社員インタビュー

【5logs Vol.12】35名を率いたPM経験は公私ともに活きている

著者近影
KOHEI

こんにちは!ブランディングGです。

今回は福岡最初のエンジニア3名の1人でもあり、現在は社内ではFE4の部長職、プロジェクト先では35名程のチームのPMを務めるKOTAROさんにお話を伺ってきました。

『5logs』とは?

自身が残す“log=軌跡の記録・気づき”を紐解き、その人のウラガワにある強さや信念、思考など、見えない哲学をカタチにする、ドキュメンタリーシリーズです。
主人公はALHではたらき、そのキャリアを築いているたくさんの仲間たち。
その多種多様な知識や技術、経験が生み出したlogにフォーカスします。

 

-まずはALH入社以前のご経歴からお伺いします。

九州産業大学機械工学科を出た後、就職せずにフリーターとしてアルバイトで生計を立てていました。

-なぜ就職しなかったのですか?

若かったんでしょうね。何とかなるだろうという思考で自由に暮らしていました。
でも、大学の同期たちがしっかり働いている姿を見て、そろそろ自分も就職を考えないとなーと思い、まずはITスクールに通うことにしました。

そのITスクールというのが当時ALHのグループ会社が運営しており、卒業のタイミングでALHに誘っていただいたんです。
その後はほぼ同期入社のTOSHIHIROさん、KEISUKEさんと3人で孤軍奮闘する日々が続きました。
※3人の出会いから福岡事業所設立までの話はこの記事で詳しく語られています。

福岡事業所ラプソディ すべてはこの3人からはじまった

2024.4.22

-ラプソディでは伺っていないことを聞いていきたいと思います。まず、部長になられたのはいつでしょうか?

あの記事でほぼほぼ語りつくしていますよね(笑)。
部長抜擢は2022年です。以前から挑戦したいとは思っていたので「ついに来たか」と思いました。

-なってみてどのような変化がありましたか?

グループ長のときは自分の部下たちの半年後や1年後の成長について考えることが多かったのですが、部長になると思考の順序が変わりました。

会社が数年後、より成長するためには、グループ長たちやその部下たちにどう成長してもらわないといけないのか? というような流れで考えるようになりました。会議で話す内容も大きく変わりました。

-KOTAROさんは部長職以外に、プロジェクト先でPMを務められています。これはいつからですか?

これも2年ほど前からです。以前から同じプロジェクトでリーダーを務めていて、お客さんから指名でPMをやってくれと依頼をいただきました。
ALHから100名ほどが参画しているプロジェクトで、私はそのうち35名ほどのチームのPMを務めることになりました。

-PMとしてどのような業務をされているのですか?

毎月1回リリースがあるので、1カ月スパンで要件定義からリリースまで早いサイクルで回しています。
PMとして進捗管理はもちろん、課題が起きたときの対応などもスピーディかつ正確に対応しなければいけません。

複数のチームが横断的に関わっている開発で、私のチームはちょうど間に入っている立ち位置なので、他チームとの調整や連携も大変です。

-PM経験はご自身にどのような影響を与えていますか?

目的を達成するために行動計画を立て遂行・管理していく経験は、システム開発だけなく、自社内の取り組みにも役立っています。ALHでは半期毎に組織力向上のためにアクションプランを策定し実行しており、そこでもPM経験が活きています。
あとは、プライベートでもタスク遂行能力があがった気がします(笑)。

-PMとしてお仕事をする中でどういったことにやり甲斐を感じますか?

開発工数が大きく工期も長い大規模案件において、自分がPMとして案件の推進、管理を行い、無事リリースまで出来たときの達成感ですね。

また、プロジェクト管理だけではなくシステム仕様や機能配置をチームメンバーの力を借りながら決めていけることも醍醐味だと思っています。これはつまり、ALHのチーム全員で仕様を決めたということ。

自分たちだけでできる領域が広がっていくことを直に体感できるので、モチベーションに繋がっています。

-プロジェクトをマネジメントする立場の経験は、あらゆる所で活きてきそうですね!
ここからは5つのlogについて伺っていきます。

KOTAROの5Logs

Log.1 イマジネーションを働かせる

システム開発に限らず、あらゆる仕事をするうえで大切にしていることだし、「デキる人」の共通項だと感じているからです。

-そのlogにいたったエピソードを教えてください。

例えばシステム開発を進める中で、リーダーから指示されたとおりに作業をするのではなく、作ったシステムが使われる場面や、画面の出方、完成したら誰がどう助かるのか、などを想像することで、より良いものができるようになります。

ときにはお客様の想定を上回るものを納められることも。

ALHには、私がPMや上長としてメンバーや部下に仕事を振ったときに、「なんでこのタスクを振られたのか」「KOTAROさんはこう言っていたけど、こうするとさらに良くなるのではないか」と想像力を働かせて動いてくれる人が多いです。

一方で、想像力を働かせるには経験値や情報収集力も必要です。知らないと想像できないこともありますから。

まだエンジニア歴が浅い方の場合は、経験を積んでいくことと、積極的なコミュニケーションによる情報収集から頑張っていってほしいと思います。

Log.2 無駄なものなんてない

エンジニア歴10年になった今、これまでを振り返って無駄だと思える業務は1つもないからです。

-そのlogにいたったエピソードを教えてください。

ALHは平均年齢28歳と若い方が多い会社です。皆さんまだまだこれからなのに、焦っている方が多い印象を受けるんですよね。
「早く結果を出さないと」「早くこのスキルを身に着けないと」「遠回りなんてしてられない」などなど。

