社員インタビュー

【5logs.vol.9】部下たちには「私は変えられる存在」と捉えてほしい

著者近影
KOHEI

こんにちは!ブランディングGです。

今回は福岡事業所FE2の部長として多くのメンバーを束ねるHIROAKIさんにお話を伺ってきました。

『5logs』とは?

自身が残す“log=軌跡の記録・気づき”を紐解き、その人のウラガワにある強さや信念、思考など、見えない哲学をカタチにする、ドキュメンタリーシリーズです。
主人公はALHではたらき、そのキャリアを築いているたくさんの仲間たち。
その多種多様な知識や技術、経験が生み出したlogにフォーカスします。

HIROAKIについて

-本日はよろしくお願いします! まず初めに大学からALHに入るまでの経歴を教えてください。

九州大学芸術工学部では音響設計について学びました。音に関する設計全般が学習範囲で、必修科目で楽曲制作や聴覚医学なども学んだんですよ。

卒業後は建材メーカーに就職して、防音建材や24時間換気システム等の開発を担当していました。

大きな不満はなかったのですが、色々な要因やタイミングが重なって、26歳でエンジニア未経験としてALHに飛び込むことにしました。

-大きな方向転換ですね! 経緯が気になります。

私が配属された部門が自分にとって馴染みのない地域にあったんですよ。職種的にリモートワークも難しかったので、これは当分ここでの生活が続くなと。

加えて業界的にも着工数が伸び悩んでいたので将来性に不安を感じていました。

それで「そろそろ福岡に戻りたい」「キャリアチェンジも視野にいれなければ」と考え始めたタイミングで、大学時代の友人のMASANORI君に「ALHに来ないか」と声をかけてもらったんです。

プログラミングは学生時代に少し触ったことがあったし、信頼できる友人が誘ってくれるならと思い、選考を受けてみることにしました。
※のちにもう一人同級生がALHにジョインしています。3人のリファラル採用に関する記事は近日公開予定

-転職活動では他社も受けられたのですか?

受けなかったです。

MASANORI君から「エンジニア未経験の方向けに手厚い研修がある」「凄い勢いで会社が伸びている」と聞いており、実際に自分でも同業他社と比較して「確かに」と思えたので。

ALHだけ受けて転職を決めました。

-続いてこれまでのALHでのキャリアについてお聞きします。

聞いていた通りの手厚い研修を受けた後は、某大手通信キャリアの料金明細計算システム開発のプロジェクトに参画しました。このプロジェクトは丸3年続きました。

-3年!それはかなりの長期間ですね。その間に役割の変化などはありましたか?

色々ありました。プロジェクト先では2年目から完了までの約2年間、チームリーダーを任せていただきました。

プロジェクト全体で40~50名のエンジニアが参加しており、その中で製造チーム、設計チーム、試験チームの3つのチームがあり、私は10~15名ほどの設計チームのリーダーを務めました。

期間は長かったのですが、2~3カ月スパンで短期のリリースを繰り返していたので、いちエンジニアとしてもチームリーダーとしても、本当に色々な経験をさせていただきました。

社内では入社から1年半ほど経った頃にグループ長に抜擢いただいて、5名前後の部下のマネジメントも行うようになりました。

23年9月から部長職に就任し、現在は複数のグループ、25〜~30名のエンジニアを統括しています。

-チームリーダーやグループ長、そして部長になったことで見えてきたことや気付いたことなど、ぜひ5つのlogで伺っていければと思います!

