIKI

みなさんこんにちは!DSUのTAIKIです!

世界で猛威を振るうコロナウイルスによって、普段の生活も一変してしまいました。
そこで今回のテーマは、昨今のステイホームにぴったりなものを用意しました!
おうちでも楽しめる日本酒についてです。(笑)

題して、「意外と知らない日本酒の世界」にお付き合いください!

日本酒との出会い

私は長野県の卸酒屋に生まれ、日常に日本酒がある生活を送ってきました。
トラックいっぱいに積み込まれた日本酒を横目に登下校し、夕食時には、食卓には必ず日本酒が姿を現す。
何より覚えているのは、日本酒を美味しそうに飲む祖父母や両親の姿…。
そんな姿を見て育ったためか、20歳になって初めて口にしたアルコールは日本酒でした(出羽桜という山形県の地酒)。
生まれて初めて飲んだ日本酒、その感想は「まずい…」の一言でしたね。
しばらくの間、日本酒とはソーシャルディスタンスを取って生活をすることになりました。

転機は、日本酒が大好きだった祖父が亡くなったことで訪れました。
献杯をしようと手元を見ると、そこには避けてきた日本酒が…。
仕方がなく一口飲んだ瞬間、「え、美味い!?」
祖父が乗り移ってしまったのか分かりませんが、日本酒に開眼してしまいました。
(祖父よ、あれほど日本酒飲んだのに、まだまだ未練があったのか。)
以来、お酒は日本酒しか飲まないといっても過言ではないほど日本酒ラバーな日々を送っています。

日本酒は、どんな料理にも相性抜群!

日本酒と相性の良い料理って、何を思い浮かべますか?
刺身みたいなあっさりした料理
はい、正解です。
でも、相性の良い料理はまだまだたくさんあるんですよ!!!

日本酒は、ビールやワインと同じ「醸造酒」と言われる仲間です。
ビールなら唐揚げとか焼肉とか脂っこい料理って合いますよね?赤ワインなら、白ワインならが合いますよね?
実は、日本酒も同じです。選び方次第で、日本酒はあっさりした料理にも脂っこい料理にもにもにも何でも合うお酒なんです!

選び方に大事なポイントは、「日本酒度」と「酸度」です。

日本酒度
俗にいう「甘口」や「辛口」の指標。
「±0」を基準に、「+」であれば「辛口」、「-」であれば「甘口」となります。

酸度
日本酒の味である「濃い」「淡い」の指標。
平均値は、「1.3~1.5」と言われており、この値よりも高いほど「濃い味(濃醇)」に感じ、低いほど「淡い味(淡麗)」に感じます。

これらを組み合わせることで、料理と合う日本酒が導き出せます!
例えば、あっさりした料理の中でも、刺身など淡白な料理には「辛口」で「淡麗」なものを、酢の物など酸味の強い料理には「甘口」で「淡麗」なものを選ぶと良いです。
対して、脂っこい料理の中でも、焼肉などジューシーな料理には「辛口」で「濃醇」なものを、すき焼きなど甘めな料理には「甘口」で「濃醇」なものを選ぶと良いです。

でも、「日本酒度」だの「酸度」だのちょっと面倒くさいと思った方いますよね?
そんなあなたに、もっとシンプルな選び方を紹介しましょう。
合言葉は、「海の幸には海側のお酒を。山の幸には山側のお酒を。」です。
なぜなら、その地域で食べられている料理に、その地域で作られているお酒は相性が良いものが多いからです。
海側であれば、刺身や浜焼き、魚のフライなどシンプルな料理が多いです。そういった料理と相性が良いお酒は、料理と同じく味の濃すぎないすっきりとした「淡麗」なお酒で、海に近い地域で作られていることが多いです。
対して、山側であれば、肉料理やしっかり味付けをした濃い味の料理が多いです。相性が良いのは、料理に負けないくらい味がしっかりとある「濃醇」なお酒で、山沿いや内陸の地域で作られていることが多いです。

みなさんも日本酒と料理をいろいろ組み合わせて楽しんでみてください!

肉料理と合わせて美味しい!日本酒3選

これまでの話から、「肉料理と日本酒の組み合わせも抜群!」ということを分かって頂けたと思います。
そこで最後に、私が今まで飲んだ中で、肉料理との相性が非常に良かった日本酒を3本紹介します!

1. AKABU MOUNTAIN

【AKABU MOUNTAIN】は、岩手県の赤武酒造さんが造る純米酒。
柑橘系の爽やかな香りがあり、飲むと微炭酸とともに果実のような甘さと酸味が口の中をすっきりさせてくれます。
そのまま飲んでも美味しいですが、トンカツのような脂っこい料理とも相性が良く、酸が口に残る脂をきれいさっぱり流してくれるので、油を使った料理特融の口に残る脂っこさが気になりません。

2. 黒澤 純米生酛造り マルト

【黒澤 純米生酛造り マルト】は、長野県の黒澤酒造さんが造る純米酒。
香りは控えめですが、飲むと「The 米!」のような強い旨みを感じ、キレも良い辛口濃醇タイプのお酒です。
濃醇な味なので、濃い味つけの料理(肉じゃが、青椒肉絲など)に合います!
ちなみにですが、このお酒は私の実家でも取り扱っています!

3. 仙禽 雪だるま しぼりたて活性にごり酒

【仙禽 雪だるま】は、栃木県のせんきん酒造さんが造る純米大吟醸の活性にごり酒。
日本酒とは思えないシュワシュワ感が口いっぱいに広がります!(開け方を失敗すると中身が一気に噴き出してきます)
洋ナシや青リンゴのような香りがあり、飲むと上品な甘さと後味のすっきりさが素晴らしい甘口タイプのお酒です。
にごり酒には、アミノ酸がたっぷり入ってます。そのため、同じくアミノ酸たっぷりの肉と相性抜群!!

みなさんもお好きな料理や食材と合わせて、日本酒を愉しんでみてください!
以上、「意外と知らない日本酒の世界」をDSUのTAIKIがお届けしました~。

TAIKI
ALH株式会社 Development Scale Unit (通称:DSU)所属。
中途入社。現在は、通信系会社にてwebアプリケーション開発に従事。
趣味は、日本酒、動物園・水族館・博物館・美術館巡り、スノーボード(最近は全くやってない)、野球・サッカー観戦、インテリアなど多岐にわたり時間が足りない。
最近は、日本酒と肉料理とのペアリングについて追及している。

この記事を書いた人

著者近影

TAIKI

ALH株式会社 Development Scale Unit (通称:DSU)所属。
フロントエンドエンジニアとして、webアプリケーション開発に従事。
休日は、肉料理と日本酒の相性について追及している。 このライターの他の記事を見る

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