では20代の自分はどうだったかというと ……がっつり焦っていました(笑)。

同僚と比較したり、「すぐに結果を出さなければ」「変化の激しいこの業界についていけるのか」と不安を感じたり、フリーター時代とは打って変わって焦りを感じるようになっていました。

そんな中振られたタスクが、一万行のコードを書かなければいけないものだったんです。
当時の私は、「こんな無駄な作業はやってられない」「もっと成長できることがしたい」と考えていました。

でも、この作業をするときに無意識のうちに「なんでやる必要があるんだろう?」「こういうコメント残したらあとで役に立つかな」など、イマジネーションを働かせていたんですよね。

この経験がlog.1を意識するきっかけになったんです。

Log.3 大袈裟に捉える

良いなと思ったことは大袈裟にとらえて、とことんポジティブに受け止めたり、賞賛したりするようにしています。

-そのlogにいたった理由を教えてください。

感謝や驚きなどのリアクションは大きいほうが、自分も相手も楽しく嬉しい気持ちになりますよね。

私はALHの大好きな仲間たちと、笑顔で仕事していたいので、「大袈裟ですよ」と言われたとしても、気にせずオーバーリアクションを続けていきたいと思っています。

Log.4 会社もメンバーも大切にする

部長として、会社の業績とメンバーの幸せとのバランスをとらないといけません。どちらかに意識が行き過ぎて、もう一方をないがしろにしないように気を付けています。

-そのlogに至った理由を教えてください。

私は大袈裟に部下の頑張りを称えた結果、彼らを喜ばせたい、幸せになってほしい、という気持ちが高まりがちです。
でも部長職という立場上、事業の成功を優先しなければならず、部下の希望にこたえられないこともあります。

そんなときは、納得感をもって業務に励んでもらえるように動機形成のサポートをしなければいけません。
「今回は我慢してくれ」なんて伝え方をしても納得感は得られません。

「長い目で見ればキャリアのプラスになる」「今回の経験が今後どう活きてくるか」など、部下のことを真剣に考えたうえで言語化して説明しなければいけません。

そこでもっとも重要になってくるのが、日頃からのコミュニケーションだと思っています。

「この人が言うならそうなのかな?」「自分のことを思って言ってくれているのだろう」

そんな風に受け止めてもらえるように、部下やメンバーたちとのコミュニケーションは大切にしています。まだまだ十分ではないと思っているので、反省の意味も込めて述べました。

Log.5 人生は上がり下がりがある

私自身ALHに入ってからのこの10年、何度も上がり下がりを経験してきました。
長いサラリーマン人生には上がり下がりがあるものです。

-そのlogにいたったエピソードを教えてください。

福岡事業所ラプソディでも触れているのですが、グループ長に抜擢されるまでは自分のことにだけ責任を負っていれば良かったので、そこまで思い悩むことはありませんでした。

ところが部下ができてから自分の役割や動き方をうまく掴むことができなくて、ずっと誰かの足を引っ張っている感覚が続いた時期がありました。

やる気がないわけじゃないんです。

気持ちの変化や環境の変化、役割の変化などが重なって、思い悩んでしまいました。

でも、当時の事業所責任者であるSHINTAROさんや部長のSHOさんや同期のKEISUKEさんが「きみには無理だったね」と私を見放すことはありませんでした。

SHINTAROさんは私がこの壁を乗り越えられるようとことん向き合ってくれました。毎週2~3時間付き合ってもらっていた時期もあります。

周囲も今が正念場だと思って、堪えて待ってくれた期間だったと思っています。

当時の私のように誰しも「上がり下がり」はあるので、自分がしてもらったように部下やメンバーたちのことも長い目で見て、伴走してあげたいと思っています。

-最後に今後の目標を教えてください。

福岡事業所は200名を超える規模になりましたが、その反動で人数が少なかったころのような一体感を維持するのが難しくなってきています。整備が追い付かず一部に負荷が集中してしまったり、属人的な面がケア出来ていなかったり……直近では、そういう課題を一つ一つ解消していき、福岡事業所の礎をつくっていきたいと思っています。

3~5年後にはALH福岡事業所の新しい強みが出てきていると思います。

例えばこの分野に強いとか、このフェーズに強いとか。

それを九州全体に認知してもらって、より大きな案件を獲得していけるようにしていきたいですね。

さいごに

vol.12は福岡事業所FE4のKOTAROさんでした。

会社や仲間への愛情や情熱を隠すことなく語ってくださるので、少年漫画の主人公のような純粋な方だなーと想いながら取材を進めていきました。

彼の温かい人柄が少しでも読者の皆様に伝わっていたら幸いです。

5logsではこのように、ALHの色々なキャリアをもった社員にフォーカスして仕事のヒントを聞き出していきます。このシリーズで取り上げる様々な5logsが、仕事で躓いたり悩んだりしているあなたの「新たな仕事のヒント」になると幸いです。

Vol.13もお楽しみに。

【5logs.vol.9】部下たちには「私は変えられる存在」と捉えてほしい

2024.5.1

【5logs.vol.10】安定志向で銀行員になった僕がITベンチャーに飛び込んだ理由

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2024.5.30

この記事を書いた人

著者近影

KOHEI

ALH株式会社 採用戦略部 ブランディングチーム所属。
進学情報誌の編集者→検索サイトの編集者・ライター・ちょっとWebディレクター

リモートワークOKの環境になってから体調がとてもいい感じ。 このライターの他の記事を見る

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