社員インタビュー

資格取得支援制度でDBA Bronze、SQL Silver、そしてAWS認定資格を全部とっちゃった

著者近影
KOHEI

ALHには「どんだけ資格制度」という、合格したら受験費用を全額負担してくれる資格取得支援制度があります。
今回はこの制度を利用して資格取得ライフを満喫しながらAWS認定資格もコンプリートしてしまった福岡事業所のSATORUさんの、素敵な資格取得ライフをご紹介します。

保有資格一覧

-早速保有資格一覧を見せていただきましたが、エンジニア関連の資格から英検、電気工事士……レモン検定やウイスキー検定まで、色々とられていますね。

知識欲を満たすために勉強するのが趣味みたいなもので、その延長線上に資格取得があるイメージです。

ここに挙げた資格以外にも、参考書を買って勉強した資格はいくつかあるんですが、試験を受ける前に自分の中で満足しちゃうと受験までいかないこともあります。

-楽しみながら資格の勉強を満喫されているんですね。資格の勉強が楽しくなったのはいつからなんですか?

学生時代は勉強は好きじゃなかったんですよ。大学も中退しましたし。社会人になってから、徐々に知識欲が湧いてきて、物事を知るのが楽しい!って思うようになりました。

-早速いくつかの資格について具体的なお話を伺っていきたいと思うのですが、先にエンジニア関連ではない資格から聞いていきたいと思います。電気工事士だけ毛色が違いますがこれはなぜ取得を?

前職がUPSという「落雷や災害時に停電を防ぐ装置」の営業から機器点検までを一貫して行う仕事でして、電気工事士の資格が職務上必要だったのでとりました。

-続いてメンタルヘルス検定や健康マスター検定とは?

昔は心の病は甘え、みたいな風潮もあったけど、今は誰にでも起こりうることとして、しっかり認知されてきているじゃないですか。
自分もきちんとした知識を入れておきたいなと思って取得してみました。

-堅実ですね。明らかに趣味資格ぽいレモン検定とウイスキー検定についてもちょっとお聞きします。

この2つはレモンサワーやハイボールを飲みながら勉強して取得しました(笑)。
お酒が好きなので、折角だから資格をとって形にしてみようかなと思いまして。

良かったら皆さんもぜひ

レモン検定公式サイト
ウイスキー検定公式サイト

業務に関連する資格

-ここからはエンジニア関連の資格です。オラクルの資格だとJavaの資格を取っている方が多い印象ですが、DBAとSQLの資格を取得されたんですね。

DBA BronzeとSQL SilverはSQLを使う現場だったので取りました。勉強した内容を業務でも使うので、タイパが良かったですね。

AWS認定資格

-続いていよいよAWS認定資格について掘って行きます! 学習期間の一覧までご用意いただきありがとうございます!まずは最初に取得したCLFから。

ご本人作成のスプレッドシートをスクショ

これは10時間しか勉強していないんですよ。当時「再受験無料キャンペーン」をやっていたので、感覚を掴むために試しに受けたら受かっちゃったっていう。

-10時間はALHの最短記録かも知れませんね! ちなみにその10時間はどんな勉強をしたんですか?

参考書を一読して、付属の演習問題を一回やっただけです。なので、試験に挑戦している時も「わかっているから解ける」という感覚はありませんでした。
単に4択で運よく正解を選びまくっただけです。
そんなわけで、次のSAAには時間を割きました。

とはいえ、GWに遊びの予定を入れていて、そこで気が抜けてしばらく勉強から遠ざかってしまいました。

資格マスター記事でAKIHISAさんがSAAは何回か試験日を延期したと仰っていましたが、私も2回延期しました。

「2回延期しちゃいました」

-まだ試験慣れしていないタイミングで受けることが多いSAAあるあるなのかもしれませんね。

そうかもしれません。
CLFは参考書であっさり合格しちゃったけど、SAA以降も簡単にいくとは思えなかったので、改めて勉強方法を掴むために、今回はCloudTechでしっかり勉強することにしました。

CloudTechはSAAに限らず一通りのAWS認定資格の講義動画や演習問題が用意されていて、安くはないんですが、真剣に取得を目指すならぜひおすすめしたいサービスです。

講義動画を見ることから始めたのですが、途中から動画内で使用しているスライドを見るに留めて、少し時短するようにしました。

インプット後は十分な量の演習問題をこなし、満を持して試験に挑み無事に合格。

このSAAの合格経験を通して必要な演習量も掴めたし、SAAで得た知識がその後の資格勉強の土台になってくれました。

SAA合格を機に全冠を決意

-SAA以降のブーストぶりが凄いですね!

