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ALHがAPN300に認定!技術力強化の”ウラガワ”に迫る!!

著者近影
SAKI

みなさんこんにちは。
先日、ALHの社員が保有するAmazon Web Services(以下、AWS)の認定資格数が300個を超えたことで、ALHが「AWS 300 APN Certification Distinction」に認定されました。

『APN Certification Distinction』とは?
AWS パートナーネットワーク(APN)※1のパートナー企業でのAWS認定資格取得数が一定数に達するごとにAWSより認定されるものです。
※1 AWSパートナーネットワーク(APN)とは、AWSを活用してシステムの開発、仮想サーバーの構築、そしてコンテンツの配信などを行っている企業向けのグローバルコミュニティ。

このAPN300の認定に至るまで社内でどのような技術力強化に関する施策が行われたのか、更にこれからの展望について、社内で技術力強化施策の推進プロジェクトに携わるYUさんにお話をうかがってきました!

YU
横浜事業所YR1所属。 開発エンジニアなのに、AWSを頑張り過ぎて現在は主にAWS社内推進・AWS関連情報を社内外に発信するプロジェクトのリーダーとして奔走中。趣味は夜のドライブ。 好物は抹茶クリームフラペチーノ(ホイップ少なめ、パウダー多め)。 マイブームは出社前にスタバに寄って自己肯定感を高めること。

技術力強化の背景

ー そもそも、ALHで技術力強化を行うことになったきっかけは何でしょうか?

ALHでは営業・技術・教育の3つの部門が三位一体となり、新たな事業の柱を確立させる事を目的とし、ジェネラリストエンジニアの育成・創出に注力する取り組みを2021年に開始しました。この取り組み自体を「ALH’s Tech Focus」と呼んでいます。

何故クラウド、そしてAWSなのか?

ー 技術力強化として何故クラウド領域を選んだのでしょうか?

先ずは国内クラウドサービスの市場動向についてお話ししますね。
国内のクラウド市場規模は年々増加の一途を辿っていて、2026年にはパブリッククラウドとプライベートクラウドをあわせて約7.5億円にものぼると言われています。

国内クラウドサービスの市場規模の推移と予測(引用元:「国内クラウドサービス需要動向調査」(2022年6月時点)

また、マルチクラウド(複数のパブリッククラウドサービスを合わせて環境を構築するクラウド形式)とハイブリットクラウド(パブリッククラウドやオンプレミスなどを組み合わせて使用するクラウド形式)の利用が普及し、企業運営にはクラウドサービスが欠かせない存在となっています。

こういった市況からもわかる通り、技術力強化を図る分野としてビジネスチャンスに溢れたクラウド領域を選択しない手はありません!

ー 確かに使い勝手の良さや管理面でメリットが多いクラウドは今後も伸びていきそうですね。そんな中で、なぜAWSというサービスにフォーカスしたのですか?

大手クラウド3社の中で最もシェアが高いクラウドサービスがAWSでした。
高いシェアを占めているサービスを扱うことにより、お客様からのニーズに幅広くお応えすることができるため、AWSを選択しました。

そしてAWSの技術力向上の指標として誰が見ても分かりやすい、AWS認定資格取得数の向上を目指し、今まで様々な施策を打ってきました。

AWS認定資格数を爆速で増やした秘訣に迫る!

ー AWS認定資格取得数増加のために、具体的にどのような施策を打ったのですか?

まずは「多種多様な形式の勉強会実施」ですね。
勉強会を行う大きな目的としては、AWS認定資格取得を促進することです。

しかしまずは、初学者の皆さんがもつ「AWSは難しい」というイメージを払拭し、学習に前向きに取り組める状況を作ることを目指しました。

例えば、CTOが直接AWSのサービスやAWSの活用事例を説明したり、人材開発部(社内で研修を担当する部署)主催のハンズオン形式で実際にクラウド上にサーバーを立てる勉強会も実施されました。
私自身も勉強会を主催したことがあります。

ー その勉強会の告知、社内SNSで拝見しました!実際にどのような内容の勉強会を開催したんですか?

