【 5logs vol.7】 「大阪事業所立ち上げメンバー が語る壮大な未来」
皆さんこんにちは、ブランディングチームです。
5logs vol.7では、大阪事業所にて部長職として多くのメンバーを束ねるMattyさんにお話を伺ってきました。
自身が残す“log=軌跡の記録・気づき”を紐解き、その人のウラガワにある強さや信念、思考など、見えない哲学をカタチにする、ドキュメンタリーシリーズです。
主人公はALHではたらき、そのキャリアを築いているたくさんの仲間たち。
その多種多様な知識や技術、経験が生み出したlogにフォーカスします。
“Matty”について
ー本日はよろしくお願いします。それではまず初めに、ご自身について教えてください。
大阪事業所にてプリセールスエンジニア+部長職を務めています。
ALHに入社後、大阪事業所には2020年の立ち上げから関わり続けています。
ー今までのキャリアについて教えてください。
大学卒業後しばらくフリーターとして過ごした後、ご縁があって大学職員として教務課にて勤務していました。学生の授業の相談を受けたり、教授対応をしたりする部署ですね。
あるとき職員が使用する管理システムが変更になったことでPCに不慣れな職員たちが困ってしまって…。正直システムが変わったこと以上にUI/UXがイケてないことが原因だと思っていました。
もっとイケてるUI/UXだったら彼らも困らなかったのでは? と感じたことがきっかけで、エンジニアへの道を考えるようになりました。
東京本社で開発エンジニアとして2年ほど経験を積んだのち、おかえり人事制度で新卒の研修コーチを担当しました。
同時期にグループ長にも抜擢いただいて、教える・育てるという経験を積んでいくことができました。
その後は官公庁系のシステム開発案件や、採用業務などを経験し、2020年に大阪事業所の立ち上げメンバーに。
大阪ではプリセールスエンジニアとして複数のお客様の案件支援を行ってきました。FY23から部長職を務めています。
Mattyの“5logs”
log.1 部分最適ではなく、常に全体最適で考える
ーそれでは1つ目のlogを教えてください。
1つ目のlogは「部分最適ではなく、常に全体最適で考える」です。
ーそのlogにいたったエピソードはありますか?
特定のエピソードというよりは、これまでの経験を振り返った時に、これが真理だなと思ったので挙げました。
内容はいたってシンプルで、例えば、バグを1つ見つけたら、もしかしたらもっと他にも同じバグがあるかもしれないと考える。
バグを改修する際に類似機能などに横展開して、似たようなバグが他にも潜んでいないかチェックをする。
設計書の修正では一か所直すと、他にも色々な所をいじらなければいけないことを意識する。
Excelなどでも、業務効率のためにマクロを組むなら自分しか使えないものではなく、皆が使えるもののほうが良い。
などなど、”部分”ではなく”全体”を最適化させる視点で見るということです。
エンジニア業務に限らず、すべての仕事に当てはまることだと思っていて、その時その時の個の事象だけを解決するのではなく、全体に波及させていくことを必ず考えます。
log.2 一緒にやった1つ1つの案件が名刺代わり
2つ目のlogを教えてください。
2つ目のlogは「一緒にやった1つ1つの案件が名刺代わり」です。
ーそのlogにいたったエピソードはありますか?
基本的にエンジニアって、名刺を交換することってあんまりないんですよ。
そうなると、その人と一緒にやった仕事の内容や交流したエピソードが、いい意味でも悪い意味でも名刺の代わりになると思っています。
エンジニアとして駆け出しの頃の案件でお世話になったリーダーの方は、いまだに私のことを覚えていてくださって、時々私の事を話題に出されるそうなんですよね。
私もいまだにその方のことは鮮明に記憶に残っているし、本当に勉強させていただきました。お互いにきっといい仕事ができたんだな、と思っています。
形には残らない名刺として、ずっと残っています。
log.3 微に入り細を穿つ
続いて3つ目のlogを教えてください。
3つ目のlogは「微に入り細を穿つ」です。
ーそのlogにいたったエピソードはありますか?
