【エンジニア1年目の歩きかた #03】聞く力と調べる力が身についた
エンジニア未経験で入社した社員の軌跡を追う「エンジニア1年目の歩きかた」
第3弾は開発統括部第6開発事業部所属のRYOKIさんです!
異業種を3年ほど経験されたのち、開発エンジニアとしてALHに入社。
現在はプレイングマネージャー(グループ長)として活躍されています。
そんなRYOKIさんの入社から現在までの軌跡を振り返っていきます。
RYOKI
ALH株式会社 開発統括部所属。
21年中途入社。主にバックエンドの開発をしています。
大好きなスノボに行けない日々…早く冬よ来い!
ALHに入社する前
ー本日はよろしくお願いいたします! 早速ですが、入社前のALHへの印象を教えてください。
転職エージェントからの事前説明や実際にHPを見た感想として、年齢に関係なく、色々なことに挑戦させてくれそうな会社という印象を持っていました。
福岡や名古屋など事業所の全国展開が進んでいたので、今後の成長性の高さも感じましたね。農業事業も珍しくて良いなと。
オフィスがおしゃれなのもポイントが高かったです。笑
ー選考前から好印象を持っていたのですね。面接ではどう感じましたか?
面接は一問一答のような形式的な質問ではなく、私自身に興味を持って話を一つひとつ深ぼってくれているなと感じました。
「社員に寄り添ってくれそう」「個々を大切にしてくれそう」という印象を持ち、入社を決めました。
研修期間の歩き方
ーそんな期待値高めで入ったRYOKIさんですが、期待通りの会社でしたか?
期待を裏切られました、良い意味で笑
明るい方が多そうだというのはCANTABILEを見てわかってはいたのですが、寡黙な方も多いと聞くエンジニア業界で、ここまでしっかりとコミュニケーションがとれる方ばかりとは。
あとは研修がとても丁寧で、こんなにしっかりと育ててもらえるんだなと驚いたことを覚えています。
ー読者の皆さんも気になると思うので、ご自身が受けた研修内容について教えてください。
わかりました!
私が受けた当時とは変わっている点もあるかと思いますが、お話ししますね。
まず研修期間が2か月間と長めに設定されています。
最初の1か月はインプットメインでネットワークやプログラミング言語、DB、テスト等の基礎的な部分を固めていきました。ビジネスマナーや会社の理念、自分自身への理解を深める研修もありましたね。
ALHで用意している教育資料をもとに「売り上げ集計システム」や「簡易Twitter」を作成し、行き詰まった時に研修コーチ陣に質問するような形の研修が行なわれました。
その後、一緒に研修を受けている方と協力して、成果物の作成をしていました(当時は簡易掲示板など)。
ーじっくり行われる研修とのことですが、受講する上で意識していたことはありますか?
「自主的な振り返り」です!
研修ではかなり多くの情報をインプットします。
時々自分で振り返る時間を持たないと忘れていくんですよね。
研修後半では、これまでインプットした知識を基にアウトプット課題に取り組むので、忘れていることが多いと対応できません。忘れないように時々振り返る習慣をつけておくことが大切です。
あと、受け身で取り組んでも知識や経験は身につかないと考えているので、「教えてもらう」というより「行き詰まったら助けてもらう」というスタンスで研修に臨んでいました。
ー素晴らしい心がけですね!
好きで選んだ仕事なので、1日中学べる研修は毎日が楽しくて、とても前向きな気持ちで過ごしていたことを覚えています。
ーつらかったことや失敗してしまったことなどはありましたか?
つらかったことはないですが、注意を受けたことはあります。前職ではお客さんと話すことがない環境だったこともあって、私は言葉遣いに関して指摘をいただきました。
ALHのエンジニアはお客様と話をする機会が多いので、失礼のない言葉遣いができるようになる必要があります。
早急に改善する必要があったので、日々の研修の中で同期やコーチをお客様と思って失礼のない言葉遣いができるよう訓練しました。
かしこまり過ぎて変な言葉遣いになってしまうこともありましたが、訓練の甲斐あってこれまでクレームや注意を受けることもなく働けています。
初プロジェクト参画時の歩き方
ーインタビュアーとしても、RYOKIさんはとても丁寧な言葉でお話いただいていると感じます! 続いて初めてのプロジェクト参画時についてお聞きかせください。
保険系の大規模なシステム改修案件に、詳細設計から結合テストまでの工程で参画しました。
配属から半年間はAPIの改修とテストをしていました。
ー当時、業務にあたるうえで意識していたことはありますか?
