【ALH×SHIFT】『採用応募者の可能性を発掘するWebテスト』開発ストーリー<前編>
こんにちは。採用広報部です。
突然ですが、みなさんはご自身が得意とする・適正の高い仕事は何かを把握されていますか?
転職活動をされる方が採用選考を経て新たな会社でリスタートを迎える際、入社する方と受け入れる会社双方で、適正が高い仕事についてお互いがしっかり認識した上でお仕事をスタートすることで、高いパフォーマンスが発揮できるのではないでしょうか。
ALHは毎年150%以上の成長を継続しており、毎月数多くの仲間を迎え入れています。
そして今現在も求人募集に対し沢山の応募をいただいておりますが、その採用選考の中で『採用応募者の可能性を発掘するWebテスト』※1 を導入し、活用しています。
このテストは、圧倒的な採用力で急成長中の株式会社SHIFT 能力開発部所属の野島さんにご支援いただき完成しました。
今回は野島さんを含む、Webテスト制作に携わった皆様に制作秘話を語っていただきます。
※1 合否を決めるものではなく、求職者様の業務に関するポテンシャルを明確にするためのテスト
メンバーのご紹介
株式会社SHIFT能力開発部 検定開発室
野島 治輝(のじま はるき)<写真中央>SHIFT入社後は社内のステップアップ制度(教育・検定)の立ち上げから関わり、主に検定開発の責任者として活動を統括。現在は能力開発部にて社内展開で得たノウハウを基に、検定の開発から効果的な活用までのサポートを、部門、グループ会社、顧客へと展開中。
ALH株式会社 事業本部長
SHINTARO<写真右側>営業部、管理部を経て地方ブランチ創設の為、福岡、名古屋を立上げを経て、現在は全社のエンジニア組織を統括する事業本部長を担当。
ALH株式会社 人事本部 人材戦略統括部 事業人事部長
REIKO<写真左側>ALH入社後は法人営業を経験後、中途採用専任としてジョブチェンジを果たす。現在は面接官育成や戦略設計、マーケティング施策実施など、中途採用全体を統括する事業人事部部長を担当。
開発に至った背景
REIKO:本日はよろしくお願いいたします。
野島・SHINTARO:よろしくお願いします。
REIKO:まず初めに、ALHがWebテストを導入するに至った課題や背景についてお話ししていきたいと思います。
以前のALHでは属人的に採用業務を行なっていて、我々の中で課題感がありました。
SHINTARO:そうですね。
福岡や大阪、名古屋などの地方に事業所を拡大していったこともあり、面接に数多くの社員が関わるようになっていきました。
そんな中で"明確な採用基準”の必要性について考えるようになりました。
REIKO:各事業所ごとに選考内容も異なっていましたよね。
それぞれ選考で見ている観点も違っていました。
更に、採用フローのどこでどんな点が課題になっているのか?を我々が察知することができなかったので、採用活動に於けるPDCAを回しづらい状況でした。
SHINTARO:本当にその通りでした。
私は「入社された方の適正と、実際にやりたい仕事は本当にマッチしているのか?」と疑問に思うこともありました。
一般的にエンジニアはプログラマーからキャリアスタートし、システムエンジニアにステップアップしていくというキャリアパスがセオリーだと考えられていました。
しかし、実際はプログラマーやシステムエンジニア、テストエンジニアなどそれぞれが得意とする業務の特性は大きく異なるという事をALHに入社される数多くのエンジニアを拝見する中で感じていました。
REIKO:私もSHINTAROさんと同様に、今までエンジニアのキャリアとして常識だと考えられていた事が年々変化していると感じていました。
入社後に受けていただくプログラミング研修の進捗が良い方もいれば、進捗が思わしくない方もいます。
しかし、プログラミングが苦手でも、別の業務で高いパフォーマンスを発揮し、マネージャーとしてキャリアアップする方が一定数います。
そういったことから、個々人の能力を要素分解して業務の適性を見つけ出す事が大切なのだと感じました。
こういった事を、SHINTAROさんとは数年前から議論させてもらっていました。
SHINTARO:そうでしたね。
エンジニアの業務適正について議論を重ねていく中で『採用業務の属人化』『エンジニアのキャリアパスの見直しが必要』といった課題が浮き彫りになり、ALHの採用を抜本的に変えていかなければいけないと考えるようになりました。
そして、この課題に対するアプローチ方法を検討していた時に、SHIFTの野島さんにご相談させていただきました。
REIKO:ALHは2017年にSHIFTグループにジョインさせていただきました。
私は、当初から圧倒的な採用力を持っていたSHIFTさんから採用について学び、そのノウハウを活かしてALHを成長させていきたいと考えていました。
そして、2021年の10月頃に野島さんと初めてお話をさせていただいた際に、採用応募者の適正を測るWebテストの開発が課題へのアプローチ方法として有効だと感じ、ALHでも開発をすることになりました。
そこからWebテスト開発に関するミーティングを毎週オンラインでさせていただいています。
実は今日、このように野島さんと対面でお話しするのは初めてなんです!
野島:そうですね、ようやく初めてリアルでお会いできましたね!
お仕事では1年以上ご一緒させていただいているので、何だか不思議な感じです。
改めてよろしくお願いします(笑)
SHIFTが創り上げたWebテスト、『CAT(キャット)検定』とは?