該当部分を拡大して再掲

この手ごたえなら会社が推奨している全資格(当時は12個)制覇も行けるぞと思ったんですよね。自分を追い込むために、先に申し込んで試験に合わせて勉強していくスタイルにして次々受けていきました。

-ちなみにSAAの次は上位資格であるSAPが良いのでは? と思ったのですが、すぐにSAPにいかなかったのはなぜですか?

今思えばSAPにいったほうがよかったと思います。ただ、当時は先にアソシエイトレベル(下から2番目のレベル)を受けようって方針にしちゃったんですよね。

なのであまり深い理由はないです。

-よく鬼門と言われるANSはやはり難しかったですか? 同時期にMLSとSASも受けているように見えるのですが、これはどういうことでしょうか?

まずANSが大変だったかどうかについては、大変でした。ANSは演習問題と似た問題があまり本番で出ないと当時の受験記によく書いてあったんですよ。

なので演習問題をやりこむスタイルだけでは合格できないと考え、早めにテキストを買って空き時間に学習を進めていきました。

実際は色を付けている期間通りではなく、薄く長く勉強していました。同時期に他の資格も詰め込んだのは、ゾーンに入っていたからです(笑)。
ANSの学習がある程度進んでいたから他の資格もいけるだろうと思って、自分に自信もついていたので、勢いで詰め込みました。

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-ちなみにブースト期はどのような学習サイクルをとっていたのですか?

スピード感を重視していました。

例えば間違えた問題の解説は1周目は失速するのであえてあまり読まず、レベルが上がってすぐに理解できる2周目にしっかり読むようにしていました。
3周目はまた飛ばして、試験前にわからないところを再確認する。

こうして気分よく勉強できるようにすることを意識していました!

-ブースト期の生活はどんな感じだったんですか?

6月から9月末までは毎朝7時前に起きて、始業※までの約3時間を勉強にあてていました。※当時はフルリモート案件で始業は10時

土日は7~12時まで勉強して、昼休憩と昼寝をして、午後からまた5時間勉強したら、あとは自由時間です。夜は気が向いたらやる程度でしたね。
お酒を飲んでゆっくりしたいですし、無理しすぎても続かなくなってしまうので。

-学習時間を十分に確保したうえで、夜を自由時間に充てられるのは良いですね。あまり「我慢の期間」という感覚はありませんでしたか?

そうですね。アニメや読書などのエンタメに費やす時間は確かに減ったけど、特につらくはなかったです。アニメは1話30分以内なので、1話くらいなら見れましたし(笑)。

あ、でも飲み会は翌朝の勉強に響くので控えていました。

-ではブースト期は家で奥さんとの宅飲みですね。

妻はお酒飲まないので付き合ってくれないんですよ。
なので、1人で地元の芋焼酎「飫肥杉」ソーダ割を飲んでいました。

「付き合ってくれねえんすよ」

-資格マスター対談の2人は「奥さんと一緒にカフェで勉強する時間が至福だ」と惚気ていたのですが、SATORUさんも?

AWS全冠を目指している期間は受験生を見守る母のように応援してくれているだけだったんですが、全冠達成後には「私もやってみようかな」と言い出して、この前は高校時代にとった簿記を取り直していました。今はITパスポートの勉強をしています。

-資格マスターたちと話していると良い意味で引っ張られるんですよね。奥さんの気持ちよくわかります。(※筆者は資格マスター対談取材当日の夜からITパスポートの勉強を開始)

資格全般の勉強方法について

-ここからはAWS認定資格に限定せず、資格全般に対する勉強方法や教材選びについて伺っていきます。まず、これまで一番大変だった資格は何ですか?

具体的にこの資格というのは思い浮かびません。勉強がつらいと感じるような資格はそもそも目指さないので。

AWS認定資格の「全冠」は大変でした。高校時代は宿題しかしたことないし、1つの目標のためにまとまった期間勉強し続けること自体初めての経験だったんです。

-なるほど。では勉強方法も受験勉強を参考にしたわけではなく、今回ゼロから構築していったわけですね。SHIMPEIさんは一緒に勉強するコミュニティが大事だと仰っていましたが、どう思われますか?

昔から群れるというか、皆と一緒に勉強するのがピンと来なくて。

-そうなんですね。AWS全冠に向けて、取得を競っている相手などはいましたか?

自分の中で勝手にライバル認定して競っている方はいました。大阪事業所のMさんです。
勉強期間が同じくらいで、社内SNSに過程を投稿されていたので、よくチェックしていました。

-連絡を取り合って競っていたのですか?

いえ、私はこっそり全冠して福岡事業所の皆さんを驚かせたかったので、SNSなどには一切投稿せずに勉強していたんです。
なので、Mさんは私が同時期に勉強していたことをご存じないと思います。

一方的に刺激をいただいていました(笑)。

-続いて、資格試験では捨てる範囲や、逆に重点的に取り組む範囲を作ることがありますが、SATORUさんの判断基準は?