自分で調べて、それでも分からないものはわからないので、抱え込まずに質問をするようにしていました。聞く相手の時間を奪ってしまうことにもなるのですが、何時間も手が止まるほうが勿体ないので。
でも、毎日のように先輩に質問していたら、ある日、自分の質問の仕方について指摘を受けてしまって。
ー質問しすぎだと?
いえ、「聞くことはウェルカムだけど、聞かれた側の視点に立てていない」とのことでした。
自分が今何の作業をしていて、何の知識がなくて、何に困っているのか、質問に答えてくれる側に必要な情報をわかりやすく端的に伝えないと、答えようがないということでした。
「前提条件は自分の中にしかない」ので、まずはそれを相手に伝える力や努力が必要なんだと学びました。
その後は質問する前に5W1Hを整理したり、質問内容を自分が正しく認識しているかを再確認してから質問するようにしました。
配属半年~1年目の歩き方
ー続いて、仕事に慣れてきた半年以降についてです。環境やスキルなど、変化はありましたか?
配属先は変わらず、引き続きAPIの改修やテストをしていました。
現場のシステム理解も深まり、自分のタスクは自分である程度こなせるようになっていましたので、他の方のタスクで手伝えるところを探して、全体の進捗率向上に貢献できるように意識して行動していました。
ー入社半年ですでに周囲を思いやる行動を開始していたんですね!
そう言ってもらえると嬉しいのですが、苦労したこともあります。
案件先では他社のエンジニア含めて多くの方との協働が必要になります。
コミュニケーションを積極的に取ってくれる人もいれば、挨拶をしても返答をくれない人もいて。
うまく関係性が築けず、その人に聞けばすぐに解決することなのに質問できずに何時間もかけてしまったことがありました。
ー他社エンジニアの方との関係性構築は難しいですよね。工夫していたことはありますか?
業務で関わる人に対しては、とにかく何でも良いのでコミュニケーションをとってみることにしました。
挨拶は必ずするようにしていたし、機会があれば少しだけ雑談を振ってみることも。
少しでも交流経験があれば、いざ質問が必要になった時の心理的ハードルがぐっと下がります。
ー現在はグループ長として5人の部下を束ねるポジションに就かれています。グループ長になって業務内容や考え方に変化はありましたか?
グループ長の業務としてメンバーのマネジメント(目標設定や、キャリア相談等)や、社内情報の共有などを行なっています。役職に就いたのが初めてだったので、メンバーとの接し方やマネジメントの仕方については悩むことがありましたが、上司や他のグループ長の方に助けて頂いていたのでなんとか乗り越えられています。
面談などを通じてメンバーたちの今後のキャリア観について話を聞くのですが、自分が考えたことがなかったキャリアの方針等が出てくることがあります。
自分以外の方の考えを聞く中で、自分自身の選択肢も広がっているように感じています。
また、グループ長になってからは現場での動き方や、メンバーのプロジェクト選択等に「ALHの利益」を含めて考えるようになったと思います。
ーグループ長としての今後の目標は?
自分のグループにいるメンバーが、思い描いているキャリアを歩み、高めたいスキルが身につく環境に付けるよう、うまくマネジメントしていけたら良いなと思います。
最後に
ーセカンドキャリアとしてエンジニアを選んでみていかがでしたか?
大変なことも多いですが自分は好きでこの仕事を選んでいるので、日々幸せです。
学べば学ぶほど分からないことが増えていくし、何も理解できていなかったなと思うことも多いですが、前より出来る様になっている実感を得られる瞬間は「やってて良かった」と感じます。
ー最後に、これからエンジニアを目指す人にアドバイスをお願いします!
考えたり何かを作ったりするのが、嫌いや苦手ではないなら、「文系・理系」といった枠組みは気にする必要はないと思います。
最初から何もかもできるようになるのは難しいと思うので、「昨日よりはできる」を目指して少しずつ成長していければ十分かなと。
どれだけ経験年数が増えても、分からないことはたくさん出てきます。
「いつになったら調べずにできるようになるんだ…」と落ち込まず、「何も分からないけどとりあえず調べてみるか」くらいの気楽さで取り組んでいくのが大事だと思います。
Vol.3は開発統括部のRYOKIさんでした。
研修に対する姿勢や質問の仕方、他社エンジニアとのコミュニケーションなど、これからエンジニアを志す方にとって、参考になるお話だったのではないでしょうか。
エンジニア1年目の歩き方ではこのように、IT未経験からエンジニアとして活躍している仲間たちの等身大の経験談をお届けしていきます。
エンジニアに挑戦することへの不安が少しでも解消されたら嬉しいです。
vol.04もお楽しみに✨