「AWS Certified Developer - Associate」という中級レベルにあたる認定試験対策の勉強会を3回に渡って実施しました。
実際のAWS コンソール画面を共有しながら説明を行い、各AWSサービスのシステムイメージを掴んでもらった上で、実務にも役立つ情報を提供できるように意識をして勉強会を設計しました。

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今後、もし社員のみなさんからリクエストがあれば上級レベルの試験対策勉強会もやってみたいと考えています。

またAWSは使った分だけお金がかかる“従量課金制”です。
ALHでは社内にAWSの学習環境を構築し、使用料金を会社が負担しています。

私が学習環境の構築に関わった訳ではないのですが、これによりAWSでの個人学習に対する心理的ハードルが下がり、AWSの技術力強化がより促進されていると感じています。

ー 勉強したい時に、料金を気にすることなく実際にAWSに触れる事ができるというのはすごくありがたいですね!AWS認定資格をコンプリートされたYUさんに直接教えてもらえる勉強会、良いですね!!その他にはどのような事を実施されたんですか?

AWSの社内研修内容に含まれるAWSコンテンツのブラッシュアップ」を行いました。
元々、この取り組みを行う前からAWSの研修は社内に存在していたのですが、より実業務で役立つよう、AWSを使用した実践的な研修内容へのブラッシュアップを図りました。
これにより、ALHのクラウド領域に関する技術力の底上げが期待できると考えてます。

施策の効果は如何に…?

ー 様々な施策を実行しましたが、社内での変化は見られましたか?

実際に社内のAWS認定資格保有数は、施策を開始して3ヶ月後の2022年2月に54個だったのに対し、2023年2月には293個と1年で約540%と大幅に増加し、2023年3月には300個を達成することができました。

更に社内でAWSを盛り上げていこうという風土も醸成されています。例えば私の所属する横浜事業所では、Hamazonという事業所独自の取り組みがあり、AWSの技術力向上のための情報やナレッジ、関連イベントの共有などが社内SNSで日々活発に行われています。

こうした場所があることで、これからAWSを学んでいくエンジニアが、AWSに精通したエンジニアの経験に裏打ちされた知識や学習方法をキャッチアップすることができます。そうして技術領域を広げ、市場価値の高いエンジニアへと成長し、さらにその知識や経験を共有する。こうした好循環が会社全体の文化として浸透していくと嬉しいです。

AWSに関するこれからの取り組み

ー 今後、AWS領域で検討されている取り組みはどんなものでしょうか?

まずはAWSが認定する5つのパートナーパスのうち、サービスパス※2とトレーニングパス※3の2つの取得を目指し、準備を進めています。

サービスパスについては、営業力強化を目的とし、お客様の要望や相談に的確に応える体制整備を目的として取得を目指しています。ありがたいことにAWS関連の問い合わせや相談も増えており、AWSとの連携を強化することで、よりスピーディーに安定したサービスの提供が可能になります。また、トレーニングパスについては、ALHがAWSのトレーニングを対外的に実施することにより、社内だけではなく社外に対してもAWS領域強化に寄与していきたいとの考えから取得を目指しています。

※2 ランクに応じて企業がコンサルティング、プロフェッショナル、マネージド、および付加価値再販サービスを提供できる認定
※3 AWSが提供するトレーニングを受けることができ、社内の技術力向上のためのトレーニング及び外部へのトレーニングを実施できる認定

ー ALH's Tech Focusとしては、これからどんな取り組みをされるのですか?

ALHではAWSの技術力向上に向けた積極的な取り組みをより多くの人に認知していただくために、AWS技術に関する情報の社外への発信を強化していきたいと考えています。
また、社員のみなさんのAWSに対する学習意欲の向上、更なる技術力向上に向けて、社内SNSでの情報発信にも力を入れていきます。

実は今、この情報発信強化を一緒に推進してくれる仲間を社内で募集しています!
この記事を読んでくださった社員の方は、ぜひこの取り組みにジョインしてもらえると嬉しいです。
今後はAWSのソリューション提供や対外的なトレーニングにも領域を広げることで、お客様のご要望に沿ったご提案、更には社会に対する技術面での貢献が期待できます。
ALHは今後もAWS領域だけに止まらず、他の技術領域の強化も視野に入れ、変化と成長を続けてまいります。

APN300認定に関するプレスリリースはこちら

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この記事を書いた人

著者近影

SAKI

ALH株式会社 採用戦略部 ブランディングチーム所属。
21年新卒入社。メディアとデザインを担当しています。
好きなものはゲームと焼肉。
最近ついたあだ名は食べ盛りBLUES。 このライターの他の記事を見る

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