気分が乗るかどうかですね! スピード感を出すことや、気分よく勉強できることが大事なので。あと、業務で使う可能性のある部分は重点的にやりますね。

勉強した知識を業務で使う機会に恵まれると気持ちが良いし、学習のタイパも良いですから。今後も業務で使う範囲の資格は積極的にとっていくと思います。

今のプロジェクトではAWS Network FirewallやAWS Transit Gatewayを扱っていて、これはANSで学んだ分野に関わってくるので、気分良く業務できています。

学習期間はどのように見積もっていますか?

ネットなどで目安とされている学習期間と、問題集の掲載問題数から判断しています。私は問題数をこなすと理解が早いので、問題数が十分な教材があるなら目安より短く見積もります。

FP3級などは演習問題が充実していたので短めに見積もりました。

一方で、問題数が少ない場合、テキストを読み込んで理解しないといけないので、長めに見積もりますね。

-学習ツールは本とWebどっちが好きですか?

問題を解くのはWebサービスがよいですね。PCでも良いけど、できればスマホが良いです。寝っ転がりながらでも解けるので。
間違えた問題の履歴が残る機能があると解きなおしが便利です。

正解した問題は飛ばして、間違えた問題で2周目、さらにまた間違えた問題で3周目~全部正解するまでやるという方法で周回していました。あとはカテゴリー別に出題できる機能があると、苦手分野を重点的にケアしやすいので良いですね。

-買った教材を途中でやめたことはありますか?

何度もあります。
最初に言った通り学ぶこと自体が目的なので、自分の中で満足したら資格を受けること自体やめることもあります。

資格取得はどう活きる?

-AWS認定資格をはじめ、多くの資格を取得してきたSATORUさんですが、資格取得が効いたな~と感じたことは?

それまで開発経験しかなかったのですが、AWSの知識を買われてインフラ案件にアサインしていただけました。AWS認定資格を全冠したことが効いた結果です。
参画前の業務説明会でも「すごいですね!」と驚いてもらえたし、期待が大きい分「応えないと!」と思えます。

-キャリア開拓にかなり役立っていますね!
聞くところによると、福岡事業所のSNSにインフラエンジニアの業務やAWS認定資格推進の資料を展開したり、勉強会で発表したりしているとか?

よくご存じで(笑)。

全社だとベテランのインフラエンジニアや、AWS全冠者が何人もいるのですが、福岡だと直接話を聞ける相手がかなり限られてきます。
私が前に出て、成功体験をシェアし、何でも聞いてくださいね~と言うことで、福岡事業所を盛り上げていけたらと思って、アクションを起こしてみました。

-素晴らしい! 反響はありましたか?

福岡事業所ではLT会という、勉強会というか発表の場があるのですが、そこで「勉強とはもっとフランクに向き合っていいと思ってます」という発表をしました。

・机に向かって本やPCを使ってやらないといけないイメージがあるけど、寝っ転がりながらスマホで勉強したっていい。

・仕事や学問と関係なくても、興味があって学びたいなら勉強なんだ。

といった話をしてみたところ、「勉強って辛いものと思ってたけど、話を聞いてもっとフランクに向き合っていいんだと気付けました」という嬉しい感想をいただきました。

LT会とは別に「AWS資格質問会」という会を開きまして、その時話を聞いてくれた方の中から、その後2名がAWS認定資格全冠を達成してくれたんですよ。

頑張ったのは彼ら自身ですが、質問会がきっかけの1つになれていたらとても嬉しいです。

-全冠者が続いたんですね、それは凄い! さいごにSATORUさんの今後の目標を伺って締めくくりたいと思います。

開発エンジニアとしてキャリアをスタートしてから色々経験させてもらったのち、AWS認定資格の全冠をきっかけにインフラ案件への挑戦が始まりました。

何か一つを徹底的に極めるというより、幅広い知識を身に着けたい派なので、いずれはフルスタックエンジニアとしてのキャリアを切り拓いていけたらと思っています!

SATORUさんの「知識欲を満たすために勉強し、その過程にたまたま資格合格があるだけ」という、楽しみながら学ぶスタイル、話を聞きながらとても魅力的に感じました。

一方でAWS認定資格については、ご本人としても初めて1つの試験を突き詰めた結果、キャリア開拓に成功しています。

楽しむ所と勝負を仕掛ける所の見極めが大切なのかも知れませんね。

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この記事を書いた人

著者近影

KOHEI

ALH株式会社 採用戦略部 ブランディングチーム所属。
進学情報誌の編集者→検索サイトの編集者・ライター・ちょっとWebディレクター

リモートワークOKの環境になってから体調がとてもいい感じ。 このライターの他の記事を見る

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