HIROAKIの5logs

log.1 リーダーと言えど「常にカッコ良い存在」である必要はない

スマートに何事もこなしていくリーダーはカッコ良い。しかし、泥臭く行動し、時には周囲を頼ることができる潔さもリーダーに必要な要素です。

-そのlogにいたったエピソードを教えてください。

学生時代には学級委員や生徒会長、部活やサークルの幹部などリーダー業務を務める機会が多くありました。当時は弱みを見せないリーダーシップが正解だと思っていた部分もあったのですが、社会人になると話は変わってきます。

設計チームのリーダーを務めた際に、周りのメンバーを助けようと必死になり「なんでも自分が解決しなければ……!」という意気込みでサポートをおこなっていた時期がありました。

でも、結果として自分の体力がもたなくなって。

それがきっかけで、周囲に助けを求めることや、権限を移譲していくことの大切さを覚えていきました。
すべてを自分だけでやる必要はなく、困ったときには素直に「力を貸してほしい」と言えるリーダーになることで、周りを巻き込んで成長していくことができるようになったと感じています。

log.2 ギアを入れるタイミングを見極めない(力の入れ具合を調整しない)

「これくらいの作業・タスクだったら、自分だったらこれくらいのギアでいいかな...」と見極めず、最初からトップギアで行動をしていったほうが良いです。
力加減して取り組んでしまうと、視野や可能性が拡がらないし、力をセーブしていることは周囲にも伝わります。自分自身の成長にもつながりません。

-そのlogにいたったエピソードを教えてください。

「HIROAKI君は見積もりがうまいよね、だけどそれでは成長しないよ。60%くらいでやれそうだなーって思ったらそれ以上力出さないでしょ?」と事業本部長のSHINTAROさんに言われたのがきっかけです。核心を突かれた気がしてハッとしました。

自分の経験値基準で見積もって、ギアを調整する癖がついていたのです。

プロとして手を抜いていたわけではないのですが、「調整」していたのは事実。そういうのは周りにも伝わるし、自分の可能性も狭めてしまいます。

-可能性を狭めるとはどういうことでしょうか?

例えば60%の力でゴールまでの道のりを見積もって進めた場合、最短ルートでゴールまで進むことになります。それだと新たな発見や気づきは得にくい。

でも最初から全開で行くと時間的に余裕が生まれて、改善の余地を探ったり、違うアプローチを考えたりすることができるようになります。
すると今までやったことがないことに挑戦する機会がもてるようになって、成長にも繋がっていく、というわけです。

部下の中にも慣れてくると私同様にギアを加減しようする人がいるので、トップギアで取り組むようにアドバイスしています。

log.3 目標は大きく、解像度は高く

目標を小さくしてしまうと行動が限られてしまいます。大きな目標を持つことで、実現に向かった行動・計画の幅が拡がり、視野・自由度が広がっていくからです。

-そのlogにいたったエピソードを教えてください。

例えば事業部の計画を立てる際に、福岡では5年先の未来を描きました。これが仮に1年後の数字しか考えていないと、その先の行動も制限されてきてしまいます。

どうしても目先のことを気にしてしまい、その後のリスクや可能性に気付けなくなってしまいます。

部長職を経験していく中で、今まで以上に数字を目にする機会が多くなり、色々な可能性を潰してしまうのはよくないと思い、この考えに至りました。

log.4 まずは「変えられるもの」から変えていく

環境要因など、自分の力でどうにもならないことに時間を割いても何も変わりません。
仕事を効率的に進めるためには、どこに時間と労力を割いていくのかを見極めないといけません。

-そのlogにいたったエピソードを教えてください。

何か課題にぶち当たった時に、変えたい要素や要因全てに対して行動しようとすると、時間も労力も足りなくなって途中で挫折してしまうことがありました。

そこで、自分がどう頑張っても変えられないものや、自分が動かなければ絶対に変わらないものを区別していったところ、優先順位の整理や取捨選択ができるようになり、行動のしやすさが圧倒的に変わっていったのです。

あと、部下たちには私のことは「変えられること」として認識してほしいと考えています。最初から「部長は絶対○○だから無理だ」なんて考えないでほしい。

私のことは変えられるし動かせる。なので、どんどん私を利用してほしいです。

log.5 適度な責任感を周囲に伝搬させていく

一人一人に程よくストレッチのかかるタスクや役割を与えていくことによって、個人及び組織として成長が期待できるようになります。

-そのlogにいたったエピソードを教えてください。

私は「人に寄り添うマネジメント」を行っていきたいと考えていたのですが、初めのころはそれが「負荷がかからないようなマネジメント」になってしまっていました。

負担がかからず心地よかった方もいたかも知れません。

しかし、ALHは成長を求めて飛び込んでくる方が多いですし、もしかしすると、私のマネジメントは成長機会を減らしていたんじゃないかと。
考えることによって人は成長していくし、上司がフォロー出来る範囲なら時には失敗しても構いません。