REIKO:実際に、SHIFTさんは採用選考に『CAT検定』と呼ばれるテストを活用されています。
野島さん、これはどういった検定なんでしょうか?
野島:私がCAT検定を語り出すとそれだけで1日経ってしまいそうなので、本日は概要の部分をお話ししますね!(笑)
詳細についてはSHIFTが運用している技術ブログでCAT検定について説明している記事があるので、こちらをご覧になってみてください。
SHINTARO:野島さん、いきなり宣伝ですか?(笑)
野島:少しでも多くの方にCAT検定の記事とSHIFTの技術ブログをご覧いただきたかったので(笑)
ブログのPVも稼げると嬉しいなと。
SHINTARO・REIKO:(笑)
REIKO:この記事をご覧になっている皆さん、ぜひSHIFTの技術ブログをご覧になってくださいね!
野島:すみません、そろそろ真面目に説明しますね(笑)
先ず前提として、SHIFTでは仕事に於けるポテンシャルの事を『素養』と呼んでいます。
入社してからエンジニアとして成長できるかに関しては、入社時に持っている知識や技術よりも素養が大きく関係しています。
そのため、素養がある業務に対しては高いバフォーマンスを発揮できるという事はみなさんに共通して言えます。
そういった素養を測る事ができるのがCAT検定です。
社内でエンジニアとして活躍している人と同じような方がご入社されれば、同様に活躍ができるという事はみなさんにもご想像いただけるかと思います。
このCAT検定の概念はとてもシンプルで、SHIFTでパフォーマンスを発揮している・成長している人が持っている能力を要素分解して分析を行い、検定化したものです。
この記事をご覧になっているみなさんはあまりピンとこないかもしれませんが、人の能力は定量化することができるんです。
CAT検定で大切なプロセスは、能力を徹底的に分解して、社内で活躍できる人材の概念を固めるということです。
SHINTARO:素養を測ることができると、実際に入社される方もご自身の得意な仕事を認識できて、更に伸ばしやすいというメリットがありますよね。
そして、得意な仕事が明確になることで、仕事に対するストレスも軽減できるのではないでしょうか。
野島:私もそう思います。
世の中的にはジョブ型の人事評価制度が徐々に増えつつありますね。
SHIFTの人事評価制度では個人がどのような能力を持っていて、社内でどのような役割を担っているか、更に実際の個人の売上と紐付けて評価をしています。
そして、SHIFTではトップガン教育制度(以降、トップガン)という教育カリキュラムの受講・検定を経て、上位職へのステップアップ・年収アップを目指せる制度があります。
余談ですが、この制度名はあの映画のもととなった、米海軍のトップパイロット養成機関の通称「TOP GUN」が由来と聞いてます。
トップガンについても、SHIFTの技術ブログに詳しく説明している記事がありますので、こちらもご覧になってみてください。
REIKO:実際にトップガンに合格された方は年収が大幅に上がるとうかがいました。
社内にそういったキャリアアップに挑戦できる仕組みがあるのはとても魅力的ですよね。
SHINTARO:そうですよね。
エンジニアは経験年数で年収を測られることが多いですが、教育カリキュラムの受講と検定に合格することによって1つ上の上位職にステップアップできる仕組みは画期的だと思います。
野島:ありがとうございます。
トップガンは、SHIFTの“圧倒的に成長できる企業文化”を大きく特徴付ける制度かもしれませんね。
SHIFTでは、何か新しい施策を計画する際に上層部から『出口戦略はどうなっているのか?』という事を口酸っぱく言われます。
確実に成果を出すために、『検定によって出た結果をどのように活用し、売上にどの程度影響するのか?』までを考慮したうえで検定を設計し、出口となるゴールを明確にするように心がけています。
そして、ALHさんにお声がけいただいた際、CAT検定やトップガン開発で培った活躍人材の能力を要素分解し、定量化するプロセスがALHさんのWebテスト開発のお役に立てればと思いご支援させていただくことにしました。
SHINTARO:昨今の採用マーケット激化に伴い、ALHの採用活動もハードになってきました。
そんな中、野島さんに聞いたSHIFTさんの能力開発の考え方にとても共感しました。
Webテスト開発において、野島さんという非常に強力なサポーターが付いてくれることになり心強かったです。
野島:そのようにおっしゃっていただいて光栄です。
現在、IT分野はトレンドであり、ジョブチェンジをしようと考えられている方も多いうえ、エンジニア未経験の方の可能性を発掘する入社テストを実施している企業はまだ少数です。
なのでこのテストは、激化した採用マーケットの中で競合他社より1歩リードできるものだと思っています。
REIKO:そうですよね!
ALHには未経験でもエンジニアとしてキャリアスタートして活躍できる教育カリキュラムがあるので、可能性を発掘するWebテストとの相乗効果は高いと思っています!
野島さんにご協力いただき、ALHにもWebテストを導入することができて本当に良かったです。
前編の記事ではALHの『採用応募者の可能性を発掘するWebテスト』の開発背景と株式会社SHIFTのCAT検定等のお話を中心に語っていただきました。
後編ではWebテスト開発プロセスや効果についてお話しいただきましたので、後編もぜひ楽しみにお待ちくださいね。