【 5logs vol.4】 「素直さを大切に」
皆さんこんにちは、採用広報部のSAKIです。
5logs vol.4では、第4インフラ事業部のSAAYAさんにお話を伺ってきました。
自身が残す“log=軌跡の記録・気づき”を紐解き、その人のウラガワにある強さや信念、思考など、見えない哲学をカタチにする、ドキュメンタリーシリーズです。
主人公はALHではたらき、そのキャリアを築いているたくさんの仲間たち。
その多種多様な知識や技術、経験が生み出したlogにフォーカスします。
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“SAAYA”について
ー本日はよろしくお願いします。それではまず初めに、ご自身について教えてください。
第4インフラ事業部でグループ長をしているSAAYAです。
現在は金融系のシステムをオンプレミスからAWSへ移行するプロジェクトに参画しています。
構築チームのリーダーとして、*Terraform(テラフォーム)での構築や変更管理対応のほか、単体・結合テストの仕様書やスクリプト作成などを担当しています。
本プロジェクトにはALHから他に5人が参画中で、その中の4人のフォローやタスクの振り分けなども行っています。
*Terraform(テラフォーム):HashiCorp社によって開発された、Infrastructure as Code(ITインフラ構築・運用をコード化すること)ツールの一種。
ー今までのキャリアについて教えてください。
前職はユニフォームメーカーに勤務していました。
営業事務を経験後、生産管理と企画営業を兼務し、採用面接や社長秘書業務も経験しました。
前職での受注システムの改修でエンジニアの方にお世話になったことが転職のきっかけです。
SAAYAの“5logs”
log1.わからないことは素直にわからないと言う
ーそれでは1つ目のlogを教えてください。
1つ目のlogは「わからないことは素直にわからないと言う」です。
知ったかぶりしても良いことはなく、むしろ「わからない」と素直に言ったほうが周りの人のフォローを受けることができ、より良い結果を残せるからです。
「エンジニアとしてプロジェクトに配属されているから、基本的な事を聞くのは恥ずかしいかな…」と思うこともあるかもしれませんが、スキルは人それぞれなので気にする必要はありません。
大切なのは「わからない」で終わらせず、不明点を調べた上で詳しい方から教えていただいたことをしっかりインプットし、着実に自分のモノにすることです!
ーそのlogにいたったエピソードはありますか?
前職での話にはなりますが、配属当時は社会人1年目で何もわからなくて、経理担当の方に怒られることが沢山あったんです。
その怒られた時に「事前に相談していいよ」「分からなかったら聞いていいよ」と言ってもらえたことがありました。
そこでわからないのを自分の思い込みで勝手に進めるよりも、素直に「これは分からないです」と伝えて疑問点を解決して進めた方がいい結果を残せて、結果的に相手にも迷惑を掛けずに済むということがわかりました。
それからはわからないことは素直に言うようにしています。
ただし、同じ質問を何回も繰り返してしまうのは良くないので、説明をしてもらったことは次にしっかり繋げることを意識しています。
log2.積極的に雑談する
ーでは2つ目のlogを教えてください。
2つ目のlogは「積極的に雑談する」ことです。
もちろん雑談をしすぎて仕事が手に付かない状況は良くないです。
そういうことではなく、雑談できるということはそれだけの関係性ができているということだと思います。
そういった関係性を築くためにコミュニケーションラインを形成することを心がけていますし、そういった関係性の中での仕事は円滑に進むことが多いです。
ーそのlogにいたったエピソードを教えてください。
今まで参画してきたプロジェクトで、会議や朝礼などのかしこまった場所では知れない「組織にとっては重要だけどまだ具体的に決まってないこと」に関して、雑談の中で知れたということがよくありました。
事前に重要な情報を知ることができると準備出来たりするし、関係性が構築できていた方が単純に仕事がやりやすかったです。
log3.ちょっとした違和感を無視しない
ーそれでは3つ目のlogについて教えてください。
3つ目のlogは「ちょっとした違和感を無視しない」ことです。
これは対人関係でも仕事中にも言えますが、何かちょっとでも「あれ?」と違和感を感じるようなことがあれば絶対そのままにせず聞いたり、少し立ち止まってみたりするようにしています。
結果何もなければそれで良いけど、大体は何か問題があることが多いです。