まずは色々と挑戦してもらって、フォローやフィードバックを適切におこなっていくことが、メンバーと自分が一緒に成長する秘訣なんだなと認識を改めました。

それ以来なるべくメンバーには挑戦機会を提供して、私やグループ長がフォローしていくスタイルをとるようにしています。

-5つのlogをお話しいただきありがとうございます。視座や視点が変わっていったエピソードが多かったですね。
HIROAKIさんはグループ長から部長に上がるにあたり、心境や視座、業務にはどのような変化がありましたか?

実は部長職就任のお話をいただいたときにかなり悩んだんです。グループ長になった段階で裁量と責任のうち、責任の部分の重さを痛感していたので、

これが部長ともなると……その責任と向き合う覚悟が決まりませんでした。
でも創業者の畠山さんと事業本部長のSHINTAROさんからも「ぜひやってほしい」と言っていただき、腹を括りました。

いざなってみると、業務面では数字を意識する場面や時間が圧倒的に増えました。
会社を成長させるために、業績を上げるために……、悩んだときは同じタイミングで部長になったFUMIYAさんや、年の近いKAZUTOSHIさんによく相談しています。

また、部下の人数が一気に増えたため、今まで以上に多様な価値観を持つ方たちと接するようになりましたし、グループ長を介して色々なことを伝えていく必要も出てきたので、これまでとは異なるマネジメントの手法を試していっている段階です。

-最後に2つ質問です。まず、HIROAKIさんがALHに居続ける理由はなんでしょうか?

まだまだALHでやりたいことが沢山あるからです。

20代の頃は自分の力だけで何とかしようと思う癖があったのですが、今は仲間の力、会社の力を借りてできることが本当に沢山あるなと思っています。ALHを活用して、面白いことをもっとたくさんやってみたい。

あと、ALHは温かい人が多いので、居場所として心地よくて好きだからというのもありますね。

オフィスが好きなので、週2回程は用がなくても出社してます(笑)。部活動やイベントごとも増えてきたし、アットホームさや一体感は人数と比例して高まっていっていると思います。

-今後の目標を教えてください。

直近1年で言うと、部長職という責任の重い役職に慣れていきたいです。

福岡事業所の成長にしっかりと貢献して、それこそ「HIROAKIさんがいないと回らない」と言っていただけるくらい、組織の役に立てる存在になりたいです。

数年先の目標というか方針として、部長職、管理職が板についてきても、近寄りがたかったり相談しにくかったりするような、遠い存在にはならないように、堅苦しくなく話せる存在でい続けたいと思っています。

Vol.9は福岡事業所のHIROAKIさんでした。

システムエンジニア未経験で入社し、4年目で部長職に抜擢されたHIROAKIさん。ALHでは、彼のように早くから責任ある職に抜擢されるケースも少なくありません。

プロジェクトリーダーやグループ長、部長など、裁量や責任ある立場に挑戦してみたい方はぜひALHへの活躍の場として検討してみてください。

5logsではこのように、ALHの色々なキャリアをもった社員にフォーカスして仕事のヒントを聞き出していきます。

このシリーズで取り上げる様々な5logsが、仕事で躓いたり悩んだりしているあなたの「新たな仕事のヒント」になると幸いです。

Vol.10もお楽しみに。

この記事を書いた人

著者近影

KOHEI

ALH株式会社 採用戦略部 ブランディングチーム所属。
進学情報誌の編集者→検索サイトの編集者・ライター・ちょっとWebディレクター

リモートワークOKの環境になってから体調がとてもいい感じ。 このライターの他の記事を見る

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