私は凝り性か飽き性かでいったら後者なんですが、設計書とかドキュメント類のチェックはかなり細かく見ます。例えば項目書の罫線が一部途切れてるとか、印刷が見切れてるとか。
すごく些細なことだし、このくらい…と思う小さなことだからこそ、こだわったほうがお互いに気持ちがいい。
そうすることで本来目が行くべきところに、ちゃんと目が行くものだと思っています。
log.4 他者の思考を借りるために対話する
それでは4つ目のlogを教えてください。
4つ目のlogは「他者の思考を借りるために対話する」です。
ーそのlogにいたったエピソードはありますか?
煮詰まるほどではなくても、迷いがあって結論が出せていない思考について、他者と会話のミット打ちをしてみるようにしています。
他者の考え方や言葉を借りることで突破口が開けたりするんですよね。
本当はもっとこうしたいんだよね、と管ばかり巻いてる時もあったりするんですが、結局それが起点になって「じゃあこんなふうに変えていきましょう」「それやりましょう」となり、ネクストアクションにつながったことも多かったです。
log.5 余裕をもって優雅たれ
最後のlogをお願いします。
5つ目は「余裕をもって優雅たれ」です。
某アニメのキャラクターの言葉から持ってきました。
ーそのlogにいたった背景をお聞かせください。
マネジャーとかチームリーダーをやっていると、どうしてもなくなってくるのが余裕。
でも、リーダーが余裕がなくて不機嫌だと話かけづらいし、ミスしたときとかに報告しづらくなっちゃいますよね。
ある程度のことは笑い飛ばしてあげられるくらいの甲斐性は必要だなと思っています。時と場合によっては怒りモードも使い分けは必要だと思ってるんですが、基本的にはご機嫌な人でありたいですね。
これまでとこれから
ーそれでは最後に、ALHに入社してから現在まで、ご自身が辿ってきたキャリアとこれからのビジョンについて教えてください。
大学職員というまったくの異業種から未経験で入社して、京都から東京に上京してきました。当時は「3年やってみてリーダーポジションに到達できなかったら向いていなかったと思ってスッパリ辞めよう!」という気持ちで飛び込みました。
結果、グループ長に抜擢されて、研修コーチという人を育てる仕事も経験しました。改めて言葉にしてみるととても順風満帆のようにも思えますが、何度もこの業界に自分は向いていないんじゃないかと思ったし、その時々でいろんな人に支えられ、助けてもらいながらやってきました。
その後、大阪事業所の立ち上げメンバーとして関西への帰還を果たすことに。新しい挑戦も多く、今までの固定概念がいい意味で吹っ飛んでいきました。
2022年から部長職となり責任も裁量も大きくなりました。個人のエンジニアとしてのキャリアより、事業と経営の視点を学び考え、次代のために何ができるかを考えるようになりましたね。
数年後の未来としては、1つのプロジェクトに集中して取り組む、というよりはEM(EngineeringManager)的な役回りをしながら、ラボ開発や受託などのカウンター業務をやりつつ、ALHで育てた人材を活用して、1人1人がこうありたいという生き方を実現できるような環境を作っていけたらいいなと。
もしくは、同じグループ内の企業と組んで何か面白い取り組みや事業ができたらなとも思っています。
10年後は事業を経営している立場になって「ともにつくる、次代のために」を体現しながら、ALHの成長速度を加速させていきたい。ALHの可能性を広げる人を増やして、他にはないALHというブランドを拡大していきたいです。
vol.7は、大阪事業所のMattyさんでした。
新事業所の立ち上げを経験し、多くの部下を育ててきたMattyさんのお話からは多くの学びを得られたのではないでしょうか。
5logsではこのように、ALHの色々なキャリアをもった社員にフォーカスして仕事のヒントを聞き出していきます。
このシリーズで取り上げる様々な5logsが、仕事で躓いたり悩んだりしているあなたの「新たな仕事のヒント」になると幸いです。
Vol.8もお楽しみに。
▼これまでのシリーズはこちらからご覧いただけます。▼