ーそのlogにいたったエピソードを教えてください。
これも前職での話なんですが、オフィスで一緒に仕事をしていた先輩がいつもなら率先して電話を取っていたのに取らなかったり、ひざ掛けをいつもより上の方まで掛けていた事がありました。
明らかに様子がおかしかったので声を掛けてみたら高熱があって、でも「自分が休むとその分の仕事量が他の人に回るから申し訳ない」と無理をして会社に来ていました。
その際「私頑張るんで帰ってください」と伝えて帰ってもらったんですけど、結局重大な病気だったんですよね。
やっぱり無理しちゃう人って結構いるので、少しでも違和感があったら一応確認するようにしています。
業務に関しては、あたりまえですがいつもと違うログや挙動が出た時にしっかり確認することをを心がけています。
log4.ちゃんと周りを頼る
ーでは4つ目のlogを教えてください。
4つ目は「ちゃんと周りを頼る」ことです。
仕事量が多い時に1人で抱え込んで最終的に手に負えなくなってしまって、結局周りに大きな迷惑を掛けてしまうよりは、適度に余力のある人を頼るほうが絶対に良いと思っています。
ーそのlogにいたったエピソードを教えてください。
実際に今までのプロジェクトで周りを頼れずに抱え込んで手に負えなくなってしまった人を見たことがありますし、周りを頼るのが上手な人ほどうまいこと仕事やってるなと思うことが多かったので、そういう人を見習っています。
あと、もしドキュメントを作る時に自分一人で考えた案で作成を進めてレビューの段階で周りの人の認識との齟齬が判明したら1からやり直しになったりしますよね。
さっきの違和感を無視しないことにも繋がりますが、そういう事が発生しない為にも適度に周りに意見聞いて頼りながら業務を進めることが大切だと思っています。
log5.持っている知識は惜しげもなく共有する
ーでは最後に、5つ目のlogを教えてください。
5つ目のlogは「持っている知識は惜しげもなく共有する」ことです。
私自身、今まで色んな先輩に色んなことを質問させてもらったり、教えてもらったりしながら成長してきたので、後輩にも同じ様に自分の知識を還元してあげたいです。
人に教えることで自分の知識の定着にも繋がりますし、今度は成長した後輩たちがそのまた後輩たちにも同じように知識を還元してくれるんじゃないかなと思っています。
その循環が生まれることが理想的だと思います。
ー実際どんな風に知識の共有をしているんですか?
プロジェクト先で後輩に教えることはもちろんですが、技術に関してのアウトプットや勉強会の場を設けて知識共有をしています。
例えば、以前私が所属する部署でGCU Summitという形で技術発表会を企画しました。
そこでは、私が実際に参画したプロジェクトのエピソードを交えつつ、AWSに興味を持っている人や勉強している人のモチベーションが上がるように、AWSの勉強をすることがエンジニア人生にどういったメリットを与えるのかという話をしました。
SAAYAの“過去から未来”
ーそれでは最後に、ALHに入社してから現在まで、ご自身が辿ってきたキャリアとこれからのビジョンについて教えてください。
ALHにはIT未経験で入社して、インフラエンジニアとしてキャリアスタートしました。
当時は前職とのギャップに苦戦しつつ、1日でも早く戦力になれるように頑張りました。
具体的には分からない単語が出てきたら直ぐ調べて、次出てきたときには分かるように心がけたり、担当が決まっていないタスクには積極的に手を上げて、色々な経験を早く積めるようにしていました。
その後、初めてAWSの案件に参画しました。
そこでAWSを自分の強みにしようと考え、プロジェクト業務の傍らでAWS認定資格取得にむけた勉強に励みました。
現在はInfrastructure as Codeの知見を深めているところです。
Terraformを導入しているプロジェクトを複数経験し、構築チームのリーダーをしています。
大体5年後くらいには今取り組んでいる事の経験を活かして、開発言語でのコーディングにも挑戦したいと考えています。
そして10年後くらいには、インフラと開発の垣根を越えて活躍できるようなフルスタックエンジニアとして活躍したいです。
vol.4は、第4インフラ事業部のSAAYAさんでした。
素直さを大切に業務や後進育成に励むSAAYAさんの様子がうかがえるとても素敵なlogでした。
5logsではこのように、ALHの色々なキャリアをもった社員にフォーカスして仕事のヒントを聞き出していきます。
このシリーズで取り上げる様々な5logsが、仕事で躓いたり悩んだりしているあなたの「新たな仕事のヒント」になると幸いです。
Vol.5もお楽しみに。